■第22回 ブループラネット賞(平成25年11月11日)
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公益財団法人旭硝子財団(田中鐵二理事長)は10月30日(水)、皇居を望む東京のパレスホテルを会場に、2013年度(第22回)の地球環境国際賞「ブループラネット賞」を受賞した松野太郎博士(日本)とダニエル・スパーリング博士(米国)の表彰式典を開催した。 |
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セントラル硝子鰍ヘ、10月26日(土)、27日(日)の二日間の日程で、福井県産業会館1・2号館を会場に開催された「住まいの情報展2013」(主催=(一財)福井県建築住宅センター)初日の26日(日)午前11時より、会場内のプレゼンテーションコーナーで、機能ガラス普及推進協議会の一員(当番幹事)として、『安全・安心ガラス設計施工指針』の手引きを資料に、セントラル硝子関西鞄チ約店第1営業部秋村一夫、大熊雄一両課長が設計・施工のポイントについて説明をおこなった。 |
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第48回「セントラル硝子国際建築設計競技」(主催・セントラル硝子梶jの公開審査会が、10月19日(土)午後1時半より、東京国際フォーラムD7ホールで開催された。厳正な審査の結果、栄えある最優秀賞には赤塚健・井上岳(いずれも慶應義塾大学大学院所属)の両氏の作品が選ばれ、賞金200万円と記念品及び賞状が贈られた。 |
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エネルギーパスとは、EU全土で義務化されている「家の燃費」を表示する証明書。そのエネルギーパスを広く一般に普及し、持続可能なまちづくりを目指すことを目的に活動しているのが一般社団法人日本エネルギーパス協会(所在地=東京都港区、マンフレッド・ランシエン会長)である。過日、東京・新橋にある同協会の事務所を訪問。代表理事でドイツの環境政策に精通している今泉太爾氏(竃セ和地所・代表取締役)にドイツのエネルギー戦略やそこから日本が学ぶべきことは何かを聞いた。今泉氏は現在潟}テックス(本社=東京都、松本浩志社長)が運営する「窓のコンシェルジュ」(http://www.madocon.jp/)でコラムを連載中だ。 ――なぜドイツに学ぶことになるのですか。 ――住宅に関するところをお話下さい。 ――エネルギーパスとは? ――先ほどの話でドイツの新築住宅着工戸数が15万戸というお話がありました。日本とは相当違いますね。 |
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関東甲信越板硝子卸商業組合(松本巌理事長)は10月3日(木)、東京の中央区立総合スポーツセンター会議室を会場に全員協議会を開催し、板硝子協会の浅沼光一調査役から北関東を襲った竜巻の被災状況とリフォーム補助事業の応募状況について話を聞いた。 |
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日本電気硝子梶i本社=滋賀県大津市、有岡雅行社長)は、10月1日(火)〜5日(土)まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された、アジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展“CEATEC JAPAN 2013”に出展した。 |
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千葉最大の環境活動見本市「エコメッセ2013inちば」(主催=エコメッセちば実行委員会)が9月28日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催、行政やNPO法人、大学などのほか、AGC硝子建材鰍竏ョ硝子叶逞t工場が出展、ソーケングループとエコ窓普及促進会もコラボ出展した。 |
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東海ひのまる会(立木彰一会長、宮吉硝子社長)と日本板硝子ビルディングプロダクツ株式会社(名古屋市中区)は9月26日、「窓サポート倶楽部 名古屋大交流祭」を開いた。講師に日本レストランエンタプライズの齋藤泉氏、共立総合研究所経営コンサルティング部の水野浩里氏を講師に迎えた。 水野浩里氏の講演(要旨) |
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公益財団法人旭硝子財団(田中鐵二理事長)は9月5日(木)、東京の経団連会館で記者会見し、第22回「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」の調査結果を発表。指標となる環境危機時計の2013年度の平均時刻は、依然「極めて不安」の領域に入る9時19分を示し、回答者の大多数は時刻を決める際に「気候変動」を一番に選択した。 |
