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【グラニュース】


楢崎「弱者の意地」 11位攻防戦必勝誓う

2013年11月20日 紙面から

練習で気迫のセービングを見せるグランパスのGK楢崎=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(木村尚公撮影)

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 名古屋グランパスのGK楢崎正剛(37)が19日、次節の柏戦(23日・豊田ス)をプライドを懸けた“11位攻防戦”と位置づけた。11位のグランパスに対し、柏は勝ち点1差の12位。優勝争いとは全く無縁の中位対決だが、楢崎は「今のウチには意地しかない」と強調した。

 グランパスと柏。優勝からもアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内の3位からも遠く離れた両チームの対決がひそかに熱を帯びてきた。10年優勝のグランパスに対し、柏は11年王者。近年のJリーグを引っ張ってきた両雄が「11位」という何とも微妙な順位をめぐってぶつかる。

 楢崎は「今のウチには意地しかない。(勝った)横浜M戦もそうだった」。首位いじめを完遂した前節を引きあいに、あらためて必勝を誓った。

 Jリーグで同じような順位にいるとはいえ、グランパスと柏で状況は天と地ほど違う。グランパスはACLには出場できず、ナビスコ杯でも予選リーグで敗退。一方の柏はACLで日本勢最高の4強入り。ナビスコ杯では優勝を果たした。

 楢崎は「今年を振り返り、どっちが充実していたかは明らか。柏は強いからタイトルを取った。リーグで低迷したのはACL参戦で過密スケジュールになったのが一因では」。不安定なグランパスに対し、柏には強さがあると語った。

 勝てば賞金圏内の7位も見えてくるが、「ウチは賞金に値する戦いをしてきたのか」と楢崎。弱者であることを認めつつ、気持ちを表に出して難敵・柏に勝ちきると決意を語った。

 19日には柏戦に備えたフォーメーション練習がみっちり行われた。守護神が望む熱い11位攻防が、来年への道しるべにもなる。 (木村尚公)

 

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