多くのフォーマットに対応した動画編集ソフト!「Avidemux」。
Avidemux
スクリーンショット
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制作者 mean
日本語ランゲージファイル 制作者 Tilt
対応 2000/XP/Vista/7
( 32bit 版)
( 64bit 版)
( Beta )
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● Avidemux
多形式に対応した動画編集ソフト。
不要な場面のカット、動画連結、フォーマット変換、リサイズ、クロップ、黒ベタ追加、画質補正、色調補正、
回転 / 反転、フェード効果挿入、字幕合成、音ズレ補正、ロゴ除去... 等の処理を行うことができます。
AVI / MPG (MPEG-1 / 2 / TS ) / VOB / ASF / WMV /
FLV
/
MP4
/ MKV / MOV / M4V / 3GP / OGM /
等々、非常に幅広いフォーマットの入出力に対応しています。
「Avidemux」 は、多くのフォーマットに対応した動画編集ソフトです。
動画内の特定場面を切り捨てたり、動画と動画を連結させたり、映像に多種多様なフィルタ※1 をかけたり
することができる... という高機能なビデオエディタです。
※1
シャープ、ぼかし、ノイズ除去、拡大 / 縮小、字幕、明るさ補正 等々、フィルタは 40 種類以上もある。
入力 ・出力 ともに多形式に対応していているところが最大の特徴で、AVI / MPG (MPEG-1 / 2 / TS ) /
VOB / ASF / WMV / MOV / MKV / OGM / FLV / MP4 / M4V / 3GP 等の動画を、AVI / MP4 / MKV /
MPG / MPEG-2 / MPEG-TS / FLV 等で出力できるようになっています。
( iPhone / PSP と互換性のあるフォーマットに変換することも可能)
コーデックに関しては、H.264 / Xvid / Huffyuv / MPEG2 (映像)、LAME / FAAC / Aften / Vorbis (音声)
等のものを使うことができます。
基本的な使い方は以下の通り。
(長いですが、自分が必要とする操作のみを行えばOK)
「Microsoft Office IME」 を使用している場合、「Avidemux」 が起動しない可能性があります。
( 「Avidemux ○.○ は、動作を停止しました」 というダイアログが表示される)
「Microsoft Office IME」 を使用している場合は、日本語入力ソフトを
「Google 日本語入力」
や
「Microsoft IME」
に切り替えてから試してみて下さい。
日本語化
「Avidemux」 が起動していない時に行って下さい。
- Tilt さんのサイト
で、日本語ランゲージファイルを入手してきます。
- 入手したファイルを解凍します。
- あとは、解凍して出てきた 「i18n」 フォルダを、インストールフォルダ内にコピーすれば作業完了。
(インストールフォルダ内に元から 「i18n」 フォルダがある場合は、上書きしてよい)
起動&ファイル読込み
- 「avidemux.exe」 を実行します。
- メニューバー上の 「ファイル」 → 「ファイルを開く」 から、編集したいファイルを読み込みます。
素材動画によっては、
等のダイアログが表示されるので、適宜 「はい」 を選択しておきます。
※2
Xvid / AVI な動画を、カット / 結合 するだけの場合は 「いいえ」 を選択する。
動画の結合
- 読み込んだ動画に結合したいものがある場合、続けて 「ファイル」 → 「追加」 から、目的の
動画ファイルを選択します※3。
※3
結合するファイルのフォーマット (拡張子、画像サイズ、
コーデック
等) が異なる場合、
正常に結合することができないので注意。
この機能は、シリーズものの動画を連結したい時などに使う。
不要な場面のカット
- 不要な場面のカットを行う場合、画面下部にあるシークバーや再生コントロールボタンを使い、
カット ( = 切り捨て) したい場面の始点位置を探します。
下部の
ボタンを押すことで、現在の場所から最も近いキーフレームに移動することも
できたりします。
(始点 / 末尾 にキーフレームを指定しておくと、より正確に編集を行うことができる)
- 始点位置を決めたら、そこで
ボタンをクリック。
- 続いて、カットしたい場面の末尾を決めます。
- 末尾を決めたら、そこで
ボタンをクリック。
- 範囲選択が完了したら、メニューバー上の 「編集」 から 「切り取り」 を選択します※4。
※4
間違えてカットしてしまった場合は、「編集」 → 「編集をリセット」 を選択。
不要なシーンが他にもある場合は、同じ手順でカットしていきます。
フォーマット変換
- 画面左の 「Video Output」 欄にある
プルダウンメニューをクリック し、映像を圧縮する際に
使用する
コーデック
を選択します。
コーデックは、
MPEG-4 AVC (H.264)
/
MPEG-4 ASP (Xvid)
/ MPEG-4 ASP / MPEG-2 /
Huffyuv /
FLV1 / M-JPEG 等の中から選べるようになっています。
映像を再圧縮したくない場合は、「コピー」 を選択します。
映像を未圧縮にしたい場合は、「YV12 Encoder」 を選択 (サイズが大きくなるので注意)。
- コーデックを指定したら、下の 「構成」 ボタンを押し、映像品質などの設定を行います。
(コーデックによっては、詳細設定を行えないものもあります)
- 次に、すぐ下の 「Audio Output」 欄にあるプルダウンメニューをクリックし、音声のフォーマットを
選択します。
