2013年11月18日03時00分
【大隈崇】下関市の山口朝鮮小中級学校と付属幼稚園で17日、公開授業があった。地域住民や支援者が訪れたなか、児童・生徒42人は授業参観のほか、舞踊や音楽の発表会で生き生きとした姿を披露した。中学3年の李鮮芽さん(15)は「普段は日本のお客さんが私たちの学校に来てくれることはないので、うれしかった。日本社会で立派な朝鮮人として生きていけるようがんばりたい」と話した。
中学2年生は社会で「明治維新の成立」を学んでいる姿を見せたほか、小学校5年生が朝鮮地理、小学校2年生は日本語などと授業を公開した。児童・生徒による朝鮮の料理や言葉、音楽の体験コーナーも。呉栄哲校長は「国の間に問題があっても私たちの目線で友好親善を築くことが重要だ。日本にとって一番身近な国際交流の場にしたい」と述べた。
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