■森嶌昭夫氏の解説 気候変動政策先送り(平成25年9月23日) |
森嶌昭夫氏の解説の要旨は次の通り。 |
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AGC旭硝子梶i本社=東京都千代田区、石村和彦社長)は、欧州カラーガラスシェアNo.1のブランド「ラコベル」の生産を鹿島工場(茨城県神栖市)で開始し、10月より販売を開始する旨発表した。 |
■国土交通省 住宅リフォーム支援状況 HPで検索可能(平成25年9月9日) |
国土交通省住宅局住宅生産課は、同省のホームページにおいて、「【平成25年度】地方公共団体における住宅リフォームに係る支援状況調査の結果」を発表している。 |
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既報の通り、千葉県柏市の「柏市エコハウス促進補助金」や東京都世田谷区の「世田谷区環境配慮型住宅リノベーション推進事業」、新潟県長岡市の「長岡市省エネルギー・新エネルギー設備等導入補助事業」など、市区町村レベルにおける省エネ改修補助金制度が整備されつつある。5月に開催された「機能ガラス普及推進協議会」においても、柏市の補助金を成功事例として、業界側から各自治体へ安全・安心をPRする旨の採択がなされている。 ――よろしくお願いします。さっそくですが、どういった部署にアプローチされたのでしょうか? ――機能ガラスのどのような内容をご説明されたのでしょうか? ――今後、他の市町村を回るご予定は? |
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LIXILグループの鰍kIXIL(本社=東京都、藤森義明社長)は、大阪・うめきたの注目スポット「グランフロント大阪」(大阪市北区)に旗艦ショールームとなる「LIXILショールーム大阪」(タワーA11階、延べ床面積約2330u)を新設した。また、同グループの叶島織物セルコン(本社=京都市、中西正夫社長)も、大阪市北区中之島に開設していた「大阪ショールーム」を同所12階(同約600u)に移転・リニューアルし、共に8月25日にオープンするこれに先掛け、21日午前10時30分から内覧会を開催した。 叶島織物セルコン中西正夫社長の挨拶の要旨。 |
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「Human Harmony」を企業理念に掲げる叶ホ崎本店(本社=広島市安芸区矢野新町1丁目2番15号、石崎信三社長)のグループ企業で、中国地方の複層ガラス製造やガラス切断部門を併設した板ガラスの供給基地の役割を果たす潟Eインドウシステム(本社の所在地は石崎本店と同じ、井上純一社長)。同社は石ア本店との連携活動によりユーザー直結型の窓ガラス製造会社として活動している。今回は、新たなガラス加工機を導入したと聞き、同社を訪問。設備投資の目的と今後の動向について井上社長にお話を伺った。 ――まず、御社の事業内容についてお聞かせ下さい。 ――地域的にはどのあたりまでカバーしているのですか。 ――今回新たな加工機を導入したというお話を業界で耳にしました。どのような加工機を導入されたのですか。 ――導入の目的は。 ――いつごろからご検討されていたのですか。 ――これで加工の内製化率はどれくらいになるのですか。 ――今回の投資はどれくらいで回収ができる見込みですか。 ――今後の展開については。 ――お忙しいところどうもありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。 記者の目 井上社長とのインンタビューを終えてから、工場の中を見させていただいた。サッシの組立ラインといい、板ガラスを粉砕する機械といいこれまであまり目にすることのない機械がたくさん並んでいた。工場の天井には省エネ塗料が塗られており、また、大型扇風機も導入され、工場内は比較的涼しい感じがした。さらに石崎本店の工場の屋根には太陽光発電パネルが1344枚敷き詰められ、今年の3月より売電事業も始めているという。日本の地方都市において、今後同社のような企業がガラス製造・加工の拠点となり、地域ブロックごとに登場するようになるのではないかと思いながら、工場を後にした。 |
