2013年11月19日10時13分
【ワシントン=行方史郎】米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「MAVEN(メイブン)」が日本時間19日未明、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。来年9月に火星に到着予定。上空を周回しながら大気観測や太陽から飛んでくる粒子の測定などを行う。
火星は現在、大気圧が地球の100分の1以下で、地表の平均気温は零下53度。だが、30億年以上前は暖かく、地上を液体の水が流れ、空は厚い大気に覆われていたと考えられている。NASAの研究チームは「火星から大気や水が失われた経緯や気候変動に及ぼした影響を解明したい」としている。
火星では現在、無人探査車キュリオシティが、生命が存在した証拠となりうるアミノ酸などの調査を続けている。
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