小山の強盗傷害:中国籍の男3人、起訴内容認める /栃木
毎日新聞 2013年11月19日 地方版
小山市の民家で夫婦を殴り現金などを奪ったとして強盗傷害などの罪に問われた茨城県古河市、農業手伝い、魏文凱(ぎぶんがい)被告(27)ら中国籍の男3人に対する裁判員裁判の初公判が18日、宇都宮地裁(松原里美裁判長)であった。被告らはいずれも起訴内容を認めた。
起訴状によると、魏被告らは他の5人の男らと共謀し、昨年11月26日午後10時ごろ、小山市中久喜、農業手伝い、徐旺(じょおう)さん(当時29歳)=中国籍=方に窓を外すなどして侵入。木製のくいなどで徐さんや妻(当時28歳)を殴り、現金約34万円を奪った、などとしている。徐さんは頭蓋骨(ずがいこつ)骨折などの重傷、妻は10日のけがをした。
冒頭陳述で検察側は「8人がかりで、凶器を使って何度も殴った。暴力行為は危険で、結果も重大」と非難。弁護側は「このような結果を招いてしまったことを深く反省している」として寛大な判決を求めた。【加藤佑輔】