秘密保護法案:レーン・宮沢事件遺族 過ち繰り返さないで
毎日新聞 2013年11月18日 08時00分
1941(昭和16)年12月8日、北大生の宮沢弘幸さんと英語教師のハロルド・レーンさん夫妻が軍機保護法違反容疑で特高警察に逮捕、起訴された事件。宮沢さんは一貫して無罪を主張したが懲役15年を言い渡され43年に確定。学識者の間では冤罪(えんざい)との評価が定説となっている。昨年10月、妹の秋間美江子さんが北大に宮沢さんの在学時の写真アルバムを寄贈後、市民団体などによる宮沢さんの名誉回復を求める動きが活発化。北大は来春までに逮捕当時の大学の対応などを調査報告書にまとめるとしている。