東京電力は18日、福島第1原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールに保管している燃料の取り出しを始める。午前中からの作業で燃料輸送容器をプールに沈め、午後3時ごろから燃料を取り出し、水中で輸送容器に装填する。原子力規制庁は現地の原子力保安検査官に加え、緊急事態対策監らを派遣し、作業を監視する。
廃炉が決まっている1~4号機のプールからの本格的な燃料取り出しは2011年3月の事故以来、初めて。4号機での作業は来年末まで続く。
東日本大震災発生時、定期検査中だった4号機は原子炉建屋が水素爆発で大破。大地震などでプールが崩壊する危険性を指摘されており、東電はプールの燃料を早急に取り出すことでリスク低減を図る。原子炉内に燃料は残っていない。
東電は建屋の爆発でプール内に落下したがれきのほとんどを取り除いたが、細かいコンクリート片などがまだ残っているとみられ、取り出しの際に燃料を破損させないよう作業を慎重に進める。
18日は午後7時ごろまで作業を続け、19日中には輸送容器に22体の燃料を装填し終わる。初回は全て未使用燃料となる。
その後、輸送容器を建屋カバー内の天井クレーンでつり上げ、1階に下ろしてトレーラーに載せ、約100メートル離れた共用プール建屋に運ぶ。
4号機プールには未使用燃料202体と使用済み燃料1331体が保管されており、東電は初回の作業に問題がなければ、次回以降に使用済み燃料を取り出す。〔共同〕
東京電力、福島第1原子力発電所、使用済み核燃料、燃料
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