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「悪い」iPS細胞の判別成功 再生医療の効率化に

テレビ朝日系(ANN) 11月19日(火)5時53分配信

 京都大学・山中伸弥教授らの研究グループが、分化しにくい、いわゆる「質の悪い」iPS細胞を見分けることに成功しました。

 iPS細胞は皮膚細胞などから作り出すことができ、神経や筋肉などさまざまな体の部分になることができる「万能細胞」と呼ばれています。これまでiPS細胞の「良しあし」について、判別は難しいといわれていました。しかし、今回の研究で、ある一定数のiPS細胞を解析した結果、分化しにくい、いわゆる「質の悪い」iPS細胞に共通の遺伝子が存在することが分かりました。また、これらの遺伝子を含むiPS細胞をマウスの脳に移植した際、腫瘍(しゅよう)を形成したということです。この成果により、再生医療などで利用する際、早い段階で質の悪いiPS細胞を取り除き、時間とコストを軽減できるということです。

写真提供:「京都大学 iPS細胞研究所」

最終更新:11月19日(火)8時38分

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