ユニセフ募金のゆくえ
「ユニセフ募金にご協力をお願いしまーす!」
こんな声を聞いたり、お店にあるユニセフ募金箱を見たりしたことがありますか? もしかすると、募金に協力してくださったことがあるかもしれませんね。
「ユニセフ募金ってよく聞くけど、いったいどんなふうに使われているの?」という質問をよく受けます。
ユニセフは、みなさんからの募金なくしては活動することができません。ここでは、ユニセフの活動に使われているお金のことや、募金のゆくえについて見ていきましょう。
ユニセフの活動のためのお金はどこからくるの?
ユニセフの活動のためのお金はさまざまな国の政府からの任意協力(自分たちで額を決めてする協力、つまり各国の政府からの募金といってもいいかもしれませんね)と民間(一般の人びと、つまりみなさんのこと)からの募金で成り立っています。ユニセフの2012年度の総収入は39億5,800万米ドルでした。このうち政府からの協力が57パーセントで、民間からの協力は全体の32パーセントを占めています。
| [収入] |
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| [支出] |
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▲このページの先頭にもどる みなさんからおくられたユニセフ募金の流れ
みなさんからの募金は日本ユニセフ協会にあつまり、日本ユニセフ協会からニューヨークにあるユニセフ本部に送金されます。ユニセフ本部は、各国の子どもの状況をみて、ユニセフ現地事務所にお金をおくり、各国政府と協力して、世界150以上の国と地域で子どもたちのための活動に使っています。

▲このページの先頭にもどる 現地ではどのように募金が活用されているの?
みなさんからおくられた募金はどのようにして支援活動につかわれるのでしょうか。ユニセフは、どの地域の人びとや子どもがどんなことで困っているのか、どうすれば生活がよくなるかを調べます。それから予算をたててプロジェクトをつくり、急ぐ順にしごとをします。しごとをするときには、その国の政府やさまざまな団体、地元のボランティアなど多くの人びとと協力します。
[ユニセフの活動の流れ]

【いくらでどんな支援物資を調達できるのかな?】
| 【100円でできること】 |
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ポリオから子どもを守るためのワクチン |
8回分 |
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げりで体から水分がなくなって、命を失うことを防ぐ粉(経口補水塩) |
16袋 |
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1錠で4〜5リットルの水をきれいにすることができる薬 |
104錠 |
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| 【100円がたくさんあつまると】 |
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子どもを寒さから守る大きめのフリース製毛布1枚 |
237円 |
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熱に弱いワクチンを運ぶのに必要な保冷箱1箱 |
1,328円 |
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マラリアの原因となる蚊から家族を守る、殺虫剤処理をした長期間使える蚊帳3張 |
790円 |
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緊急時に栄養が足りない子どもに食べさせる高カロリービスケット20箱 |
1,012円 |
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緊急事態の中でも、40人の子どもが勉強できる必要最低限の学用品と教材のキット1セット |
14,200円 |
| (1ドル=79円として計算) |
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ユニセフ学校募金について
送り先を決められます[指定募金事業のご案内]
ユニセフ学校募金(学校名での募金)では、募金の送り先を通常募金と指定募金から選ぶことができます。
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ユニセフ本部が各国の状況に応じてつくった支援計画のための資金となる募金です。つまり、世界150以上の国と地域でおこなわれているユニセフの活動全般に使われます。 |
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次の3ヶ国の事業のいずれかを指定しおくることができる募金です。おくられた募金は、それぞれの指定事業のために使われます。
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移動生活の子どもたちを守ろう |
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農村の子どもにより良い生活を |
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少数民族の子どもたちに保健・教育などの支援を |
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集まった募金は郵便局から
郵便振替口座 00190-5-31000 (公財)日本ユニセフ協会 |
※指定募金の場合は通信欄に国名を記入してください。
※振込用紙をお送りすることもできます。ご請求ください。 |