| 放射能除染の取材依頼と見学会のお願い 微生物の耐放射性細菌の微生物触媒による
 放射能の除染・浄化・消失の実態
 平成24年9月12日
 日本再生プログラム推進フォーラム
 代表理事     藤原直哉
 轄s開発工学総合研究所
 環境微生物学博士 高嶋康豪
 連絡事務所:
 住所:沼津市原346-7
 電話:055-967-0010
 担当(渡邉携帯):080-1669-6550
 Mail:swtidt@yahoo.co.jp
 はじめに
 この度の福島原発の事故による放射能汚染の除染事業に対して、国が本年6月に法案と予算を通し推進しています。原子力物理学者と東電と政府のいう政策のスキミング(剥ぎ取り法)では不十分であり現地の被害者から一次処理にはなるがまた放射能が出てきているという声が再三言われております。それに対し心ある有識者、市町村長、平野復興大臣等は広島・長崎の放射能の自然浄化の除染例があるから原子力物理学者だけでなく広島・長崎のように生物学者、放射線学者、発酵微生物学者の参画も必要であるという声が大きく出てきております。そこで広島・長崎の微生物の除染・浄化を再現した高嶋康豪博士の複合微生物の耐放射性細菌の微生物触媒を用いて、1に台湾の原子能委員会核能研究所で完全閉鎖の中でセシウム137を軽減・消失させ、2にチェルノブイリにおいて内務省チェルノブイリ委員会の招聘で、放射性物質を浄化し、3に昨年福島県川俣町山木屋において5000坪の牧草地の除染・浄化を行い、経産省に正式な報告書として公式に受け取っていただいております。なお経産省の西本技術総括審議官及び除染に関わる行政の方々、並びに高橋千秋参議院議員のアドバイスで、いくつかの実施例を出し、国民的コンセンサスを取るように言われ下記のように6ヶ所以上の各種山林、原野、バークチップ、スキミングした高濃度土壌等々の実施実証を重ねております。全ての実証の結果と経緯を報道する予定です。そこでこの事実を取材、検証していただき、国家国民のコンセンサスとしてこの問題に取り組んでいただくことをお願い申し上げ、見学会を催しますのでよろしくお願いいたします。
   1、放射能除染の現況と限界
 現在、放射能汚染の除染は、原子力物理学者が中心になりスキミング(剥ぎ取り法)、高圧洗浄、ゼオライト(吸着法)等の方法で放射性物質の収集と凝集を行い、その放射性物質をPCBやダイオキシンのように安全保管管理をして近代科学の限界なので仕方がないと政府も原子力物理学者の指導に同調し、すべてシフトを敷いています。放射能汚染の解決策が将来生ずるまでは地底に安全管理ということが政府と原子力物理学者の示した唯一の方法としております。この保管費用は天文学的な数字になると共に二次災害の虞があるにもかかわらずこの方法だけが政府の方針であり、なお保管引受側の住民の反対運動と被害者側がこの方式では一次処理であり放射能の汚染の安全除去にならないと批判しております。
 ところで放射能汚染の最大の汚染地で放射能の貯蔵庫と化しているのが山林・森林・原野であり、その除染の方策はまだ何一つなされておりません。
 日本の国土で山林が60%強で、東北では山林原野を合わせると85%にもなり、飛散した放射性物質の量は、住宅街、公共用地、道路の15倍以上の面積と飛散量が存在するわけです。政府の原子力行政担当省、経済産業省は、このことに一切触れず、住宅と公共用地のみをゼネコンに任せることは、放射能除染が不可能であり、貯蔵方式では二次災害の虞がある、すなわち高濃度に濃縮された放射性物質は管理が難しくゼネコンや産廃業者ではなく、六ヶ所村や東海村のような専門分野の人達がプルサーマル計画と同様の完全管理を行うべきなのです。なお、手つかずの山林・原野・牧草地・河川敷等の放射能の生物連鎖、生態濃縮が益々進み将来この問題が人間界・生物界に放射能の被曝症が続出することは必然の理当然のこととして分かるわけです。まず最初にこの政府の政策と原子力物理学者の方法の問題点と将来の放射能の影響を正確に報道すべきであり、もう少し報道の責任を果たしていただきたいと思っています。