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板ガラス及び建材の卸売、さらには合わせガラスや強化ガラスの加工や施工まで一気通貫で行うセントラル硝子の特約店・まねきや硝子梶i本社=大阪府東大阪市吉原2―1―13、?072―963―6061、奥山寛一社長)。同社が生産する強化、合わせ、さらには防火ガラスの販売を強化するため、三重県伊賀市にある伊賀工場を増設、新たに複層ガラスのラインを導入、2020年省エネ基準の義務化に対応するため、着実にその準備を進めている。今回は同工場を訪問し、まねきや硝子・奥山喜茂専務取締役に導入目的などを伺った。 ――複層ガラスの設備は過剰ぎみという声がある中で、今、なぜ、新たに設備投資されたのですか。 ――今回導入した機械の特徴を教えてください。 ――投資金額はどれくらいですか。 ――生産量の目標は ――やはり東京方面が多いのですか。 ――JISは。 ――第一号はどちらに納品されましたか。 ――新たな切断機もあるようですが。 ――お忙しいところありがとうございました。 ▼増設した工場の概要 記者の目 同社の強みは自社製品の販売ルートが確立されていること。作ったものは自販できる能力がある。既存の設備もみさせてもらったが、機能ガラスを生産するという点では『卸店が機能ガラスの生産もやっている』というレベルではない、どちらかと言えば『二次加工メーカーが卸もやっている』という感じで、ここに他の二次加工メーカーや卸店との違いを感じる。 |
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5月、杉村商事株式会社の新社長に就任した杉村亨氏。杉村茂樹会長から引き継いだ。1969(昭和44)年2月生まれ、44歳。趣味はゴルフ、釣り、フットサルだという。景況感、商品への見方、会社の将来像などについて聞いた。 ‐アベノミクスの効果が一部で出ているというが、景況をどうみているか。 ‐多能工が増えたことで、専門職人が減少している。影響があるのか。 ‐杉村商事は全国的に知られており、歴史と実績のある企業に成長したが、どう発展させるのか。 ‐品質を維持する「杉村の基準」とは何か。 ‐将来的にはどう発展させていくのか。 |
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機能ガラス普及推進協議会(吉川恵治会長)は7月23日(火)、東京・日本橋浜町の都硝協本部会議室で平成25年度代表者会議を開催し、「防犯・防災・省エネを3本柱に、特に省エネ基準義務化に向けての活動に注力する」ことを基本方針とする新年度活動計画案を承認した。 東日本大震災以降、電力問題を機に新エネルギー技術の促進や断熱性の向上などさまざまな取り組みが官民挙げて行われている。こうした中で、ガラスが果たせる役割は非常に大きい。特に省エネ性能の高いエコガラスの普及促進が重要な役割を持っていると考えている。 これまでの活動により新築戸建て住宅ではエコガラスの普及率は高いものになっている。制度面においても改正省エネ基準が今年より施行され、断熱基準は上がっていく。 一方、5000万戸といわれる既存住宅の大半は断熱性能に関しては低い水準のままだ。結露によるカビの発生、寒さによる体力の消耗や病気の誘発など住環境は健康にも大きく関係している。最近では住宅と健康に関する研究も多く行われ、その内容が学会やシンポジウムで発表されている。 地域の行政においては、省エネ改修に関する補助金制度が見受けられる。国レベルでも「既築住宅における高性能建材導入促進事業」が八月から公募を開始した。このようなインセンティブを活用し、より良い商品の提供とエコガラスの普及促進を一層進めていきたいと思う。 また、7月から日本建築防災協会発行の「安全・安心ガラス設計施工指針」を基に、各地区の行政へ機能ガラスのPR活動を開始した。併せて学校へのゼロエネルギー化のPRも行っている。 当協議会として取り組む内容は多岐にわたるが、見方を変えればビジネスチャンスに恵まれていると思う。 |
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鰍kIXIL(本社=東京都、藤森義明社長)は、本年4月に組織変更を行い、新たにプロダクツカンパニーを設置し、その中に9つのBU(ビジネスユニット)を新設した。今回は、LIXIL資料館(旧トステム本社)で川本隆一プロダクツカンパニー社長以下9つのBUの責任者の出席の下、記者懇談会を開催。BUの設立目的や事業戦略について説明した。川本氏は「LIXILにしかできないお客様価値の追究を行う」と力強く述べた。当日説明のあったプロダクツカンパニーの経営方針は次の通り。 |
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尾畑長硝子株式会社(名古屋市中区栄)の尾畑雄二郎社長。東海地区の状況や今後の見通しなどについて話を聞いた。 ‐重要の増加とは裏腹に課題も多く存在するが。 ‐業績は順調のようだが。今後、要点と考えるのはどのような点か。 |
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旭硝子(AGC、本社=東京都、石村和彦社長)は、6月28日(金)午後12時より東京會舘11階ゴールドルームにおいて、石村社長、西見有二副社長、田村良明専務、藤野隆取締役常務ら役員らの出席の下、恒例の記者懇談会を開催した。今回はガラスカンパニーから現在開発中の軽量で高断熱な新3層LowーEペアガラス、また、電子カンパニーからはこのほど発売となった超低熱収縮ディスプレイ用ガラス基板「AN Wizus(エイエヌ ウィザス)」など「各事業における最近の取り組み〜成長基盤の強化・定着に向けて〜」をテーマに石村社長が説明した。 |
