タイキャンプの休日、ゾウの背中に乗る藤本(手前左)と西村(同右)=2月11日、タイ・チェンマイで
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西野グランパスがほほ笑みの国で公式戦デビューを果たすことになった。来季の新監督に西野朗氏の就任が決定的となっている名古屋グランパスが、来年2月中旬にタイで行われる「トヨタ・プレミアカップ2013」に前回王者として出場することが決定した。18日までにトヨタ自動車の現地法人「タイ・トヨタ」から正式な出場要請があり、クラブ側も快諾。対戦相手は23日に決勝が行われるタイ・リーグ杯王者となる。グランパスは2年連続の出場。
この渡航費用をタイ・トヨタが出すこともあり、トレーニングキャンプを2年連続でタイのチェンマイで行うことも合わせて決定した。今年の2月に初実施したチェンマイキャンプでは、宿舎となるアルパイン・ゴルフ・リゾートに併設されたグラウンドを使用。関係者によると、リゾート側がグランパスのためにさらに施設を増強し、用具庫や専用トイレなども建設されたという。温暖で湿度の低い高原地帯の気候には、選手からも高評価。芝の状態も良く、腰痛のFWケネディをはじめ、GK楢崎やMF中村らベテラン勢は、故障箇所を悪化させることなくじっくりと調整できたことを喜んでいた。
また、新体制の始動は06年以降で最も早い1月第3週を予定。タイキャンプまでの2週間あまりでしっかりとフィジカルを整え、新生グランパスの1冠目に向けて、ぬかりなく準備を進める。
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