鶏卵加工、中国に新会社設立へ ファーマフーズ
ファーマフーズは日韓の食品大手と提携し、鶏卵加工製品の製造販売会社を年内にも中国で設立する。高品質、高機能を売りにした各種卵を取りそろえ、食の安心・安全への関心が高まりつつある中国市場を開拓する。
鶏卵生産で国内最大手のイセ食品(埼玉県鴻巣市)と韓国食品大手のプルムンと合弁事業契約を結んだ。中国・北京市内に合弁会社「北京デリカ食品」を設立する。資本金は約3億円。出資比率は明らかにしていない。将来的に年商約10億円を目指す。
来年4月に事業開始予定で、日本国内のコンビニで販売しているイセ食品の半熟卵や温泉卵、おでん用卵などを中国で生産。プルムンの販売網を活用し、北京市と天津市のコンビニやスーパー、外食などに供給する。
ファーマフーズは3年前から、瀋陽市内の地元鶏卵メーカーと組み、水溶性ビタミン(B群)の一種「葉酸」を多く含む機能性卵を販売している。今回の合弁会社について「中国の富裕層向けに販売を拡大していきたい。ゆくゆくは自社の葉酸卵も提案していく」としている。
【 2013年11月19日 10時50分 】