桑の実プリンなどあすお披露目/久慈(2013/11/09 16:00)
10日の「べっぴんの湯まつり」で披露される岩魚ラーメン(左下)などの開発商品
 久慈市山根地区で2012年度から取り組む「未利用・地域資源活用による地域活性化事業」で、桑の実を食材にしたがんづきとプリンの2種類の菓子と、「縄干しイワナ」を使ったラーメンが開発された。いずれも、10日に新山根温泉べっぴんの湯が開催する「べっぴんの湯まつり」でお披露目される。
 桑の活用に関しては、かつて養蚕が盛んだった歴史を踏まえて昨年度から着手。今回は実のジャムと葉の粉末を生地に練り込んで作るがんづきと、実を混ぜた生クリームを上に載せたプリンを開発した。
 ラーメンは清流で育てたイワナを伝統的な手法で乾燥させた「縄干し」のものを使い、だしを取り、粉末にして麺に練り込んで調理し、ネギとナラタケのトッピングを添えた。
 当日はがんづき60個、プリン50個、「岩魚ラーメン」20食を用意。がんづきは1個150円、プリン同200円、「岩魚ラーメン」は1杯500円でそれぞれ販売する。
 地区内で桑の木があるのは数軒、イワナの養殖者は1軒で原材料の確保が今後の課題だが、今回の事業をきっかけに商品化など産業振興につなげる考え。
 べっぴんの湯の村田勉支配人は「地域の知名度を高めて来る人を増やしたい」としている。
 10日のまつりは午前10時から午後2時までの開催で、多様な郷土料理などが味わえる屋台が設けられるほか、「新蕎麦(そば)まつり」が同時開催される。(水野大輔)
【写真説明】
10日の「べっぴんの湯まつり」で披露される岩魚ラーメン(左下)などの開発商品

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