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若虎のためなら…掛布DC 大阪―安芸 愛の強行軍!

自らバットを持ち、森田を指導する掛布DC
自らバットを持ち、森田を指導する掛布DC
Photo By スポニチ

 高知県安芸市で行われている阪神の秋季キャンプは17日、最終クール3日目を迎えた。前日のLG戦後、この日午前9時開始の大阪市内でのイベント参加に備え帰阪した掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(58=DC)は、終了後に飛行機に飛び乗り、11時30分には球場に戻り、平然と若虎の指導を開始した。周囲も驚く強行軍。これも若虎の成長を願うからこそだ。

 一台の車が球場本部席入り口に止まる。降りてきたのは…いないはずの掛布DCだ。当初、強行日程での疲労を考慮し、練習参加は見送られる方向だった。しかし「午後から打撃練習と聞いていたので。間に合いますから」。何事もなかったかのように鍛錬の場・安芸へ舞い戻ってきた。

 前日16日の午後5時過ぎだった。記者の囲み取材を終えた掛布DCは、マネジャーの運転する車で一路大阪へと帰って行った。安芸市営球場から大阪までは、高速道路を経由しても300キロを優に超える道のり。快調に飛ばしても4時間弱はかかる。とすれば、豊中市内の自宅に到着したのは10時前だろうか。

 そして午前9時には大阪市内でイベントに参加した。就寝時間確保もままならない状態で、終了と同時に伊丹空港へ移動し、10時20分発の高知龍馬空港行きに飛び乗り、11時ちょうどに到着。最後は空港から球場まで、約25キロの一本道。約30分を要し、メーングラウンドの打撃ケージ裏に立った。

 「行ったり来たりで迷惑をかけているけどね。遅れたりしても、来ないよりは来た方がいい」

 掛布DCが戻ってくることを見越してか、午前中は投内連係の練習のみ。打撃練習は、ランチ終了後の午後1過ぎ開始だから、まさに絶妙なメニューが組まれていた。

 指導に当たる際には、期待の大砲・森田につきっきり。自らバットを握り、身ぶり手ぶり極意を伝授した。「肩をレベル(水平)に回すことと、球へのスピンのかけ方。どん欲に上を目指そうという気持ちを感じる」。初の実戦視察となったLG戦で2安打と結果を出した24歳の姿勢に、納得の表情を浮かべた。

 18日には紅白戦が行われる。「楽しみだね。もう1試合見たいと思っていた。激しい紅白戦になってほしい」。寸暇を惜しんで、弟子と本気で接する師匠。成長度合いが大きいのも当然だ。

[ 2013年11月18日 09:21 ]

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