緒方、１軍Ｃ当確弾！虎将また絶賛「秘密にしない秘密兵器」

３回、本塁打を放つ阪神・緒方＝安芸市営球場（撮影・白鳥恵）【拡大】

　１２日のオリックス戦（高知東部）では３打数１安打１打点。同１６日の韓国ＬＧ戦（安芸）では途中出場から２打数１安打と結果を出し、和田監督から「秘密兵器になる」と絶賛された。これで実戦全３試合で打率・３３３（９打数３安打）１本塁打２打点。開花の予兆を感じた指揮官は「秘密にしない秘密兵器。パンチ力を兼ね備えたリードオフマンになる可能性はある」と話した。来春の１軍宜野座キャンプ行きについては「まだ先の話だけど、実戦をみる度におもしろいなという気持ちが強まってくる選手と感じるね」と当確ランプを灯した。

　緒方はアマ時代、ＰＬ学園高から東洋大とエリート街道を歩んだ。そこでは常に主軸を任されてきた。しかし、今年ドラフト６位で入団と同時に本塁打の味と決別することを決めた。身長は１メートル７６。プロの世界では小柄な部類。その代わり「低い打球を打って、二塁打を三塁打にできるプレーを心掛けています」と５０メートル走５秒８の自慢の足や遠投１２０メートルの強肩を生かす道を選択した。

　「１番を任されるような選手になりたいです」

　目標はヤクルトで首位打者３回の青木宣親（ブルワーズ）。２０１４年は、藤浪と同期の緒方が虎のトップバッターを狙っていく。　（阿部　祐亮）

（紙面から）