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公益財団法人旭硝子財団(田中鐵二理事長)は6月18日(火)、東京の経団連会館で記者会見し、地球環境問題の解決に寄与した個人や組織に贈る「ブループラネット賞」2013年度(第22回)受賞者に、日本人の松野太郎博士と米国人のダニエル・スパーリング博士の2氏を選出したと発表した。 |
■「第15回板ガラスフォーラム」を開催(平成25年6月24日) |
安倍政権による成長戦略に期待が寄せられる中、板ガラス業界8団体による恒例の板ガラスフォーラムが6月14日(金)、東京・高輪の品川プリンスホテルで盛大に開かれた。15回目となるフォーラムには約350人が参加。今回は1日のみの開催だったが、記念講演や合同懇親会パーティーを通して相互に交流し、高機能ガラスの普及・促進や窓リフォーム需要の開拓など業界の総意結集に努めた。 |
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全国板硝子工事協同組合連合会(全硝工連)は6月14日(金)、東京のTKP品川カンファレンスセンターで第29回通常総会を開催し、「財政逼迫の折、的を絞った効率の良い活動を目指す」とした平成25年度事業計画案を承認。役員改選では遠藤浩吉会長の続投を決めた。 |
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AGC旭硝子株式会社はサッカースタジアムで使うベンチ向けガラスルーフをFIFA(国際サッカー連盟)の依頼を受けて製作した。6月15日からブラジルで開催されている「FIFAコンフェデレーションズカップ2013」の6会場すべてで使われる。一つの会場につき5台ずつ計30台を提供。更に、高機能フッ素樹脂フィルムを外装に使ったスタジアムが完成した。6月6日、東京都千代田区丸の内のJPタワー、アトリウムで元日本代表サッカー選手のラモス瑠偉さんを招き、発表会を開いた。 アフレックス使用のスタジアムで日本が試合 発表会でラモス瑠偉さんとトークショー |
■全国板硝子3団体 メーカー6社に要望書(平成25年6月10日) |
全国板硝子卸商業組合連合会(松本巖会長)、全国板硝子工事協同組合連合会(遠藤浩吉会長)、全国板硝子商工協同組合連合会(永島光男会長)の業界3団体は、5月30日(木)と31日(金)の2日間、国内板ガラス3メーカー(旭硝子、日本板硝子、セントラル硝子)と国内サッシメーカー3社(LIXIL,YKK AP、三協立山)を訪問し、板ガラス(窓)及び防火戸の完成品について、業界の総意としてつぎのようなお願いの文章を直接それぞれの責任者に手渡した。申し入れをした流通側は、メーカー側の反応を踏まえて今後の対応策を検討したいとしている。今回それぞれのメーカー側に提出した文章の内容は次の通り(全文を掲載)。 板ガラス(窓)及び防火戸の完成品出荷について(お願い) 拝啓 時下ますますご清祥の段お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 なおメーカー側の出席者は次の通り(敬称略)。 |
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「円安」「株高」が進む中で、安倍政権の経済政策「アベノミクス」への期待から企業心理が改善し、輸出も回復の傾向をしめしている。これらの要因を背景に「建設」「製造」などの業種の景気動向も大幅に改善し、明るい動きが顕著になってきた。このような中、昨年の10月1日付けで、日本板硝子梶i本社=東京都、吉川恵冶社長)の建築ガラス事業部門アジア事業部日本統括部営業部長に就任した青山尚明氏。今回は、東京都港区浜松町の同社に青山氏を訪ね、日本統括部の営業部長として、業界をどのような方向性に進めていくか、足元の数字からこれからの需要期に対する動きも含め、同氏にお話を伺った。 ――まず、足元の動きからお話をお聞かせください。 ――他の建材メーカーでもお話がでたのですが、国が発表している新築の着工戸数を見るともっと出荷があってもおかしくないのに、どういうわけかそういう指標の数字と連動していない感じがするということを幾度が耳にしています。 ――現状は指標とのギャップを感じている。その要因が人手不足だったらいつまでたっても終わらないから、危機感を感じているということですね。夏以降それが積みあがった段階で出荷が増えたら、加工ガラスの生産のほうの対応はどうなりますか。 ――他のガラスメーカーさんの話ではある程度製造設備に余力を持って走るつもりでいるということを聞いています。 ――その、夏以降に増える状態の期間ですが、どれくらい続くと見ておられますか。すぐに終わると見ておられますか。 ――2014年度まで続くと見ている方もいらっしゃいます。 ――地域的な差は出てきていますか。 ――値上げはどうですか。 ――このように業界としても明るい方向にあるわけですが、営業部長として、ガラス業界をどういう方向に向けていきたいと考えておられますか。 ――お忙しいところありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。 ******* ******* ******* ******* *******青山尚昭(あおやまなおあき)氏の経歴。 1960年兵庫県生まれ。53歳。神戸大 学経営学部卒。1983年日本板硝子に入社。名古屋、東京、大阪の各支店・特需部等の営業畑を中心に担当。2012年6月より日本地区の営業を統括し同年10月に営業部長となり現在に至る。2男1女の5人家族で現在は単身赴任中。趣味は読書。「誠実」という言葉を大事にしているという。 |
