医科歯科大生に聞く、デキル人の受験勉強の秘訣!
東京医科歯科大学医学科 山野春樹さん
高橋知成さん
受験シーズン間近!繋がリアンでは、受験生応援企画として、超名門・東京医科歯科大学に現役進学を果たした2名の「医者の卵」に、厳しい大学受験を乗り越えるノウハウを聞いてみました。
受験生のみならず、高校1、2年生も必見!今からやるべきこととは!?
2人は私吉田の高校時代の友人ということで、受験生へのメッセージを和気藹々と語っていただきました。
【インタビュアー:吉田健一】
※この記事は前後半の二部構成です。
体育祭と野球
Lien:本日は宜しくお願いします。いま、2人は医科歯科でどういう勉強をしていますか。
高橋:一気に色んな科目をやっています。解剖学、組織学、薬理学、発生学・・・等々を並行して勉強しています。
山野:僕も、臨床解剖学の研究室に通ったりしています。
Lien:高校時代は何をしていましたか。
高橋:特別何かをしていたわけじゃないけれど、その場その場の学校行事は全力で楽しんでいた。例えば、体育祭が来たら体育祭に全力で没頭した。
山野:野球部で野球しかしてなかった。野球部で週3~4日野球していて、残りはT緑会(※東京代々木にある難関大学受験専門塾)に週3で通っていたから・・・
↑前列左から3番目の金髪が駒場東邦高校時代の高橋さん。体育祭の団長も務めた。
塾が勉強を苦と感じさせなかった
Lien:では、高校時代の勉強は?
高橋:俺は、イベントの時期は勉強しなくていいように、普段のなんでもない時期にいっぱい勉強するようにしていた。
山野:俺は塾に楽しみを見出していた。塾で勉強するのは全然辛くなかった。自分は高入生のクラスに入ったから、(中高一貫校生である)自分とは違う、高校受験をしてきた人達と仲良くなることが出来て、とても楽しかった。
高橋:俺も塾はめっちゃ楽しんでいた。塾でできる人間関係、駒東(※駒場東邦高校。高橋さんと山野さんの母校)の外でできる週1の人間関係っていうのがとても新鮮で、楽しかった。勉強を苦と感じさせなかった。
↑山野さん(右側)も、高3時の駒場東邦体育祭ではこのように気合十分の髪で熱く打ち込んだ。
山野:あと、授業はちゃんと聞くようにしていたかな。学校も塾も「授業はノートだけ書いて後で勉強する」っていうスタイルじゃなくて、授業中に勉強していた。例えば、数学だったら先生の板書に無心でついていくのではなく、少し遅れて自力で問題を解き、分からなかったら板書を見て・・・というのをやっていました。
まずは手を動かそう
Lien:センター試験の時期が近くなりました。医学部だとセンター試験で得点率90%以上という、高い得点率が要求されます。何か受験生にアドバイスがあれば教えてください。
山野:センターは過去問演習に尽きると思う。俺は03年分(本物20年+予想問題集10年)やった。本当、繰り返しに尽きると思う。ぼんやりと問題集を眺めてるのではく、な実際に解く。実際にやる。そうしないと、何も始まらないと思う
。
高橋
:数学とも、何年分も過か去問をやれば同じような問題出てくるしね。が焦とか不安りは、センター試験前はあんまり感じなかったな。
山野:焦りというか、こんなにつまらない勉強(センター対策)はもう二度としたくないから浪人したくない!って思って机に向かっていた。
高橋:そうそう、センターほど無為な時間はない(笑) やり始めは時間内に正確に解き切るとか考えながらやるから、意味あるなと思えるけど、さすがに10年分とかやってくると、「いま俺は何やっているんだろう」って気分になってくる(笑)
Lien:医学部志望者にはセンター国語が苦手な人が多いと思われますので、自分なりの国語対策があれば教えてください。
山野:30年分もやれば雰囲気で出来るようになってくる(笑)最初は俺、国語が73/200点だったけど、そこから90点くらい上がったから(笑)特に古文 漢文は最初本当に何も分からなかったのに、45/50点くらいは両方とれるようになった。これも過去問をときまくったおかげ。
高橋:現代文に関してはたくさんやりまくるって方法は同意だけど、古文漢文はやっぱり知識。高3の11月まで活用すらわかってなかったけど、1冊胡散臭い古文文法の参考書(『センター古文解法マニュアル』三羽邦美、ブックマン社)を買ってみたら、それが意外にヒットして、一通り基礎を覚えてから演習したかな。
山野:俺はもう(古文漢文の)基礎は間に合わないと思ったから、量で行こうと思ったんだけど、ほかの人はマネしないほうがいいかもしれない(笑)国語を乗り切れたのは運だと思っているから。どうせ二次試験に国語がないし・・・
高1の頃が人生で一番勉強をした
Lien:高1生や高2生に向けて、今からやるべきことなどがあれば教えてください。
高橋:俺は高1と高2が一番大事だと思う。特に高1の頃が一番勉強した。中3後期~高2終わりくらいまではマジで勉強して、高3は正直ほぼ惰性で続けていた(笑)
山野:俺もそう思う!高1高2、特に高1が人生で一番勉強したかも。俺も高3で勉強した記憶があんまりない。気楽に過ごしていた(笑)まあ、だから本番で数学0完だったんだけどね(笑)
高橋:本当に高1高2は勉強したほうがいいと思う。時間に余裕があるしね。行事とかも自分たちが主体ではなくてがっつり責任が伴うわけではないし、高3に向けた勉強の習慣付けにもなると思う。
山野:やっぱり、高3のスタート時点である程度の位置にいないと、厳しいもんね。実際高3からでも頑張れば伸びるんだけど、精神的に苦しいと思う。
高橋:例えば60点から80点に伸ばすのは少しの苦労で済むけど、0点から80点に伸ばすとなると、伸びる実感は大きいけれど、苦しみは大きい。でも、周りで高3から伸びてる人は結構いなかった?
