興毅　誕生日にアウェー洗礼　前日計量の時間めぐり怒声

済州国際空港に到着した亀田興毅はロールスロイスで出迎えられる Photo By スポニチ

　初の海外で８度目の防衛戦となる王者・亀田興毅がアウェーの洗礼を浴びた。１７日に韓国・済州島入りし、調印式に出席。ルールミーティングでは孫正五陣営から１８日の前日計量の時間に異議が出て、怒声が響く異様なムードとなった。

　ＷＢＡは試合開始２４時間前の計量を求めているが、事実上はプロモーターと現地の統括コミッションの判断に委ねられる。試合は午後１０時開始予定で、計量は前日正午で合意していたはずが、孫陣営が「早すぎる」と言いだし、午後４時に変更となる見込みだ。はかりも日本製にクレームがつき、韓国製と併用になった。

　調印式では「豪快なＫＯで韓国に亀田の名を広めたい」と話し、２年３カ月ぶりに相手にメンチを切った興毅はこの日が２７歳の誕生日。ぎりぎりの減量で「誕生日なのに飲み食いできへんから、きつい」と語っていただけに、計量の４時間遅れは心身ともにしんどい。亀田ジム関係者は「嫌がらせですね。厳しいです」と表情を曇らせていた。