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興毅に韓国の洗礼 前日計量4時間遅れ

済州島に到着し、迎えのロールスロイスの前でポーズを決める亀田興
済州島に到着し、迎えのロールスロイスの前でポーズを決める亀田興

 WBA世界バンタム級王者・亀田興毅(27=亀田)が、自身初の海外防衛戦を前にアウェーの洗礼を受けた。19日に韓国・済州島で同級14位・孫正五(32=韓国)との8度目の防衛戦を控えた17日、同地入りして調印式に出席。当初、18日正午と設定されていた前日計量が、急きょ韓国側の主張で4時間遅くなることが濃厚となった。減量のきつい興毅が揺さぶりをかけられた形となった。

 韓国側から用意されたロールスロイスで、済州国際空港から宿泊ホテルまで移動した興毅に試練が待っていた。「豪快なKOで韓国に亀田の名前を少しでも広げたい。(孫が)12回はもたんと思う。中盤ぐらいに」とKO宣言した後、挑戦者と約27秒間のにらみ合いも展開。11年8月のV2戦以来のメンチ合戦で調印式を盛り上げたが、直後のルールミーティングで韓国ボクシングコミッション(KBC)から計量時間の変更という主張を受けた。

 前日計量は試合24時間前という規定があるが、WBAは開催国コミッションとプロモーターの判断を考慮して時間を決める。プロモーターの亀田側は正午としたが、KBCは午後4時を主張。WBA立会人を交え、夜まで協議が続いた。また、孫陣営に契約書に記載された日本製体重計での計量に難色を示された。亀田ジムの嶋聡マネジャーは「急な話ばかりで…」と困惑顔だ。17日が27歳の誕生日にもかかわらず、興毅は1週間前から絶食状態。計量時間が変更されれば、V8戦の体調面に影響を及ぼすかもしれない。【藤中栄二】

 [2013年11月18日9時24分 紙面から]

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