血祭謙之介(NWD)のブログ『とあるプロレスラーがモノ申す』

このブログは、
ブログ主の落書きの稚拙さをお楽しみ頂く為、
邪魔にならない程度の、
差し障りの無い文字の羅列をお楽しみ戴くページです。


テーマ:
血祭謙之介(NWD)のブログ『とあるプロレスラーがモノ申す』-131110_0418~01.jpg

三橋貴明氏のブログにて取り上げられ、賞賛されておりました脇雅史参議院議員の国会質問ですが、違和感を感じた部分がございましたので、アップ致しますね。



その前に、今回のOPです。

『joan jett dirty deeds done dirty cheap』
http://www.youtube.com/watch?v=s-312lVPnhY&sns=em



==========引用開始==========

(前略)

 総理は、10月1日に、消費税の引き上げを発表されました。

 そして同時に、大胆な経済対策で景気回復を確実なものにすることにより、経済再生と財政健全化の両立は可能だと宣言されました。

 私は、この勇気ある決断に、深く敬意を表します。

 どんな状況下でもリスクを負って努力をしなければ、道は開けません。

 日本経済がデフレのまま、縮小均衡を続けていけば、いずれ破綻することは明らかです。

(中略)

 戦後の復興期、そして高度成長期から70年代まで、我が国は、先進国に追いつけ追い越せ、という目標を持って走り続けてきました。

 そして80年代からバブル期には、どうやら追い付いたのではないか、いや追い抜いたかもしれない、そういう気持ちになったわけです。

 しかし、我が国の政治は、その後の目標を提示できませんでした。

 どんな国家にしたいか、という目標を提示できなければ、どういう方向に努力していいかわかりません。

 目標を見失った我が国は失速し、それから長きにわたるデフレに突入してしまったのです。

 そして今、再びその国家目標を作ろうというのが国土強靭化です。

(後略)



【source:自民党HP『国会トピックス 第185回国会における代表質問 脇 雅史 参議院幹事長 平成25年10月17日』https://www.jimin.jp/policy/parliament/18525/122600.html】

==========引用終了==========



この脇雅史参議院議員も、
「消費税増税しても財政出動すれば大丈夫」
という事を考えている事が、よく分かります。



すなわち、
「安倍首相を“闘えない首相”に追い込んだ一人」
という訳ですね。



更に、
「我が国の政治は、バブル崩壊後の目標を提示出来なかったから、長きに渡るデフレに突入してしまった」
と仰る訳ですね。



(◎◇◎)エッ..?

デフレの深刻化は、精神論ですか?



「日銀無罪」
を言いたいのでしょうか?



