阪神秋季キャンプ(17日、安芸)若虎を熱血指導中の掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(DC=58)が17日、来季7年目の森田一成内野手(24)に対して「守備の意識も高く持て」とハッパをかけた。18日の紅白戦では“守る小バース”にも熱視線を送る。
キャンプ地・安芸から前夜に大阪へ戻り、所用をすませると午前の便でとんぼ返り。掛布DCは1分1秒も惜しまず若虎指導に情熱を注いだ。
ターゲットの中心になったのは、小バースこと森田だ。
「近い将来というよりも、ホントに近い将来、4番を打てるような打者になれれば。そのために、打つことだけでなく守るということを、意識してもらいたい。打つ方は1軍レベルの打者が来てもそんなに見劣りしないぐらいの打撃ができると思う」
打撃と同じぐらいに守備にも興味を持て!
ホメ上手のミスタータイガースは、決して厳しくは言わなかったが、前日16日の練習試合・LG戦(安芸)での森田の守備は、しっかり目に焼き付いている。一、二塁間の打球に飛びつくことなくあっさり外野に運ばれたシーンがあった。
4打席立つために何が必要か。まずは、必死さだろう。だからこそ、最後の実戦形式となる紅白戦への注目度は高まる。
「楽しみだよね。対外試合をもう1試合ぐらい見たかったので。かなり激しい紅白戦になるんじゃないかな」
守る森田を、掛布DCが優しく、厳しくチェックする。
(紙面から)