10日のAKB48の「ドラフト会議」で指名を受けた20人のうち、一番最後に名前を呼ばれたのが埼玉県在住の大学2年生、惣田紗莉渚さん(20)だった。2006年のAKB48チームBのメンバーを決めるオーディションの最終選考で落選し、「ずっと悔しい思いをしてきた」というが、この日、AKB48グループに入るという長年の夢を実現させた。
会議前に課題曲のパフォーマンスを披露した後、「ステージに立てる日を待っていた。7年越しの夢をつかめるよう頑張りたい」と意気込んでいた惣田さん。会議では4巡目まで名前を呼ばれず、参加した10チームのうち9チームが「選択終了」を選ぶ中で、唯一5巡目まで指名を進めたSKE48チームKIIの指名を受けた。惣田さんは「選ばれると思っていなかったので、今まで諦めないでよかったと思います」と涙ながらに喜びを話した。
これに対し、チームKIIリーダーの高柳明音は「こっちの世界に来て、大学とか大変なことになって、取り返しのつかないことになったら責任が取れない」と指名を少し迷ったことを明かしつつ、「ここからは本人次第ということで、SKE48として、この世界で本気で頑張っていきたいと思ってくれるなら、よろしくお願いします」と惣田さんに語り掛けた。
今回のドラフト会議では、29人の候補生のうち9人は指名を受けなかった。運営側は「一般の生活に戻っていただきます」としているが、今後の研究生オーディションを受ける際には書類選考などは免除し、最終審査からとする優遇措置が取られるという。(2013/11/10-23:58) エンタメ編集部のつぶやきはこちら