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建築用ガラスの加工・販売で旭硝子グループの一翼を担うAGCグラスプロダクツ梶i本社=東京都、伊東弘之社長)。今回は昨年12月に前任の武田社長の後、同社社長に就任した伊東弘之社長に社長就任の抱負や今後の同社の方向性などを聞いた。 ――私たちから見ると突然に武田社長からバトンを引き継がれた感じがします。 ――社長としての思いは。 ――社員に期待することは。 ――お客様には。 ――現状の動きは。 ――武田前社長はエリア単位で製販一体事業運営を進めるという方針がありました。 ――東北の方は。 ――LIXILとの統合後は。 ――拠点数は。 ――さらにこれを集約する予定は。 ――需要の波が一気に来た場合の対応も考えて様子を見ようということですね。 ――このままいけば、黒字化という目標は達成しそうですか。 ――どういうことですか。 ――今年の建築業界の動きはどのように見ていますか。 ――値上げは。 ――今後の動きは。 ――流通の皆さんからは今年後半に大きな波がきても「間に合わない」ということがないようにお願いしたいと聞いています。 伊東社長の略歴 1957年千葉県に生まれる。現在55歳。慶応大学法学部卒。1981年旭硝子入社。入社後船橋工場の総務を経て、営業として大阪支店〜関東支店〜福岡支店に赴任。その後本社に戻って営業部門の構造改革を担当。2000年に営業センターの初代リーダーに就任。2006年から2010年までタイで海外勤務も経験。帰国後AGC硝子建材の社長を2年間担当し現在に至る。好きな言葉は「一期一会」趣味は旅行と写真。現在家族3人で、東京で暮す。 |
■春の叙勲 青森協組前理事長大杉氏、新潟硝連・田代氏に瑞宝単光章(平成25年5月13日) |
全国板硝子商工協同組合連合会(永島光男会長)の発表によると、平成25年春の叙勲受章者として、青森県板硝子商工協同組合の前理事長・大杉眞一氏(許辺地ガラス)が厚生労働省関係(技能検定功労)からの申請分として瑞宝単光章を、また、新潟県板硝子商工組合連合会・田代明雄氏(資田代建硝)が同じく厚生労働省関係(技能検定功労)からの申請分として瑞宝単光章を受章したと発表した。本当におめでとうございます。 |
■タナチョー田中社長に聞く 年後半、建材の需給ひっ迫?(平成25年5月6日) |
快適な都市づくりと住まいづくりに取り組む総合建材商社・タナチョーグループ(本社=東京都中央区、田中廣代表)。今年開催された同グループ企業の潟^ナチョー兵庫(本社=兵庫県、田中廣社長)の新春例会のあいさつの中で、田中社長は今年後半に建材の需給がひっ迫する可能性を示唆した。そこで今回は東京にある潟^ナチョーの本社ビルを訪ね、田中社長に発言の真意のほどを聞いてみた。 ――今年2月初めにあったタナチョー会冒頭のあいさつで今年後半に需給がひっ迫するかもわからないので、決まった物件があれば早めに手当てをしておいて欲しい旨をお話されました。関西では実感がわかないという声をたくさん聞いております。この間の発言には何か理由があるのでしょうか。 ※ ※ ※ 結局バブル期間中もそういう建物はそのままになってしまった。逆に郊外にビルを造るとか新しい工場を造るとかそういうことをやってしまった。 ――そういう話がかさなると一気に大きな波が押し寄せるかも知れませんね。 ――ガラスやサッシが不足している感じはあるのですか。少数ですが、ガラスの供給に遅れがあるという話も耳にしました。 ――今、鉄骨や材木などいろんなものが値上げとなってきています。私が聞いた話では他の資材の値上げ分をガラス・サッシのほうに押しつけて逆に値下げを要請されているお店の話も耳にします。このような中でガラスやサッシの値段が上がると間に挟まった流通は非常に困るという話も耳にしました。 |
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YKK AP(本社=東京都、堀秀充社長)はTOTO、DAIKENの両社と出展協賛企業によるグリーンリモデルフェアを4月から全国4会場(東京・名古屋・大阪・福岡)で共同開催している。今回は4月19日と20日に東京ビッグサイトで開催された同フェアの模様を取材した。 |
■柏市「エコ窓補助」出足好調(平成25年4月22日) |
