イスラエル「イランへの圧力継続を」11月18日 6時30分
イランの核開発問題を巡って欧米などとイランの協議が大詰めを迎えるなか、合意を阻止したいイスラエルのネタニヤフ首相は、協議の参加国であるフランスのオランド大統領にイランへの圧力を緩めないよう求めるなど外交攻勢を強めています。
イランの核開発問題を巡っては、欧米など関係6か国とイランとの協議で、イランが核開発を一部制限する見返りに、欧米側が経済制裁を部分的に緩和するとした合意に向けて話し合いが進められ、今月20日からスイスのジュネーブで再び協議が行われます。
これを前に、イランの核開発を安全保障上の脅威と位置づけるイスラエルのネタニヤフ首相は、17日、イランとの協議の参加国であるフランスのオランド大統領とエルサレムで会談しました。
会談後の記者会見でネタニヤフ首相は「今の合意案ではイランは核兵器に必要な核物質を3週間余りで手に入れられる」と述べ、合意を結ばずに、イランへの圧力を維持するよう求めました。
これに対して、イランに厳しい態度を取るオランド大統領は「重要なのは完全な合意だ」と応じ、安易に妥協しない考えを示しました。
ネタニヤフ首相は「ひどい合意が結ばれれば軍事攻撃の選択肢しかなくなるかもしれない」と述べるなど危機感をあらわにしていて、今週、ロシアのプーチン大統領やアメリカのケリー国務長官とも会談する予定で、イランとの合意を阻むための外交攻勢を強めています。
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