化粧品についてのHADO的な考え方

はじめに
「化」粧品という言葉、私はあまり好きではありません。先ず、化けるという意味合い。
派手というよりも奇抜な化粧をしている10代の若い女性をみかけます。中学生位の若い女性が油性マジックでアイラインを書いているところも見たこともあります。まさに、化けているのです。瑞々しい肌を持った彼女らが派手な化粧をする必要性があるのでしょうか?
勿論、男として、綺麗な女性を見るのは好ましいことではあります。女性として美しさを追求することも否定はしません。
ただ言いたいことは、「化」学薬品を肌に塗り、「化」ける行為をすることが非常に残念と感じます。

化粧品の安全性とは?
メーカーサイドから見て、食品、化粧品は先ず、腐らないこと、形状の変化がないことが大条件となります。これが、メーカーサイドから見た安全性なのです。要するに、販売した商品がクレームにならないことが、安全性なのです。腐らないことについては、食品以上です。食品は、長期間保存可能な物もありますが、開封したら2,3日です。開封して1年以上のクリーム、乳液など化粧品の世界では不思議なことではありません。また、通常交わらない水と油から出来ているクリーム、乳液の形状が長期間保持出来ること。
化粧品の世界では常識的なことかもしれませんが、食品や一般常識からすると非常識な世界です。全ては、防腐剤、パラベン、フェノキシエタノールなどの「化学」成分の働きなのです。

「保水性」と呼ぶもの
保水性とは、肌の水分を保つことです。市販されている化粧品の多くは、乳液、クリームに含まれる油分がその役目をしております。一般的に油分としては、パラフィン油と呼ばれる鉱物油が用いられております。肌に油をコーティングさせ、応急的に保湿させる、乾燥から防ぐことが一般的に「保水性」と呼ばれる行為なのです。
化粧品で肌がつるつるになる行為も成分的な特性よりも油、乳化液の物性的な特性が多くを占めております。
最近、便利性からファンデーション機能を加えた、さらには紫外線対策をしたBBクリームが浸透しております。中には、発癌性の疑いがあるとされるメチルベンジリデンカンファ、メトキシ桂皮酸エチルヘキシルなどの紫外線吸収剤、アスベストの混入されているタルク(滑石粉末)を使用しているものは論外です。BBクリームの色調、紫外線対策には、鉱石の粉末、酸化チタン、酸化亜鉛などの微粉末が使用されております。
それらの鉱物系の原料は、皮膚、人体には問題ありませんが、肌に万遍なく着ける、色落ちしないためにシリコン油、高分子ポリマーの使用が必須になっております。ジメチコンなどのシリコン油は、皮膚呼吸の弊害、変異原性などの害があるとも言われます。
シリコン油は、シャンプー、リンス、ヘアコンディショナーの原材料として、広く使用されております。台所用洗剤にシリコン油を配合すれば、シャンプーっていうような商品もあります。シリコン油は、手触り、指通りを良くし、バサバサ感を抑えます。また、静電気を抑えるという利点はあります。とは言うものの、シリコン油に対する消費者の評判は、よくないことも事実です。しかし、メーカーサイドの見解として、シリコンは毛穴を詰まらせない、髪や頭皮に負荷は掛からない、薄毛の原因にならないとのことです。しかしながら、最近、そのように言いつつ、大手メーカーでもノーシリコンシャンプーが発売され、好評のようです。いったい何が本当なのかわからないというのが現実ではないのでしょうか?
浸透性と呼ばれる現象のほとんどが、化粧品の物性にかかわるものであります。化粧品のとろみ感、皮膚に付けた時の感触です。
化粧品が本当に肌に浸透するのではなく、肌に浸透しているようにみせかける、思わせることが重要です。実際に我々が感じる化粧品の浸透性とは、触感がよい、よく肌に伸びるということだと思います。また、アルコールなどの揮発性成分が発散、蒸発し、スーッとするような現象で浸透したような錯覚になります。

有効成分と肌
本来、化粧品は、化けるための道具ではなく、肌を蘇らせる、若返らせるということだと考えます。シミやシワもある種の「老化信号」なのです。
勿論、世界中の化粧品会社も同様な考えは持っているとは思います。科学の発展と共に安全性、機能性、安定性に優れて抗酸化成分、Anti-aging成分、美白成分が開発されております。勿論、個々の機能には優れた効果を発揮できるとは思います。
しかしながらそれらを添加して商品にしたとき、防腐剤、安定剤、合成色素、合成香料を使用することが大きな問題です。