 2、広島・長崎の被爆と放射能浄化に学ぶ
 さて、そこで心ある有識者、国会議員、大臣から広島・長崎の実例から学ぶことがあるのではないかと、この危機に対して警鐘連打をする人々がおります。それは原子力物理学者はE=mC2とβ崩壊物理(α、β、γ、X……中性子線)の法則がすべてであり、よって彼らの思考回路には放射能除染は絶対に生じないのであり、半減期による減少のみが存するのです。セシウム134は2年、セシウム137は30年、ストロンチウムは29年、プルトニウムは2万4000年が半減期です。ところが、前記の広島・長崎についても、アメリカの原子力物理学者は、広島は70年〜100年、プルトニウム原爆の長崎は150年〜200年は不毛の地になると言っておりましたが、実際はその年の秋には作物の実り、果物の実りがあり、2、3年後には放射性物質が検出されていないことが進駐軍の各国の科学者(アメリカ、イギリス、フランス、ソビエト)の測定により確認されています。このことを昭和30年代の初頭に発酵工学では世界的権威である大蔵省の滝野川醸造試験所の教授が特別夏期講習の際に日本全国から集まった清酒醸造組合の優秀な杜氏達に放射性物質が消えていたことと微生物が放射能を消したことを報告したという記録があります。この事実の探求がなされていないのです。原子力物理学者とは物質的世界観しかもたない元素学者なのでこの事実を探求することが彼らの思考回路にはないわけです。現在広島も長崎も素晴らしい農作物、果実が収穫され水もきれいで良い日本酒も良い米もできています。どこを探しても放射能の形跡はありません。にもかかわらず、今日もまた原子力物理学者を中心にした東電と政府の考えが優先し、生物不在の政策と方法を実際に遂行しているのであります。
 3、放射能除染の解決策
 そこで私共が2001年に当時の台湾の原子能委員会委員長で科学技術庁長官であった胡錦標氏から広島・長崎の被爆による放射能汚染浄化を再現してほしいとの依頼があり、上記の大蔵省の滝野川醸造試験所での微生物による放射能除染・浄化の報告と各進駐軍の学者達の発表した資料をもとに説明をして、台湾の原子能委員会核能研究所において完全閉鎖の中でセシウム137の分解消失テストを行いました。この台湾での実証と分析・解析・証明の結果に対して国家承認が認証されました。2011年の3月11日の東日本大震災に際し、胡長官が高嶋博士の「複合微生物動態系解析による耐放射性細菌の微生物触媒の放射能除染・浄化・消失」の科学技術を当時の菅総理に推薦し、公式に外務省を通じて菅総理にわたっております。また、同様に韓国の元科学技術部長官の李祥羲博士は、台湾でセシウム137の処理水を高嶋博士と一緒に飲んでセシウム137の消失を確認し、高嶋博士を招聘し韓国国会で2度、原子物理学者400人の前で一度講演を主催したことから菅総理に対し高嶋科学の推薦文を出され、公式に外務省を通じて菅総理にわたっております。
 その後工業化レベル、実践レベルで放射能除染を行っていますので、その概要を提示します。原点は、広島・長崎の再現ということで、生物学者、放射線学者、生命物理学者が中心となるべき事実の探求です。生命物理学とは、ロシア、ウクライナ、フランスの学者を中心に構築されている学問分野です。
 4、福島原子力発電所事故の放射能汚染の除染と浄化の実施状況について
 下記の実施実証例は昨年の3月11日以降から今日までやられてきた事実であります。なお、現在実施中及び実施計画予定があります。微生物による放射能除染・浄化の実態が、経過経緯の確認が取れますので、ひとつひとつの検証と被害住民の声を取り上げてもらい、取材と報道を願うものです。
 1)放射能除染・浄化の実施・実証例(福島県川俣町山木屋牧草地計画避難地)@ 福島県川俣町山木屋牧草地(計画避難地)50坪での除染の実施・実証
