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19 Nov 2013 22:05

2013.11.18 22:52

31歳の女性、自宅で餓死か 腐敗進み一部がミイラ化

 18日午前11時40分ごろ、大阪市東淀川区にある集合住宅の一室で、「妹が死んでいる」と親族の男性から110番があった。東淀川署員が現場で女性の死亡を確認。遺体は腐敗が進んでおり、一部がミイラ化していた。

 東淀川署は、この部屋に住む職業不詳古川美幸さん(31)とみて身元を確認。電気やガスが止まり、冷蔵庫に食料がないことから、餓死した可能性もあるとみて司法解剖して死因を調べる。家賃も滞納していたとみられる。

 東淀川署によると、古川さんは7月、親族に、金銭的に困窮していると訴えていた。10月中旬には、古川さんと2人暮らしだった母親(65)と連絡が取れないのを不審に思った管理会社の担当者が東淀川署員らとともに確認すると、室内で倒れている母親を発見した。

 母親は大阪市内の医療機関に入院しているが、東淀川署は当時、別の部屋に古川さんがいた可能性もあるとみて、母親から事情を聴く。

 古川さん宅は台所と2部屋があり、遺体は押し入れに敷かれた布団の上であおむけに倒れていた。古川さんらと連絡が取れないことを心配した親族が18日に訪れ、合鍵で中に入った。(共同)