日本維新の会、従軍慰安婦検証チームを立ち上げる
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日本維新の会が、従軍慰安婦問題を検証するチーム「歴史問題検証プロジェクトチーム」を立ち上げる。このことは複数の新聞社が記事として取り上げている。
「維新、河野談話検証PT設立へ」
「河野談話検証、2月に報告書=維新」
「維新、従軍慰安婦問題の検証チーム設置へ」
このチームの検証課題は、単に慰安婦問題だけでなく、河野談話にあることを記事は報道している。たとえば、「河野談話をめぐり、維新内では橋下徹共同代表が「証拠の裏付けがない」と指摘するなど疑問視する声が多い。」(「時事ドットコム」)。
しかし、河野談話については、橋下徹共同代表は既に次のように述べている。
「5月13日の発言も含め、私は、慰安婦の利用を容認かつ正当化したことは一度もありません。戦時中の旧日本兵による慰安婦利用は、女性の尊厳と人権を蹂躙する決して許されないものだというのが、一貫した私の認識です。本人の意に反して、戦地で慰安婦として働かされた方々が被った苦痛、そして深く傷つけられたお気持ちは、筆舌につくしがたいものであることを私は認識しています。こうした私の認識は、日本政府が表してきた認識と同じものです。すなわち、1993年に日本政府が元慰安婦へお詫びと反省の意を表した「河野談話」の認識や、元慰安婦の方々に総理大臣のお詫びの手紙とともに償いを行いました「女性のためのアジア平和国民基金(略称アジア女性基金)」の活動の基盤になった認識と同じものであります。河野談話と当時の総理大臣のお詫びの手紙を同封いたしましたので、ご参考までにご覧下さい」(2頁)(「橋下徹大阪市長による公開書簡−その3 」http://blogs.yahoo.co.jp/kyoto_focus/10422524.html)。
つまり、新聞記事によれば、橋下共同代表は河野談話について「疑問視」しているとあるが、サンフランシスコ市へ宛てた公開書簡では、自分の認識は河野談話と同じものであると述べている。
言うことに一貫性がなく、コロコロと発言が変わっていく橋下共同代表であるので、今さらこのような発言は驚かないが、しかし、あまりにも一貫性がなく、場当たり主義で、このような発言は「二枚舌」というほかない。
さらに、相変わらず下記のような発言をしている。
「橋下氏「あなたも反省、我々も反省のスタンス」」
つまり、「他の子も万引きしているだろ、どうして僕だけ責められるの」という、子どもの論理から相変わらず脱していない。特に韓国に関して言えば、支配する側とされる側、つまり、宗主国と植民地という関係であったことを橋下共同代表は全く理解していないことがわかる。
また、このプロジェクトチームの特徴をよくあらわしているものとして、中山成彬議員が座長を務めていることにあるであろう。この中山成彬議員については、あらためて説明する必要もないであろうが、この人が座長であるということは、明らかに「結論ありき」で検証作業が進められて行くであろう(そもそも、検証作業と呼べるものになるかが疑問であるが)。
いずれにせよ、維新の会によるこのチームの活動は、現在行われている吉見義明教授名誉毀損裁判と大きく関わっていくこととなるであろうと思う(「吉見義明教授の裁判闘争支持の署名について 」http://blogs.yahoo.co.jp/kyoto_focus/10780316.html)。
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「慰安婦、公娼制、人身売買など」書庫の記事一覧
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2013/11/17(日) 午前 11:57
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2013/10/25(金) 午前 5:59
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2013/10/4(金) 午後 0:42
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2013/9/24(火) 午後 6:03
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2013/9/22(日) 午後 1:51
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2013/9/20(金) 午前 0:13
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2013/8/19(月) 午後 3:21
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2013/8/5(月) 午前 1:14
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2013/8/1(木) 午後 8:09
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2013/7/30(火) 午前 2:04
いかにも二枚舌の橋下という感じですね。
どういう研究結果が出てくるか楽しみです。
またおかしなこと言って、国際的に非難されればいいと思います。
日本の恥をさらすのは悲しいことですが。
2013/11/18(月) 午前 9:43 [ jiitanio ]
jiitanioさま、いつも貴重なご意見、ありがとうございます。
彼等、自称「愛国者」たちは、自分たちが行っていることが「愛国」ではなく「売国」になっていることを自覚できないようです。
偏狭的なナショナリズムにとらわれてしまうと、冷静な判断が出来なくなってしまうことを、よくあらわしていると思います。
2013/11/18(月) 午前 10:07 [ GREEN ]