使用済み燃料輸送容器キャスク

またもや、実際に使用済み燃料の搬出の仕事に携わっていた石澤治彦さんからの情報提供だ。

企業名などディテールがすごく、これまでどの専門家が語ってきたことより詳しく、僕らにとって有益だ。

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では、石澤さんの発言だ。

『簡単に使用済み燃料が搬出されるまでの流れ。

燃料棒には識別番号があり、使用済み燃料はラックのどこに入るかなど計画的に作業が進められる。東電100%出資会社の東電環境は原子炉から使用済み燃料を取り出し、ラックへ収納する。ラックに収納された使用済み燃料はフランスへと輸出される訳だが、その作業をやっていたのが●●運輸。

使用済み燃料を原子炉から取り出すときは、燃料交換機(現在の燃料取扱機)でコンピューター制御(一部手動)で東電環境が行う。

使用済み燃料を取り出すときに、チャンネルボックスを取付ける訳だが、この時に使用済み燃料が熱変形している物があり、チャンネルボックスが上手くはまらない事がある。

しかし原子炉から取出さないと新燃料を入れる事は出来ない。チャンネルボックスを無理にでも取り付け、、使用済み燃料を取り出す必要があるのだ。

それをラックに収納する時も、変形した使用済み燃料が引っかかり、素直に入らない。ここでも無理やり入れる事が必要になる。

ラックに収納された使用済み燃料は、フランスへ輸出される。

ラックに収納された使用済み燃料は、輸送容器である「キャスク」に入れ、建屋内から搬出される訳だが、かなりの危険作業だし、装置や労力も大変。東電環境がやっている使用済み燃料取り出しのように、コンピューター制御で簡単には出来ない。

そこで今度は●●運輸がラックから1本ずつ使用済み燃料をキャスクに取り出し、水中でキャスクの蓋を乗せ、その状態で吊り上げる。

蓋のナットを取り付け、キャスクの除染はアトックスと言う業者が行う。

除染が終わり、●●がキャスクを天井クレーンで5階から1階に下ろす。キャスクにはトラニオンと言う移動用の突起が上2箇所下2箇所があり、トレーラーへ下2箇所が着床したら、トレーラーがバックしてキャスクを斜めにする。少しずつバックをして、上側のトラニオンがトレーラーの受けに着床する。

それで搬出、船積みまでが●●の仕事。』

大変良くわかる説明ですね。石澤さんが作業に従事されていた時期の企業名もきちんと出ていて、分担されていることがよく分かります。

その上で少しまだわからないことがあったので聴いてみました。

『座間宮:
この作業1つ辺りにどれくらい時間がかかるのでしょうか。

石澤治彦:
キャスク水中からあげてからなら1日
ラックからキャスクに入れるの1日

座間宮 ガレイ:
じゃあ、キャスク1つあたり、丸2日かかるととらえていいのですね。
ちなみにキャスク1つには、使用済み燃料は何本入るのですか?

石澤治彦:
通常のは22本

座間宮 ガレイ:
通常ではない場合とはどんな場合ですか?

石澤治彦:
HZキャスクと言うのがあり、それだと17本
22本入るキャスクけと17本までのキャスクがあります
使い分けていた理由はフランスでの受取り量の関係だと思いますが、私は良くわかりません。』

石澤さんへの質問があったらコメントでどんどん書いてみて下さい。

僕が代わりに聞いておきます。

※あなたはどう思う? 感想をコメントで教えてほしい。

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