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救急車、行き先間違う!到着16分遅れ心肺停止の通報者死亡

 山口県下関市消防局は17日、119番した男性(74)宅に向かった救急車が行き先を間違え、到着が16分遅れる事案が16日に発生したと発表した。到着時、男性は心肺停止状態で発見され、病院に搬送後、死亡が確認された。市消防局は、遅延と死亡の因果関係は不明とした上で「一刻を争う救急事案で、あってはならないこと」としている。

 一刻も早い現場到着を鉄則とする救急活動における16分間の遅れ。通報者の死亡との因果関係は不明だが、致命的と指摘されても仕方のないミスとなった。

 下関市消防局によると、16日午後8時49分、市内のアパートで一人暮らしの男性から119番があった。ところが、名前や住所などについての説明はなく、受話器の向こうからは「う~」といったうめき声しか聞こえなかった。

 対応していた係員は、現場を特定するために名前や住所を聞き出そうとやりとりを続けていたが、男性が言葉を発する状態になかったため、方針を転換。携帯電話の発信地や過去の受信歴から通報地点を調べる手段に切り替えた。すると、男性から今年に入ってから2度、心臓の痛みを訴える通報を受けていたことを確認。現場の特定に成功した。

 救急車など2台で男性宅へ。モニターには正確な現場位置が表示されていたが、同9時11分に到着したのは男性宅の約30メートル手前にあるよく似た別のアパートだった。

 男性宅であるはずの部屋に急行するもドアは施錠されており、応答もない。不審に思った隊員が隣人に協力を求め「こちらにお住まいなのは74歳の方ですよね」と尋ねたところ「いえ、40歳くらいの男性です」と返事があり、間違いに気付いた。ミスが発生した原因は不明だ。

 結局、男性宅に到着したのはそれから16分後の同9時27分。男性は心肺停止の状態で部屋の中に倒れており、病院に搬送したものの約1時間後の同10時35分、死亡が確認された。死因は心疾患だった。

 市消防局は「一刻を争う救急事案において、このような事態が発生したことを深くおわびを申し上げます。二度とあってはならないと反省しております」とコメントしている。

(2013年11月18日06時05分  スポーツ報知)

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