既報のとおり、4月よりエコ窓改修工事費用としてその4分の1を補助する「柏市エコハウス促進補助金」制度を設けた千葉県柏市役所(秋山浩保市長)。4月1日にこの制度がスタートしたばかりだが、先日の取材(15日)時点ですでに15件の申請が届いているというほどの人気ぶりだ。そこで今回はこの制度設計から携わった同市環境部環境保全課環境保全担当・原田圭介主査を訪問、「柏市エコハウス促進制度」を設けることになった経緯から今後の動きまでお話をうかがった。 ――先日この制度の記事を掲載したところ、読者の方から他の市町村でもやってもらえないか。また、どこに行けば役所の方に耳を傾けてもらえるのかという問い合わせもいただいております。まず「柏市エコハウス促進制度」を設けるきっかけをお聞かせください。 ――「窓」に注目されたのは、どなたか「窓」に詳しい方がご担当の中にいたのですか ――ということは、制度を設計するにあたって業界団体から何か働き掛けがあったということではなかったのですね。 ※ ※ ※ ☆柏市エコハウス促進補助金制度とは ※ ※ ※ ――パンフレットなどを見るとかなり詳しく書かれています。 ――総予算額は。 ――現状ではどんな進捗具合ですか。 ――どちらかというとこの閑散期にそれだけの申請があるのはすごいと思います。今後については。 ――ありがとうございました。全国の地方自治体からも問い合わせがあるかも知れません。その時はよろしくお願いいたします。 |
■省エネ補助金活用 全国卸・松本会長に聞く 「流通自ら自治体へ働きかけを」(平成25年4月15日) |
既報のとおり、省エネ建築に向けた支援制度が経産省で検討されており「住宅・ビルの革新的省エネ技術導入促進事業補助金」(110億円)、「スマートマンション導入加速化推進事業」(130億円)などを予算要求。住宅の耐震改修などリフォーム工事では、所得税や固定資産税の減免措置など特例措置を拡充するとしている。さらに地方自治体レベルでも省エネに対してさまざまな助成制度を講じる動きがあり、例えば東京都墨田区の地球温暖化防止設備導入助成や千葉県柏市のエコハウス促進補助金制度などで、我々ガラス業界にはフォローの風が吹いている。そこで今回は流通を代表して、全国板硝子卸商業組合連合会の松本巌会長(マテックス会長)にご登場をお願いし、流通としてこの追風をいかに活用していくか、お話を伺った。 ――ところで、そういう自治体への働き掛けは、流通の仕事ではなく、メーカーの仕事ではないかという声も流通の中で聞こえてきます。 ――自治体に行っても窓口や担当者がだれかはっきりわからず、結局、名刺やチラシを置いてくるだけに終わって効果が少ないように思うという話も耳にします。 ――ただ単に地方自治体に訪問し、おねがいだけして帰ってくるようではダメだということですね。地元が開催するイベントに積極的に参加・協力しアピールすることも必要だということですね。 ――今後については。 |
■ハードグラス工業 空港第2工場を建設(平成25年4月8日) |
強化ガラスドアの国内シェアナンバー1を占める安全ガラス(強化・合わせ)製造・販売のハードグラス工業梶i本社=伊丹市北伊丹7―79、下岡嵩社長)は、伊丹市内にある伊丹シティーホテルにおいて社員ら約200名が出席する中、今4月から始まる同社の第44期キックオフセレモニーを開催した。下岡社長はその中で、今期の業績について説明、「売上高は前年度の105%、経常利益は3・5%だった。売上のほうは大阪北ヤードの仕事が貢献した」と説明した。さらに、昨年完成した空港第1工場前の220坪の倉庫を取得、今秋にはさらに800坪、合計約1000坪の土地取得計画も明らかにし、空港第1工場に続く、第2工場の建設を表明した。 |
■24年度後期ガラス施工技能検定合格者(平成24年3月25日) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成24年度後期ガラス施工の技能検定結果が全国都道府県職業能力開発協会から3月15日に発表された。 今年の結果は1級受検者が319人(昨年は249人)で、合格者が141人(同130人)合格率は44%(同52%)となっている。また、2級の受検者は104人(昨年度は109人)で、合格者が56人(同75名)、合格率は54%(同69%)となっている。なお女性の合格者は1級・2級とも今回はゼロだった。
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ガラス関連八団体で組織する機能ガラス普及推進協議会(石村和彦会長)は3月1日(金)、事務局を置く東京・高輪の板硝子協会会議室で平成25年度活動計画を協議する打ち合わせ会合を開催し、建築分野における省エネ基準義務化の流れを「追い風」と捉え、地方公共団体への働きかけなどLow─E複層ガラス(エコガラス)を核とする機能ガラスの普及に業界一体となって取り組んでいく方針を確認した。 |
■「HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION」 LIXILとYKK AP出展(平成25年3月11日) |