化粧品とHADO
化粧品、クレンジング、シャンプーをHADO測定するとマイナス値が検知される商品も少なくありません。皮膚に対しての数値がマイナスになる商品も少なくありません。皮膚に対して有効な成分を添加しているから皮膚に有効だとは言えないということです。
高HADOとは、生体、細胞と共振すること、生体、細胞に有益なことです。優れた効用、癒す働きがある物質です。同時に大自然の摂理に適っているモノということです。
Negative-HADOとは、生体、細胞が拒絶するHADO。例えば、携帯電話から発せられる電磁波や化学合成物質で、生態系の循環を阻害させるもの、大自然の摂理に反するモノです。
下表は、化粧品の代表的な原材料のHADO値です。
数値は、+20~+0 ±0 -0~-20 43段階評価。
数値の大きさが、効果・効能の高さを示します。逆にマイナスの数値が大きければ、害・悪影響の大きさを示します。細菌毒は、抗菌性、防腐性、細菌抑制の強さを示します。

免疫機能 皮膚 アレルギー 細菌毒 腸内常在菌 自律神経
石鹸素地 +3 +3 +5 +14 +7 +4
ラウリル硫酸Na -5 -7 -6 +17 -8 -5
ラウロイルメチルアラニンNa +4 +2 +3 +9 +9 +2
ミネラルオイル -3 -2 -4 +7 -5 -2
ワセリン -2 -2 -2 +8 -3 -2
オリーブ油 +8 +10 +7 +7 +7 +7
アボガド油 +8 +9 +8 +7 +7 +7
市販・サラダ油 +3 +2 +1 +7 +2 +4
メチルパラベン -7 -7 -10 +19 -14 -7
フェノキシエタノール -5 -5 -5 +18 -8 -4
赤色3号 -7 -4 -6 +8 -4 -4
EDTA-3Na -5 -5 -6 +10 -7 -4
ローズ精油 オット +15 +12 +13 +9 +10 +15
メトキシ桂皮酸オクチル -8 -7 -8 +8 -5 -8

石鹸素地、ラウリル硫酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系界面活性剤)は、代表的な洗剤、界面活性剤です。ラウリル硫酸Naは、非常に生体に問題があるような数値です。
油脂の種類でも、HADO値は、異なります。数値は、一例として記述させていただきました。オリーブオイルでもオリーブの品質、製造方法などで数値は異なります。

一時期、「経皮毒」という考え方が流行しました。大手化学会社、化粧品会社をはじめ通産省からも猛反発がありました。「経皮毒」は、科学的に全く根拠がないということです。
確かに「我社の化粧品は、全て天然成分で化学物質を使っていない」という販売方法は完全な信頼性に欠けると思います。
単純に化学薬品で作られた化粧品は、どう考えても良い訳はないと思います。
化学を否定しません。でも、絶対ではない。ただ、まだまだ、科学の眼で理論的に解明・証明されていないことが多々あることを忘れてはいけないということです。通説と思われていたことが、覆ることは、まだ、科学の世界では起きていることは忘れてはいけません。

科学の発展と共に私たちの身体は退化していると思います。環境汚染、食品添加物、電磁波 など 科学で作られたモノに囲まれて生活を余儀されております。また、ゲームなどのバーチャルな世界にもズッポリとハマってしまい、何が本当なのか、事実なのかわからない、判断できない状態になってしまっているのではないでしょうか?

オーガニック化粧品の一例
下表は私が計測したHADO値の高いオーガニック化粧品の一例です。
Flana 製品名
項目 アロマ
モイスチャー
エマルジョン
アロマ
モイスチャー
ミルク
アロマ
モイスチャー
フェイスクリーム
アロマ
フェイシャル
バーム
アロマ
ピュア
ミスト
アロマ
モイスチャー
ボディクリーム
免疫機能 +13 +13 +13 +13 +14 +13
アレルギー +14 +14 +13 +14 +14 +13
アトピー +14 +14 +13 +14 +14 +13
ホルモンバランス +13 +13 +13 +13 +14 +13
皮膚 +14 +14 +14 +13 +14 +13
上皮細胞 +14 +14 +14 +13 +14 +13
シミ +13 +14 +14 +13 +14 +13
+13 +14 +13 +13 +14 +13
肝臓 +13 +13 +12 +13 +13 +13
ストレス +14 +14 +14 +14 +15 +14
幸福 +14 +15 +14 +14 +15 +14
神聖 +13 +14 +13 +13 +14 +13


有機野菜という商品
有機野菜だから安全・安心なのでしょうか?
勿論、有機認証ということも重要です。スーパーの店頭で表示がなければ、判断できません。
有機だということもピンからキリまであります。しかし、はっきりしていることもあります。農家さんが丹精込めて栽培した野菜は、高HADOであり、美味しいことです。
化粧品も同じではないでしょうか?
原材料の選定、製造方法など メーカーサイドが丹精込めて製造した本物な商品であることが重要であり、メーカーは、その思い・情熱をお客様に伝えるということだと思います。