 依頼者:福島県酪農業協同組合、佐藤金正氏(福島県議会議員)
 土地使用者:佐藤金正氏(福島県議会議員)
 実施期間:平成23年5月6日〜6月11日
 核種分析結果:放射性セシウムが5分の1〜400分の1に軽減・除染
 対照区セシウム核種分析結果:31,815Bq/kg、実験区:72Bq/kg
 第2回対照区:3,777Bq/kg、実験区:421〜856Bq/kg
 核種分析機関:同位体研究所(横浜市鶴見区末広町1-1-4)
 核種分析測定日:平成23年5月12日、6月14日、及び8月3日
 報告書を経産省に提出したところ、松下忠洋副大臣と西本淳哉技術総括審議
 官から土壌深部に放射性物質が溜まっていないかの調査を依頼され、50cm
 〜3mまでを50p間隔でサンプル採取し測定したところすべてN.D.でした。
 A 福島県川俣町山木屋牧草地(計画避難地)5000坪での除染の実施・実証依頼者:福島県酪農業協同組合、佐藤金正氏(福島県議会議員)
 土地使用者:佐藤金正氏(福島県議会議員)
 実施期間:平成23年10月9日〜12月24日
 核種分析結果:放射性セシウムが40分の1〜50分の1に軽減・除染
 核種分析対照区:17,000〜58,500Bq/kg、対策場所:ND〜3,409Bq/kg
 核種分析機関:日本環境調査研究所福島リカバリー事業部
 分析報告書作成日:平成24年2月5日
 この実施・実証は、@の報告書提出後、経産省の西本技術総括審議官から連絡があり、「50坪での実施実証は良く分かりました。また、深部に放射性物質が溜まっていないことも分かりましたが、もっと広い場所で実施実証を再度行っていただきたい。また核種分析を国や県が依頼している第三者測定機関で行ってほしい」と言われ、実施したものです。
 平成24年2月29日、核種分析報告書等を経産省及び産総研に提出し、平成24年3月12日高嶋博士が高橋千秋参議院議員と参議院議員会館の高橋議員の事務所でお会いし、経産省の西本審議官が、「先日の核種分析報告書、放射線量報告書は正式書類として公式に受け取りました。しかし、元素が消えることを認めることは2000年の科学の歴史を覆す結果となりますので経産省としてできません。そこでさらに何ヶ所か実施して放射能汚染の除染・浄化ができるという国民的コンセンサスを作ってください。また、マスコミ・テレビ等を巻き込んでください」と言っているとのことでした。
 B 福島県川俣町山木屋の牧草地の地元有志によるその後のサンプル採取と福島県の指定機関による分析・解析採取者:小野盛敏(福島県いわき市在住)
 採取日時:平成24年4月16日
 核種分析結果:放射性セシウムが7分の1以下に軽減・除染
 放射性セシウム濃度未処理土壌:5,720Bq/kg 処理済土壌:817Bq/kg
 核種分析機関:こどもみらい測定所(国分寺市東元町2-20-10)
 C 福島県川俣町山木屋の牧草地の牧草のサンプル採取と分析・解析
 福島県内の酪農関係者から牧草の放射能濃度を測定して高嶋博士が除染し
 た山木屋の牧草の放射能濃度が低いことを実証してもらいたいとの要望が
 出されたので、除染を行った土壌に従来から育っていた牧草を採取。
 採取者:小野盛敏(福島県いわき市在住)
 採取日時:平成24年8月1日
 核種分析結果:16分の1以下(86.5Bq/kg)牧草の規制値100Bq/kg以下
 放射性セシウム濃度雑草(未処理土壌上):1,430Bq/kg 処理済:86.5Bq/kg
 核種分析機関:こどもみらい測定所(国分寺市東元町2-20-10)
 2、山林の除染の実施・実証(茨城県高萩市下君田の山林約300坪)依頼者:ヤママス商事(代表取締役佐川安宏氏)
 所有者:佐川安宏氏
 実施期間:平成24年5月30日〜現在
 放射線量測定結果:平均7分の1 何ヶ所か「0」のところが出現