選択できるフォーマットは、MP3 / AAC / OGG (Vorbis) / AC3 / MP2。
音声を再圧縮したくない場合は、「コピー」 を選択します。
音声を非圧縮にしたい場合は、「PCM」 を選択。
- フォーマットを指定したら、下の 「構成」 ボタンを押し、音声品質などを設定します。
(フォーマットによっては、詳細設定を行えないものもあります)
フィルタをかける
- 映像&音声 には、様々なフィルタをかけることもできるようになっています※5。
※5
映像 / 音声 ともに、コーデックが 「コピー」 になっているとフィルタ機能は使えない。
そのフィルタ処理の手順は下記の通り。
フィルタをかける - 映像
メニューバー上の 「映像」 → 「ポストプロセッシング」 から、画質補正機能を利用することもできる
- メニューバー上の 「映像」 から 「フィルター」 を選択します。
- 「ビデオフィルター管理」 というウインドウ が立ち上がります。
ここで、利用したいフィルタをダブルクリックし、適宜数値を設定しておきます。
利用できるフィルタには、下記のようなものがあります。
(フィルタは、複数設定することができる)
※6
画面の上 / 下 / 左 / 右 端から、指定したピクセルサイズだけ黒ベタを追加する。
※7
画面の上 / 下 / 左 / 右 端から、フレームを指定したピクセルサイズだけ黒く塗りつぶす。
※8
画面の上 / 下 / 左 / 右 端から、フレームを指定したピクセルサイズだけ削り取る。
追加したフィルタを削除する時は、右の 「アクティブなフィルター」 欄で目的のフィルタを選択し、
右下の
ボタンを押します。
追加したフィルタがどのようにかかるのかは、右下の 「プレビュー」 ボタンをクリックすることで
確認できるようになっています。
- フィルタは、指定した場面にのみかけることもできます。
もし、適用する場面を指定したいフィルタがある場合は、「アクティブなフィルター」 欄で目的の
フィルタを選択し、右下の 「部分的」 ボタンをクリック → 該当のフィルタを適当する場面を指定して
おきます※9。
※9
フィルタを適当する場面の範囲 (開始地点 〜 終了地点) は、フレーム番号で指定する。
フレーム番号は、メイン画面左下の欄で確認することができる。
- 「アクティブなフィルター」 欄に追加したフィルタ、およびその設定内容は、py ファイルとして
保存することができます。
(よく使うフィルタ設定がある場合は、ファイルとして保存しておくと便利)
現在のフィルタ内容を保存する場合は、左下の 「保存」 ボタンをクリックし、ファイルの保存を
行います。
保存したフィルタ設定は、隣にある 「読込」 ボタンから読み込めるようになっています。
フィルタをかける - 音声
- 必要に応じて、音声にもフィルタをかけることができます。
音声にフィルタをかける場合は、メニューバー上の 「音声」 から 「フィルタ」 を選択し、適宜設定を
行っておきます。
使用できるフィルタには、
- フレームレート変更
- リミックス (チャンネル数の設定)
- リサンプリング
- ゲイン (音量調整)
- 音声シフト (音ズレ補正)
音が遅れている場合は、 -500 のように負の値を入力する。
(単位はミリ秒)
音が早く聞こえている場合は、 500 のように正の値を入力する。
等があります。
フィルタをかける - フィルタ適用後の動画をプレビュー
- ツールバー上の
ボタンをクリックします。
こうしておくと、フィルタをかけた後の動画をプレビュー再生できるようになります※10。
※10
動画再生時に音が鳴らない場合、「編集」 → 「環境設定」 → 「音声」 タブを開き、
「音声デバイス」 を 「Win32」 にしておく。
尚、デフォルトでは音量がMAX になっているので注意。
(音量バーは、メイン画面の右下にある)
や
をクリックすると、入出力映像を並べて表示させることができ、
を
クリックすると、出力映像を小窓に表示させられるようにもなっています。
出力トラックの選択 - マルチトラック音声の動画を編集する場合
- 複数の音声トラックを持つ動画を編集する時は、出力トラックの選択&設定 を行うことができます。
( AVI / MKV / MP4 などで出力する場合は、音声をマルチトラックにすることができる)
出力トラックの設定を行う時は、メニューバー上の 「音声」 から 「トラックを選択」 を選択します。
- 音声トラック設定画面 が表示されます。
ここで、どのトラックにどの音声を入れ込むのか を設定します。
出力しないトラックがある場合は、該当トラックの 「Enable」 欄にあるチェックを外しておきます。
- 必要であれば、各トラックの変換先フォーマット&その設定、フィルターの設定 も行っておきます。
(各トラックごとに、変換先フォーマットを変えることもできる)
保存
- 画面左下にある 「Output Format」 欄で、出力先のフォーマットを選択します。
- メニューバー上の 「ファイル」 から 「保存」 を選択。
- 「名前を付けて保存」 ダイアログが立ち上がります。
あとは、ファイルの出力先フォルダ&名前※11 を指定すればOK です。
※11 拡張子の入力も必須。
そのほか、変換終了時にコンピュータをシャットダウンさせる機能や、ファイルのプロパティ※12 を
表示する機能、選択した場面のフレームをBMP / JPEG ファイルとして保存する機能、動画から
音声のみを抽出して保存する機能※13 等々も付いています。
※12
ビデオコーデック、画像サイズ、アスペクト比、フレームレート、再生時間、オーディオコーデック、
音声のビットレート、サンプルレート 等。
※13
メニューバー上の 「音声」 → 「音声を保存」 から。
 Avidemux 解説ページ
■ MPEG-2関連のフリー・ソフトウェアの紹介
■ Kenのムービー計画
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