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チリ大統領選 女性2人による決選投票へ11月18日 14時8分
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南米チリで大統領選挙の投票が行われ、当選に必要な過半数の票を獲得した候補者がいなかったため、いずれも女性で、前の大統領の野党候補と今の大統領の後継者である候補の上位2人による決選投票が行われることになりました。
任期満了に伴うチリの大統領選挙は、9人が立候補して17日投開票が行われました。
選挙管理委員会によりますと開票はほぼ終わり、得票率は、野党で、前の大統領のミシェル・バチェレ氏(62)が46.7%、現職の後継者で前の労働社会保障相のエベリン・マテイ氏(60)が25.0%となっています。
バチェレ氏は当選に必要な過半数の票を得られず、来月15日にバチェレ氏とマテイ氏の上位2人による決選投票が行われることになりました。
選挙では貧富の格差の解消が争点となり、中道左派のバチェレ氏は企業への増税を行ったうえで、高等教育の無償化や公的年金の創設など、所得の低い人たちの生活の向上を訴える一方、中道右派のマテイ氏が今の政権の政策を引き継ぎ外資の導入により経済の活性化を図り格差を縮めることを訴えました。
また地元のメディアによりますと2人は幼なじみで、2人の父はともに空軍に勤務していたものの、バチェレ氏の父親は軍事政権時代に当局に拘束されて死亡し、一方のマテイ氏の父親は、軍政のなかで、重要なポストを歴任したという背景も注目を集めています。
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