取り敢えず、マネタリーベースの様子を見てみましょうか。



【表1 マネタリーベース(平均残高)の対前年同月比の推移】
1985年 1月…+ 9.43%
1985年 2月…+ 6.87%
1985年 3月…+ 7.92%
1985年 4月…+ 6.74%
1985年 5月…+ 7.13%
1985年 6月…+ 6.76%
1985年 7月…+ 6.80%
1985年 8月…+ 6.60%
1985年 9月…+ 5.91%←22日 プラザ合意
1985年10月…+ 6.49%
1985年11月…+ 4.77%
1985年12月…+ 6.67%
1986年 1月…+ 5.17%
1986年 2月…+ 7.00%
1986年 3月…+ 5.93%
1986年 4月…+ 6.30%
1986年 5月…+ 7.71%
1986年 6月…+ 7.74%
1986年 7月…+ 6.18%
1986年 8月…+ 6.13%
1986年 9月…+ 6.41%
1986年10月…+ 6.78%←12日 広島東洋カープ セ・リーグ制覇
1986年11月…+10.72%
1986年12月…+ 8.74%←バブル景気スタート
1987年 1月…+ 9.13%
1987年 2月…+11.53%
1987年 3月…+11.97%
1987年 4月…+11.64%
1987年 5月…+12.51%
1987年 6月…+12.46%
1987年 7月…+13.76%
1987年 8月…+14.57%
1987年 9月…+14.89%
1987年10月…+15.92%←19日 ブラックマンデー(米国)
1987年11月…+10.33%
1987年12月…+10.37%
1988年 1月…+10.34%
1988年 2月…+10.62%
1988年 3月…+11.58%
1988年 4月…+12.73%
1988年 5月…+12.62%
1988年 6月…+10.45%
1988年 7月…+11.18%
1988年 8月…+10.48%
1988年 9月…+10.93%
1988年10月…+10.65%
1988年11月…+10.40%
1988年12月…+ 9.17%
1989年 1月…+11.28%
1989年 2月…+11.60%
1989年 3月…+10.82%
1989年 4月…+10.87%
1989年 5月…+10.61%
1989年 6月…+11.18%
1989年 7月…+10.49%
1989年 8月…+11.82%
1989年 9月…+11.00%
1989年10月…+11.63%
1989年11月…+11.61%
1989年12月…+12.63%←29日 日経平均株価史上最高値(38,957円44銭)
1990年 1月…+12.86%← 4日 株バブル崩壊(下落スタート)
1990年 2月…+11.60%
1990年 3月…+10.78%←総量規制
1990年 4月…+13.30%
1990年 5月…+ 9.83%
1990年 6月…+ 9.40%
1990年 7月…+ 9.83%
1990年 8月…+ 8.68%←公定歩合を6%に引き上げ
1990年 9月…+ 8.95%
1990年10月…+ 6.93%← 1日 日経平均株価2万円割れ
1990年11月…+ 6.60%
1990年12月…+ 6.65%
1991年 1月…+ 5.09%
1991年 2月…+ 2.69%
1991年 3月…+ 4.10%
1991年 4月…+ 0.39%
1991年 5月…+ 2.16%
1991年 6月…+ 3.42%
1991年 7月…+ 2.06%
1991年 8月…+ 1.43%
1991年 9月…+ 0.91%
1991年10月…+ 0.73%←13日 広島東洋カープ セ・リーグ制覇
1991年11月…▲ 1.55%
1991年12月…▲ 2.81%←20日 総量規制解除
1992年 1月…▲ 3.23%───┬───
1992年 2月…▲ 1.87%   │
1992年 3月…▲ 4.03%   │
1992年 4月…▲ 3.99%   │
1992年 5月…▲ 3.27%   │
1992年 6月…▲ 3.88%   ↓
1992年 7月…▲ 3.14%土地バブル崩壊
1992年 8月…▲ 2.41%   ↑
1992年 9月…▲ 2.12%   │
1992年10月…▲ 1.26%   │
1992年11月…+ 1.15%   │
1992年12月…+ 1.44%───┴───
1993年 1月…+ 1.30%
1993年 2月…+ 2.72%
1993年 3月…+ 2.67%
1993年 4月…+ 3.29%
1993年 5月…+ 4.41%
1993年 6月…+ 3.54%
1993年 7月…+ 3.69%
1993年 8月…+ 3.27%
1993年 9月…+ 3.39%
1993年10月…+ 4.89%
1993年11月…+ 3.82%
1993年12月…+ 3.73%
1994年 1月…+ 4.59%
1994年 2月…+ 4.22%
1994年 3月…+ 4.69%
1994年 4月…+ 4.55%
1994年 5月…+ 4.21%
1994年 6月…+ 3.99%
1994年 7月…+ 4.57%
1994年 8月…+ 4.86%
1994年 9月…+ 6.50%
1994年10月…+ 4.75%
1994年11月…+ 4.31%
1994年12月…+ 3.98%
1995年 1月…+ 4.82%←17日 阪神・淡路大震災
1995年 2月…+ 3.92%
1995年 3月…+ 4.09%
1995年 4月…+ 4.43%
1995年 5月…+ 3.77%
1995年 6月…+ 4.66%
1995年 7月…+ 4.13%
1995年 8月…+ 4.27%
1995年 9月…+ 4.57%
1995年10月…+ 6.15%
1995年11月…+ 7.60%
1995年12月…+ 6.07%
1996年 1月…+ 7.73%
1996年 2月…+ 9.13%
1996年 3月…+ 8.72%
1996年 4月…+ 8.87%
1996年 5月…+ 8.58%
1996年 6月…+ 9.73%
1996年 7月…+ 8.43%
1996年 8月…+ 8.14%
1996年 9月…+ 7.89%
1996年10月…+ 7.24%
1996年11月…+ 7.40%
1996年12月…+ 7.31%
1997年 1月…+ 7.71%
1997年 2月…+ 6.90%
1997年 3月…+ 7.57%
1997年 4月…+ 6.71%
1997年 5月…+ 6.80%
1997年 6月…+ 7.43%
1997年 7月…+ 7.11%
1997年 8月…+ 7.52%
1997年 9月…+ 7.28%
1997年10月…+ 7.22%
1997年11月…+ 9.37%
1997年12月…+ 9.90%
1998年 1月…+ 9.16%
1998年 2月…+10.14%
1998年 3月…+ 9.00%
1998年 4月…+ 9.31%
1998年 5月…+ 9.57%
1998年 6月…+ 9.40%
1998年 7月…+ 8.30%
1998年 8月…+ 8.95%
1998年 9月…+ 9.17%
1998年10月…+ 9.78%
1998年11月…+ 6.94%
1998年12月…+ 3.97%
1999年 1月…+ 3.58%
1999年 2月…+ 4.92%
1999年 3月…+ 6.23%
1999年 4月…+ 7.00%
1999年 5月…+ 7.69%
1999年 6月…+ 6.43%
1999年 7月…+ 7.85%
1999年 8月…+ 7.33%
1999年 9月…+ 7.44%
1999年10月…+ 6.88%
1999年11月…+ 7.45%
1999年12月…+14.20%
【データ出典:日本銀行『時系列データサイト』http://www.stat-search.boj.or.jp/】



