錦織とマッケンローがチャリティーマッチ

11月17日 17時36分

テニスの錦織圭選手が、往年の名選手、ジョン・マッケンローさんとチャリティー試合で対戦し、集まったおよそ１万人のファンを沸かせました。

ことし、日本選手として過去最高の世界ランキング１１位を記録した錦織選手と、元世界１位で四大大会のシングルスで７回優勝しているアメリカのマッケンローさんとの、時代を超えた対戦は、東日本大震災の復興を支援するチャリティー試合として実現しました。
東京の有明コロシアムで開かれたチャリティー試合では、マッケンローさんが現在５４歳の年齢を感じさせない強力なサーブや、現役時代さながらの巧みなネットプレーを見せて第１セットを６－１で取りました。
最初は手探り状態だった錦織選手も、第２セットは持ち前のフットワークを発揮して攻めて６－４で奪い返しました。そして、１０点先取のマッチタイブレークを、錦織選手が１０ー７で制して競り勝ち、訪れたおよそ１万人のファンは、２時間近い熱戦を大いに楽しんでいました。
錦織選手は試合後の会見で、「マッケンローさんは予想以上に強かったが、最後まで楽しんでプレーできたのでよかった。今後も被災地に対して、自分にできる最大限のことをしていきたい」と話していました。
今回の収益の一部は東日本大震災の被災地の復興支援に充てられます。