福島県では、福島県産米の全数を検査しており福島県産米は安全であると主張しています(1)。でも簡易検査なので精度が気になります。(=^・^=)なりに誤差を推定したら1キログラム当たり
62ベクレル
以上でした。基準値は1キログラム当たり
100ベクレル
なのでとてもまともな検査とは言えません。
福島県では、全袋検査と称し以下の流れで検査をしています。

※(2)より転載
図―1 福島県産米の出荷までの流れ
①農家で収穫され、脱穀、乾燥、籾摺りを経て袋詰めされます。
②米は検査場に送られ、全袋検査装置に掛けられます(全袋検査)。
③全袋検査で一定のレベル(スクリーニング)レベル以下なら合格(○)として、出荷されます。
④スクリーニングレベルを超えた米は、ゲルマニウム検査装置で精密検査が実施され、基準値以下なら出荷され、基準値以上では隔離されます。
10月2日に福島県から、スクリーニングレベルを超えたお米の検査結果が発表されました(3)。放射性セシウム濃度は1キログラム当たり
12ベクレル
でした。福島県は理由は不明ですがスクリーニングレベルを明示してませんが、検査風景の画像などから1キログラム当たり74ベクレルです。

※(4)をキャプチャーし赤
〇を加筆
図ー2 福島県産米全袋検査スクリーニングレベル
全袋検査では74ベクレル以上の値が出ているので、誤差は1キログラム当たり
62ベクレル(74-12)以上
です。基準値は1キログラム当たり
100ベクレル
なのでとてもまともな検査とは言えません。ここまで精度の低い検査器で検査しても(=^・^=)には無検査と同じにしか思えません。
<余談>
福島県産品はきっちと検査され、安心であるなど幻想です。もし十分な精度があるなら、精密検査の結果と全袋検査の結果を合わせて公表しても良いはずですし、全袋検査装置は新しいタイプの検査装置なので福島県の検証結果として出すべきですが、(=^・^=)が知る限りありません。差が非常に大きいので公表できないのだと(=^・^=)は想像しています。福島県県産米全袋検査は去年(2012年)も酷かったですが(5)、今年も酷いみたいです。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
福島県ホームページ - 組織別 - 全量全袋検査に関するお知らせ(2)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月5週)-福島県産米全袋検査の誤差は200ベクレル?(3)
福島県ホームページ - 組織別 - 全量全袋検査の検査結果についての「 ○ 平成25年10月2日公表(PDF形式)」
(4)
米の全量全袋検査映像 - YouTube(5)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月)-デタラメな放射性セシウム検査は「福島産=汚物」にする。
- 2013/10/10(木) 20:23:07|
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| コメント:3
めげ猫「タマ」さん、いつもいい記事ありがとうございます。
私たちのサイト「むしむし通信Fukushima」に転載させていただきました。
http://www51.atwiki.jp/omotochikatatsuya/pages/598.html
事後承諾で申し訳ありませんが、これからもよろしくお願いします。
- 2013/10/11(金) 00:20:33 |
- URL |
- 大本千佳・達也 #-
- [ 編集 ]
スクリーニングレベルは、基準値以上を見逃さないようにする値です。
誤差の少ない優秀な検査器ほど基準値に近い、つまり高い値になります。
スクリーニングレベルから確定値を引いていますが、何の意味も無い計算です。
検出限界13で、スクリーニングレベルが74=100-26なのは、かなり慎重なレベルです。
検出限界13で、確定値12を発見できたのは、運が良かったこともありますが、
優秀な検査器だと思われます。
- 2013/11/19(火) 01:43:50 |
- URL |
- SW83A #wr80fq92
- [ 編集 ]
スクリーニングレベル資料
https://fukumegu.org/ok/contents/shikumi.html
https://fukumegu.org/ok/images/3screeninlevel(kome).pdf
- 2013/11/19(火) 01:49:20 |
- URL |
- SW83A #wr80fq92
- [ 編集 ]