バブルが崩壊後、特に“総量規制”以降、日銀の金融政策は実にpoorでcheapなモノかが、よく分かります。



当時は、
「日銀の独立性」
は存在しておりませんでしたので、大蔵省や政府が、
「日銀への指示・指導を怠った」
と申しましても、過言ではございません。



すなわち、
「政府が目標を提示出来なかった」
という、その対象は、
「国民へ」
ではなく、
「大蔵省や日銀へ」
という訳ですね。



現在は黒田東彦日銀総裁や岩田規久男日銀副総裁を先頭に、
「異次元の金融緩和」
を実施しております最中ですので、その辺のダメージは、或る程度緩和出来るかと思います。



ただ、気になりますニュースが、こちら↓です。



==========引用開始==========

『中曽日銀副総裁:消費増税後も2%への道筋へ、「追加緩和必要ない」』



 日本銀行の中曽宏副総裁は9日午後、松江市内で記者会見し、来年4月の消費税率の引き上げ後も
「ならしてみれば、経済ないし物価情勢は2%の実現に向けた道筋をたどっていく」
とした上で、
「今すぐ追加緩和のようなものが必要だとは思っていない」
と語った。

(後略)



【source:http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MUDYG86JTSEI01.html】

==========引用終了==========



はい、
「サボタージュ宣言」
です。



この、やる気の無い日銀副総裁を捻じ込んだのが、麻生財務相だと言われております。



麻生財務相は、
「お金の流れ」
に関しましては理解は有るのでしょうけど、
「マクロ経済」
に関しましては、ご理解されていらっしゃらないのではないでしょうか?



もっとも、その様な事を記しますと、2010年7月30日のインタビュー動画を持ち出して来る訳です。

『【 デフレ脱却 】 日本に今必要なのは財政再建ではない 【 麻生太郎 】』
http://www.youtube.com/watch?v=TgwlcjfWKNw



一方で、今年の7月23日の記者会見のコメントを無視します。



==========引用開始==========

(前略)

デフレ対策上、一挙に上げるとと言われる話をされておられるのかね、あれは。意味がよく分からないんですが、私達に言わせるとむしろ上げなかった時の方のフリクションというのは、これは少なくとも国際公約に近いものになっていますから、そういったものを変えることの方がよほど大変な影響を受けるという、国際金融がちょっと分かっていれば、どうもよく理解できませんけどね、予定どおりやらせていただきたいと思っています

(後略)

【source:http://www.mof.go.jp/public_relations/conference/my20130723.htm】

==========引用終了==========



安倍首相を批判し、
「安倍は新自由主義者」
「安倍は売国奴」
となじり、安倍首相の支持者を、
「安倍信者」
「ポリアンナ」
とレッテルを貼る連中こそ、
「麻生信者」
「麻生ポリアンナ」
という事になる訳ですね。



では、EDです。



OPでは洋モノの女性アーティストを持って来ましたので、EDは日本の女性アーティストです。

『Zwei - DISTANCE PV』
http://www.youtube.com/watch?v=fGIETuHqyZ8&sns=em











皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
コメント(54)ペタいいね!(0)
PR

[PR]気になるキーワード