2013年11月17日15時19分
【中村信義】佐川急便(本社・京都市)の「飛脚クール便」をめぐり、利用者から「冷たくない」などの苦情が、今年9月までの半年間に計34件寄せられていたことがわかった。全国で月平均600件超の事故がクール便で起きていることも内部資料で判明。佐川は一部で常温のまま配達していたとして、全国780の営業店などで調査を始め、近く結果を公表する。
ヤマト運輸、日本郵便、佐川と、宅配便のシェアで92%超(2012年度)を占める大手3社で、ずさんな温度管理が発覚した。
苦情は佐川本社にメールで寄せられた。本社が検証すると、保冷バッグに入りきらず常温で配達したり、「冷蔵」と「冷凍」のシールを貼り間違えて中身が溶けたりしていたという。他に営業店に届いた苦情も多く、確認を急いでいる。
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朝日新聞社会部
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