山野:それは、まあまあいた。
高橋:高1高2までイベントに没頭していたり、部活をやっていた人たちが特に伸びていたね。
リスクマネジメント
Lien:では、現在高3生で絶体絶命の人たちはどのようなことをすればよいでしょうか。
山野:「考えて」勉強をすること。自分の持っている学力の中で、どう科目や分野ごとに配分して勉強していけば、合格に達するかという分析をする。自分なりの合格への形、プランをつくる。
高橋:例えば、俺の医科歯科の後輩で、本当に英語が出来ない人がいるんだ。医学部生なのにUniversityの意味が分からないくらい出来ない人。でも、 彼は数学がむっちゃ出来た。そして彼は受験生時代、英語が0点でも合格するプランを自分で構築して合格をした。自信のある科目は、点数をそこそこにして見 積もり、自信のない科目は、本番で全く振るわない最悪の事態を想定してプランを組み立てていたらしい。リスクマネジメントの発想だよね。
Lien:では最後に、受験生に向けて、大学の楽しさを存分に紹介してください。
高橋:今は、再試がたくさんあって勉強に奮起せざるを得ない状況だけど(笑)まあ、大学に入ると世界が広がるよね。今まで一切絡んできたことのないような人 と絡む機会が多くなるわけだし。俺らは小さい頃から所謂「受験の人生」を歩んできたわけじゃん?だから、全然そういうのと関係なく生きてきた人と絡んだり するとすごく面白い。「あー、そういう考え方があるのか!」とかね。まあ、これは医科歯科ならではというより、俺ならではかも(笑)
↑さすが医学徒!取材の合間もipadで勉強を惜しまない(?)高橋さん
山野:お食事会(?)をたくさんやると知り合いが広がって世界広がった。1年の前期はずっとそればかりやっていた。
高橋:山野は入学序盤のエネルギーがすごかったね(笑)
山野:あの頃はキラキラしすぎていた(笑)前期に交友関係を広げすぎて、後期には疲れてしまっていた(笑)
高橋:あと、東医体(※東日本医科学生総合体育大会。大規模な医学生のスポーツの祭典である。)でも結構知り合いを作れるよね。私立医学部の人達と仲良くなると、大学生だけど外車かレクサスしか乗っていません、っていうお金持ちとも知り合える(笑)
↑負けじと、医学の勉強をする山野さん。
Lien:東医体と言えば、お二人は共にゴルフ部に入っているんですよね。
高橋:さっきゴルフやってきたよ。最近は忙しいから余り行けてないけど、一時期は週3~4でゴルフしていた。暇だったからなー。ゴルフは本当楽しい。
山野:医学部は基本的にサークルではなく、部活動が中心なんだけど、うちのゴルフ部は全体で集まるのが週1回だけで、あとは全部自主練だからほとんど厳しさ を感じない。普段は楽しくやっているけど、東医体が近づくとハイスコアを目指してみんなガチで練習をするから、ちゃんとした部活の要素もあるし、結構楽しい!
Lien:大学に入ると、高校時代と比べて交友関係が格段に広がることが一番の魅力ですね。
高橋:そうだね。医科歯科だって、医学科だけじゃなくて歯学科や看護科があるから、色んな人がいる。うちは全科トータルだと意外にも女子のほうが多いからね?
山野:今までずっと俺ら男子校だもんね(笑)
高橋:いやぁ、大学は良いよ。やっぱり(笑)高校生の皆さんも、受験勉強なんて早く終わらせて楽しい大学の世界においで!!
【文・写真…吉田健一】