中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

どうなるRソックス!? 主力5選手移籍!? センターライン様変わりするかも

2013年11月18日 紙面から

 チーム崩壊!? ワールドシリーズを優勝したばかりのレッドソックスが、チーム崩壊の危機に陥っている。FAとなったジャコビー・エルズベリー外野手(30)とスティーブン・ドルー遊撃手(30)の主力2選手は、退団が決定的。同じくFAのマイク・ナポリ(32)とジャロッド・サルタラマッキア(28)の両捕手も移籍が濃厚で、先発右腕ジェイク・ピービ(32)もトレード要員となっている。6年ぶりの世界一を達成した赤靴下軍団だが、来季は大きく様変わりした布陣で、連覇に向けた戦いを強いられそうだ。

 来季のRソックスは、野球の要とされるセンターライン(バッテリー、二遊間、中堅)の陣容が大きく入れ替わりそうだ。

 最大の損失はエルズベリー中堅手だ。チェリントンGMは「諦めたわけではないが、慰留はかなり難しいだろう」と“白旗モード”。不動の1番打者は、今季52盗塁で3度目の盗塁王に輝くなど打率2割9分8厘、9本塁打、53打点。ボラス代理人は7年総額1億5000万ドル(約150億円)前後の超大型契約を望んでいるとされ、地元放送局NESN(電子版)によれば、宿敵ヤンキースやマリナーズ、ナショナルズが熱烈なラブコールを送っている。

 遊撃ドルーも同様に退団が確定的だ。ボラス代理人は「スティーブン(ドルー)はRソックスでのプレーを満喫した」と既に過去形でコメント。米放送局ESPN(同)によれば、希望する最低条件は複数年契約なのに対し、レ軍は1年契約に固執し、破談同然。ドルーの関係者は「退団を決断した」と語った。

 捕手コンビへの慰留工作もはかばかしくない。今季23本塁打、92打点のナポリには、1年1500万ドル(約15億円)前後の延長契約を提示したが、これを拒否された。サルタラマッキアに対しても、2年総額2000万ドル(約20億円)以下での延長契約を打診したが、希望額とは大きな開きがあり、米放送局CBSスポーツ(同)は「引き留める気が全く感じられないオファーだ」と伝えた。

 さらには、来季まで契約が残る先発右腕ピービも“戦力外”構想だ。14日までフロリダ州タンパで開かれたGM会議で、同GMは他球団にピービのトレードを打診しており、もはや放出は既定路線となっている。

 ワールドシリーズ優勝を果たした結果、選手たちの評価が上がり、慰留はより困難になる。今冬のRソックス首脳陣は“勝者のジレンマ”を抱えつつ来春の青写真に頭を悩ませている。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