 放射線量 近隣山林:110~140cpm 処理山林内:0〜20cpm
 測定者:見学会参加者
 平成24年5月30日に除染作業を開始し、6月10日に見学測定会を行いま
 した。33名の参加者がそれぞれ各種の放射線量測定器を用いて測定し、上
 記の結果を確認しました。
 3、除染の実施・実証、実施中及び計画予定@ 福島市鎌田字大畑のラベンダー・ブルーベリー畑の除染の実施・実証
 依頼者:福島県北再生資源協業組合(理事長紺野正博氏)
 所有者:梅宮氏
 実施期間:平成24年8月24日〜現在
 11月まで実施・実証を行う予定
 汚染状況:畑表面 1.28〜5.0μSv/h
 A 福島県いわき市遠野町でのバークの除染の実施・実証依頼者:福島県木材協同組合連合会(理事長朝田宗弘氏)
 所有者:遠野興産
 実施期間:平成24年9月下旬から3ヶ月を予定
 汚染状況:バーク(樹皮)300〜2000Bq/kg
 B 福島県南相馬市鹿島区での原野2450坪の除染の実施・実証依頼者;アスカインターナショナル梶i代表取締役伊藤政弘氏)
 ゼネコンの宿泊施設を建設する予定なので、居住可能なレベルまでの除染
 の依頼
 実施期間:平成24年9月下旬から3ヶ月を予定
 汚染状況:不明
 C 福島市山田字中森のソバ畑300坪の除染の実施・実証依頼者:叶ツ木製作所(代表取締役青木孝昭氏)
 所有者:石原友康氏
 実施期間:平成24年9月下旬から3ヶ月を予定
 汚染状況:不明
 D 福島県郡山市逢瀬町多田野の水田900坪の除染の実施・実証依頼者:五風十雨農場(代表者向山邦史氏)
 所有者:中村和夫氏
 実施期間:平成24年6月8日〜現在
 稲の放射性物質含有量がNDであることを確認する依頼
 汚染状況:水田表面平均1077Bq/kg
 E 栃木県那須塩原市のゴルフ場10haの除染の実施・実証と農地化依頼者:居ャ林農産(代表取締役小林貴久子氏)
 所有者:小林貴久子氏
 実施期間:平成24年9月下旬から3ヶ月を予定
 ゴルフ場の除染と農地化の依頼
 汚染状況:不明
  F 福島県飯館村のスキミング(剥ぎ取り法)による高濃度汚染土壌の除染の実施・実証
 依頼者:福島県再生資源協同組合連合会(代表理事菅澤英隆氏)
 所有者:飯館村
 実施期間:平成24年11月上旬から3ヶ月を予定
 スキミングして洗浄した高濃度汚染土壌(シルト)の除染・浄化
 汚染状況:不明
  以上のように公式な実施実証と解析分析の証明ができております。このことは経産省の西本審議官及び産総研の瀬戸理事には報告済みですが、その際に高橋千秋参議院議員を通じて西本審議官から数例の実施実証例を行い、国民的コンセンサスづくりにマスコミ、ジャーナリズムの方に協力してもらい、広島・長崎の放射能汚染の除染の再現ということで前に進めてくださいということでした。現在、スキミング(剥ぎ取り法)で収集され、洗浄されて高濃度の土壌(シルト)も微生物処理により除染・浄化を行います。私共はスキミング(剥ぎ取り法)、高圧洗浄など政府の方針を推進し、なお最終処理もこの微生物処理法を用いることも考えております。政府の方策として不可能な山林・原野等の同時に政府に協力して福島県民の1日も早い復旧・復興のためにと思い実施実証を重ねており、政府との約束通りこの実証をもって東北の放射能除染・浄化、復興の要となるよう実施しております。
 あくまでこの科学技術は広島・長崎の放射能の除染・浄化の再現と工業化レベル、実施レベルであるということをご理解いただきながら、この事実をご確認いただきたいと存じます。
  なお、近々に上記の事実をすべて網羅した『完全版微生物が放射能を消した』を出版する予定であります。その際、記念講演と出版記念パーティを開催する予定ですので、よろしくお願いいたします。敬具
 
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