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弁護士が遺産２千万円着服か
横浜弁護士会に所属する７４歳の弁護士が、預かっていた遺産のうち２４００万円を着服した疑いがあることが弁護士会の調べでわかり、弁護士会は処分を検討しています。
これは、１８日に横浜弁護士会が記者会見して明らかにしたものです。
それによりますと、着服の疑いがもたれているのは猪俣貞夫弁護士（７４）で、預かっていた６５００万円あまりの遺産のうち２４００万円を自分の事務所にかかる費用や生活費に流用したとみられています。
今月、遺産の受取人が、送金が４回も延期されたことを不審に思い、弁護士会に相談したことから発覚しました。
弁護士会の調査に対し流用を認め、「借り入れして返す」と話しているということです。
弁護士会によりますと、猪俣弁護士の業務用の口座には今回の遺産の受取人とは別の人の資金も入っていて、去年１２月からこれまでにさらに２５００万円以上の使途不明金があるということで、弁護士会は処分を検討しています。
横浜弁護士会の仁平信哉会長は記者会見で謝罪し、「不祥事の再発防止に努めます」と話していました。
猪俣弁護士はＮＨＫの取材に対し、「今回の件は事実で大変申し訳ない。流用した資金はしっかり返したい」と話していました。
11月18日 21時13分