東京で日ＡＳＥＡＮ、安保で連携 １２月特別首脳会議、中国けん制
ブルネイ・バンダルスリブガワンで、東アジアサミットに出席する中国の李克強首相（右）＝１０月１０日（ＡＰ＝共同）
【バンコク共同】１２月に東京で開かれる日本と東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の特別首脳会議で新たに打ち出す中長期の「友好ビジョン」の草案が１８日、明らかになった。双方が共に「地域や世界の平和に向け、積極的な役割を果たしていく」と宣言し、安全保障分野の連携強化をうたっている。
外交筋によると、草案は日本が作成し、ＡＳＥＡＮ側に提示。安倍首相が提唱する「積極的平和主義」を反映させる形で、安保協力をうたう新ビジョンには、南シナ海などで海洋進出を活発化させる中国を強くけん制する狙いがある。