鰍kIXIL(本社=東京都、藤森義明社長)、YKK AP梶i本社=東京都、堀秀充社長)の両社は、東京・江東区青海で3月2日(土)から24日(日)まで開催される、「HOUSE VISION2013 TOKYO EXHIBITION」に出展した。 |
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厚生労働省や中央職業能力開発協会、(社)全国技能士会連合会が主催する第27回技能グランプリ競技が2月23日(土)〜24日(日)までの2日間、千葉県にある幕張メッセ国際展示場9・10ホールで盛大に開催された。競技には全部で28職種が参加。今回は4年振りにガラス施工もその職種の一つとして参加した。 |
■AGC 新中期経営計画を策定(平成25年2月25日) |
AGC(旭硝子梶A本社=東京都、石村和彦社長)は、2月7日(木)午後3時より東京都千代田区にある大手町サンケイプラザ4Fホールにおいて、2012年12月期決算説明会を開催した。当日の登壇者は石村社長と取締役兼常務執行役員社長室長・藤野隆氏の二人。発表によると、売上高は前期比2・0%減の1兆1899億円。営業利益は同43・9%減の929億円。経常利益は48・0%減・866億円。当期純利益は54・0%減の437億円の減収減益だった。 |
■恒例「タナチョー会」盛大に(平成25年2月25日) |
潟^ナチョー兵庫(本社=兵庫県加古郡、田中廣社長)は、2月8日、神戸市内にあるチサンホテル神戸にて、同社との取引店など約40名が集まる中、恒例の2012年タナチョー会(新春例会)を盛大に開催した。 |
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関東板硝子工事協同組合(遠藤浩吉理事長)は2月13日(水)午後3時半から、東京・日本橋浜町のTSKビル会議室で全員懇談会を開催し、全国的に導入を進めている登録硝子工事基幹技能者制度と社会保険未加入問題について協議した。 |
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公益財団法人(公財)日本板硝子材料工学助成会(藤本勝司理事長)は1月28日(月)午後、東京・霞が関ビルの東海大学校友会で「第30回無機材料に関する最近の研究成果発表会」を開催した。「材料研究に新しい風を」をテーマに、平成21年度に同助成会が助成金を贈呈した40件の研究の中から5件を選び、講演を聴いた。 |
■国交省 住宅・建築物の省エネ・バリアフリー改修支援 補正予算に50億円盛り込む(平成25年2月11日) |
国土交通省は平成24年度の補正予算の中に盛り込まれた「住宅・建築物省エネ改修等緊急推進事業」(国費50億円)について2月5日に次の通り公募内容について情報を提供した。なお、本事業については、平成24年度補正予算成立後に内容を確定し、公募を行う予定としている。事業説明会については、東京は2月8日、大阪については、2月14日(木)午後3時より4時半まで大阪府豊中市にある「千里サイエンスセンター」において開催された。 |
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板硝子協会(石村和彦会長)は、1月24日に東京・丸の内にある東京会館において、協会役員や各委員会委員長やその委員らの出席の下、板硝子協会合同委員会を開催した。石村会長は冒頭に、「住宅・建築物の省エネを進めるための、改正省エネ基準の普及、安心安全ガラスの普及などに取り組んでいく」(要旨別項)と力強くあいさつした。 |
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米国のガラスメーカー、ガーディアン・インダストリーズ・コーポレーションの日本法人、ガーディアン・ジャパン・リミテッドの社長に昨年12月、就任した岡戸志門氏。就任に際しての抱負と今後の日本市場に向けてどう取り組むのか。話を聞いた。 ‐‐外資企業として、日本市場をどうみているのか。 ‐‐社長として目指すところは何か。 |
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関東甲信越板硝子卸商業組合(松本巌理事長)と東京都板硝子商工協同組合(永島光男理事長)は、1月18日、東京・千代田区にあるホテルルポール麹町において、合同の新年賀詞交歓会を開催した。今年で4回目となる合同新年会には、来賓を併せ約130名が参会し、華やかなムードの中で進められた。 |
■旭硝子 石村社長が ’13方針 業績を上昇トレンドに(平成25年1月21日) |
旭硝子梶i本社=東京都)の石村和彦社長は、年頭のあいさつの中で、2013年度方針説明(要旨)を次のように述べた。 |
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AGC(旭硝子梶A本社=東京、石村和彦社長)は、昨年5月に竜巻による甚大な被害を受けた栃木県真岡市への支援活動として、地震や突風、台風などの自然災害発生時に効果のある防災ガラスを寄贈した。寄贈先である同市指定避難場所の真岡市立真岡小学校(大関馨校長)体育館では、窓ガラス約150u(材料費及び工事費は設計価格で約1,018万円)がすべて防災ガラスに交換され、自然災害時の安全性が高まった。 |
