UPDATE 2-米金融政策など他国の政策にコメントしない=麻生財務相
(内容を追加しました)
[東京 15日 ロイター] - 麻生太郎財務相は15日、米連邦準備理事会(FRB)の次期議長に指名されたイエレン副議長の発言が予想以上に「ハト派」と受け止められ、金融資本市場で円安、株高が進行していることに関し、「少なくとも他国の政策にコメントはしない」と語った。同日午前、閣議後の記者会見で述べた。
イエレン氏による発言について、麻生財務相は「まだ最終的に(イエレン氏がFRB議長に)なったわけではないし、少なくとも他国の政策に関してコメントはしない」との立場を示した。証言を受けて円が対ドルで100円に振れ、それを好感するかたちで日経平均株価が1万5000円の大台に乗せたことについては「その種の話には答えない」とした。
一方、2015年に廃止される自動車取得税の代替財源に関し、麻生氏は「安定的な財源であることが基本」との考えを示した。
消費税率10%への引き上げの段階で同税が廃止される代わりに、軽自動車の税率引き上げの案が出ていることについては「見直しの中でいろんな声が出ており、与党で検討している」と述べるにとどめた。 (山口貴也 編集:田中志保)
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