18日の株式市場でドワンゴの株価が一時、値幅制限いっぱい(ストップ高)まで上昇した。業績見通しが好調なほか、任天堂が株式を保有したことが引き続き好感された。売買代金は1313億円と2位の野村ホールディングスの790億円を大きく引き離し全市場でトップだった。
18日の終値は2638円と、ストップ高で引けた15日と合わせ14日終値から774円(42%)上昇した。売買高は4950万株と1日で発行済み株式数(4081万株)を超える大商いとなった。
15日に任天堂が同社の発行済み株式の1.5%を保有したと発表。動画サービスを運営するドワンゴは専門番組の配信などで既に任天堂と協力関係にあり「関係強化が進み、コンテンツの競争力が高まるとの思惑が広がった」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)。
14日には14年9月期の連結営業利益が前期比49%増の31億円になりそうだと発表したが「動画サイトの有料会員数が順調に伸びており、業績に上ぶれ余地がある」(いちよし経済研究所の藤田要・副主任研究員)との見方も買いを誘った。
18日は主力株の上昇に一服感が出る中、「値動きのよさから個人投資家の買いが集中した」(ネット証券)面もある。予想PER(株価収益率)は約51倍まで上昇し、市場には株価の割高感を指摘する声も出ている。
ドワンゴ、売買代金、ストップ高、トップ、任天堂、野村ホールディングス
日経平均(円) | 15,164.30 | -1.62 | 18日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 15,995.08 | +33.38 | 18日 15:07 |
英FTSE100 | 6,723.46 | +30.02 | 18日 16:35 |
ドル/円 | 100.03 - .06 | +0.10円安 | 19日 5:02 |
ユーロ/円 | 135.04 - .08 | +0.08円安 | 19日 5:02 |
長期金利(%) | 0.630 | ±0.000 | 18日 17:55 |
NY原油(ドル) | 93.84 | +0.08 | 15日 終値 |
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