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110番通報事件

ご無沙汰しておりました!

倒れておりました・・・。

いやー、今回は長く倒れました。


凡才が倒れている間にですね、事件が起こりましたよ。

凡才がオフクロー食堂を開いていたので、

そのお礼の「パパゴリラ食堂」というのが開かれましてね、

これは毎回、オフクロー食堂開催後、パパが開いてくれる食堂なのです。

一応、頑張った凡才へのお礼ということで開かれるのですが、

実のところは、オフクロー食堂の天才くんからの評判が非常に良いので、

パパが悔しくなるみたいなんですよね。

俺の料理の方がうまいだろ!と思うようで・・・

天才くんから「パパゴリラ食堂のほうが美味しいね」という一言を

引き出したいがために開かれるものなんですね。



その日は、パパが

「よし!ママ、今日は俺がパパゴリラ食堂を開く!今日はすき焼きだ!

これから天才くんと二人で買い出しに行ってくるからママはおうちでゆっくりしているんだ!」

と、大変意気込んで出かけていったのですよね。


すき焼きか・・・嬉しいなと凡才はおうちでワクワクしていたのですが、

3時間経っても帰ってこないわけです。


・・・・一体どこまですき焼きの材料を買いに行ったの。

と、少々疑念を抱いていました。


するとですね、凡才の携帯が鳴りまして、パパからなんですね。

パパ、どこまで買い物に行っちゃったの?

と聞くと、

「買い物はまだしていない・・・」

と言うわけですよ。

え?何で?

「車、当て逃げされたんだよ・・・。」

えっ!?怪我は!?

「怪我はない。」

で、今はどういう状況なの?

「ジジイが俺にぶつけて、逃げたから10キロ追いかけて捕まえた。

今、警察がやっと来て、ジジイと話してる。

ジジイ、ぶつかってないって言うんだぜ?どういうことだよ!」

・・・!!!

10キロ追いかけた?

「ジジイがぶつけてないって言い張って、警察を呼んだから待ってろって言ってんのに、

うるせぇ!ちょっとぶつけるくらい、いいだろ!と吐き捨てて逃走したんだよ。」

「こいつ、何キロ逃げる気だよと思って距離はかったんだよね。10キロ逃げたぜ。」

・・・そうなんだ。


「なんか俺、ジジイを怒鳴りつけてたら、近隣住民の方に男が二人路上で口論になっている

って110番通報されたみたいなんだけど。。。」


・・・・・・・!!!!!!!!!!!!

通報された!?


「うん。いや、警察の人には全然怒られなかったんだけど、通報されたみたい。」


・・・・・・絶句。


「ジジイが全然認めないし、これから10キロ戻って現場検証だよ・・・」


・・・・・・そう。

・・・・・・とりあえず、そのおじさんを恐喝、恫喝などして逮捕されないように、

心を静めて、大人しく帰ってきてください。


「わかった。」



・・・・・・なんてことだ・・・・・・・。



結局、1時に出かけていって、7時過ぎに帰ってきましたよ・・・。

ちゃんとすき焼きの材料は買ってきていました。

が、凡才、パパが通報されたと聞いていますから、食欲減退。

ほとんどすき焼きを食べられず・・・。



パパ、どのくらいそのおじさんを怒鳴ったんだね?

「・・・・かなり攻撃した。」

・・・通報されるくらいだもんね・・・相当だったんだろうね・・・

そのパパの怒鳴りを天才くんの目の前で展開したんだね?

「・・・・そうだ。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

10キロ追いかけてさらなる事故にあったらどうするんだね。

「事故にならない追走の仕方をした!」

警察の人に追いかけるなと言われなかったのかい?

「・・・言われたが、盗難車だったら困るだろ。だから追いかけた。

ジジイの車のナンバーもジジイの顔も写真撮っておいたんだけど、逃がすわけにいかないだろ。」

当て逃げするような人物は、凶器を持っている怖い人かもしれないじゃないの。

そのおじさん凶器を持っているタイプではなかったようだけど、

子連れでそんな危ないことをしていいと思っているのかい?

「凶器なんか持ってたら全力でぶちのめしてやる!」

・・・・・・・・・・・。



・・・・・・・全然伝わらない・・・・・・。

凡才の言いたいことが全然伝わらない・・・・・・。



凡才、心からガッカリ・・・。



天才くんは当てられた時くらいにトイレに行きたいと言っていたそうなのですが、

パパがおじさんと激論になり、

おじさんが逃げ、パパがおじさんを罵倒しながら追いかけ、

パパが怖すぎるのでもうそれ以上言い出せず、トイレを我慢したまま10キロ過ごし、

おじさんが観念して止まり、パパがまたおじさんと激論になり(ここで通報された)、

ようやく警察の人が来た時にトイレ限界をむかえ、

「パパ・・・ぼくトイレ・・・」と泣きそうになり、

・・・・!!!!トイレのことを忘れていた!!!とパパはようやく思い出し、

近くにトイレがないので、警察の人に連れられて、ご近所でトイレを拝借したそうです・・・。




天才くんは「パパがあんなに怒鳴るのは初めて見た・・・。怖くて震えた・・・。」

と言っていました・・・。








・・・・・・・・凡才、つくづく思いました。

天才くんを教育するより、パパを教育する方が圧倒的に難しいなと。



世のお父さんたち!凡才旦那のようになってはいけませんよ!!



ちなみに当て逃げおじさんは警察の人に問われても認めず、

現場検証で傷がぴったりなのに認めず、

いい加減にしないとそろそろ逮捕するよ的なことを言われてようやく認めたそうです。

おじさんは保険に入っていなかったのです。

なので、逃げ、否認していたようです。

おじさんとの間には示談が成立し、凡才家の車はしばらく入院しました。

今はもう、退院しています。



事故、怖いですね。

事故後の対応も怖いですね・・・・。

何より、凡才旦那が怖いですよね・・・・。



後に書きますが、

旦那は次の日、家庭内で事件を起こし、凡才にしこたま怒られて、ようやく反省することになるのです。














このドリル、面白いですよ。


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