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【プロ野球】

長谷部が快投 楽天連勝で1位通過

2013年11月18日 紙面から

2番手で登板し、好投した楽天・長谷部=桃園で(共同)

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◇アジア・シリーズ1次リーグ 楽天6−3キャンベラ

 ▽17日▽桃園国際野球場(台湾)▽ペン=井上学

 日本王者が連勝で1位通過だ。1次リーグB組の突破を決めていた楽天は、2回に小関翔太捕手(22)の3点二塁打で先制。6回から登板の長谷部康平投手(28)は3イニングを完全投球の快投でキャンベラ(豪州)の反撃を封じた。19日の準決勝でA組2位の統一(台湾)と対戦する。

 オレたちだってやれるんだ! マウンドの左腕は救援陣の意地を見せつけた。6回から登板した長谷部が3イニング連続の3者凡退に仕留めた。星野監督が「あれで『イケる』と思った」と振り返る快投。豪州王者の反撃を食い止め、イヌワシ軍団を準決勝に導いた。

 「ボク自身は久しぶりの試合だったけど、しっかり腕を振って投げることができた」。試合後の公式会見に臨んだ長谷部が胸を張る。リードが5点から2点に縮まった直後の登板。相手に傾きかけた流れをピシャリと封じた。

 このままでシーズンを終えるわけにはいかなかった。球団初のリーグ制覇と日本一を成し遂げても、心の底から喜ぶことはできなかった。「クライマックスシリーズでも、日本シリーズでも、田中と則本に任せっきりだった」

 巨人との日本シリーズは田中、則本、美馬の先発3人で4勝を挙げた。7試合で奪った192のアウトのうち、137アウトを3本柱に頼った。ブルペン陣の力を見せるチャンスは、アジアシリーズしかない。

 日本シリーズでは第4戦で2イニングを投げただけの長谷部は「ここは僕らで何とかしたい」と力を込めた。9回は初戦に続いて小山伸が任された。台湾遠征のメンバーに田中と則本は入っているが、登板予定はない。ブルペンの総力を結集し、あと2勝をつかむ。

 

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