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新年にふさわしい明るい話題をひとつ紹介しよう。合わせガラスや強化ガラスなど機能ガラスの製造・販売を行う三芝硝材梶i本社=高岡市岩坪2312、西英夫社長)は、このほど新規加工設備としてイタリア・ブゼッティ社のダブルエッジャーとフォルベット社の四軸同時加工機・キアラを導入したと発表した。 |
■弊社からの提言 「もったいない」「技能者を大事に」の文化を育てよう(平成25年1月21日) |
今年はスタートから、安倍内閣ができて株高、円安ドル高となり、消費税の駆け込み需要も見込めることから、好景気になると予想する人が多く明るい話題も多い。建材メーカーの決算数字を見ても前年同期比でプラスになってきているところも多い。この状態が末端の我々の段階までおりてくるのかどうか、今後はその動向を注視していくことが必要だ。 |
■旭硝子 自動車ドア用強化ガラス発売(平成24年12月24日) |
旭硝子株式会社(東京都)は2012年12月から、紫外線を約99%カットしながら、日射しによる暑さや「ジリジリ感」の原因となる赤外線をカットする自動車ドア用強化ガラス「UVベール Premium Cool on」の販売を始めた。「紫外線を99%カットしながら赤外線をカットするのは世界初」だという。 女性ドライバーにとって、自動車の窓回りの最大の悩みは日焼けやしみ。その原因となるのは紫外線である。同社は2010年に紫外線を約99%以上カットする「UVベール Premium」を発売し、すでに十五車種に広がっている。しかし、「車内が暑い」「運転中に腕がジリジリする」などの赤外線が原因の不快感の解消も求められるようになっている。今回の新商品は赤外線カットの要望にも応えた。 この高機能ガラスは「快適なドライブ環境を実現し、暑さを和らげることで弱めのエアコン設定を可能にする」という。環境負荷低減にも貢献する商品となっている。 同社のガラス材料技術、コーティング技術、化学技術を融合したもの。紫外線、赤外線をともにカットするだけでなく、ドアガラスの昇降時に傷が付きにくい新材料や、高品質コーティング技術により製品化に成功した。 この製品は12月5日に発売されたトヨタ自動車の「ヴィッツ 特別仕様車」に「IRカット機能付きスーパーUVカットガラス」として採用されている。 |
■10月の新設住宅着工戸数 8万戸を突破 前年同月比25.2%増(平成24年12月10日) |
国土交通省が11月30日に発表した本年10月の新設住宅着工戸数は、 持家、貸家、分譲住宅ともに増加したため、前年比25.2%増の84251戸となり、2カ月連続の増加となった。季節調整済み年率換算は97万8000戸だった。持家は前年比13.0%増で2カ月連続の増加、貸家は同48.2%増2カ月連続の増加、分譲住宅は同14.2%増で2カ月連続の増加となった。近畿圏の分譲の数値以外はすべての分野において前年度を上回る結果となっている。消費税増税の影響がでてきているかもしれない。 |
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強化ガラス・強化ガラスドア・合わせガラスの加工・製造・販売を行う藤原工業梶i本社=大阪府大阪市、松井均社長)は、8月29日に前社長で父親の故松井清氏の死去に伴い、代表取締役社長に松井均氏が就任した。今回は、この業界の荒波の中をどのように航海していくのか、松井社長ご自身にご登場をお願いし、お話を伺った。松井社長は「藤原工業は昭和2年に電熱処理で曲げガラス加工をもって創業してもうすぐ90年を迎えます。独自の技術で零戦の風防やミゼットのフロントガラスをダイハツに納入していた長い歴史があります。機能ガラスの二次メーカーの老舗としてのプライドを強く持って、前社長の方針と基盤を守りながらも時代に合った新製品を開発し供給していきたい」とその抱負を語った。 ――社長のこれまで歩んでこられた道程を教えてください。 ――現在の社員数は ――住まいは ――社長がモットーとされていることは。 ――今後の動きについては。 |
■12月12日(水)夜7時〜8時54分 TBS “特大がっちりマンデー”にガラス新聞社が登場(平成24年12月12日) |
業界新聞No.1ニュース大賞2012 この番組にガラス新聞が登場します。 予定では1番目に登場します。ぜひご覧ください。 |
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板硝子協会が、ジャパンホーム&ビルディングショー最終日の11月16日、東京ビッグサイト会議棟605号室で「ガラスシンポジウム2012」を開き、業界関係者など約130人が集まった。宇都宮大学の郡公子准教授と株式会社日建設計主管の水出喜太郎氏が「最近のガラスファサードの設計法とその性能」の表題で、独立行政法人建築研究所主任研究員の喜々津仁密氏が「竜巻による建築物被害とその軽減に資する取り組み」の表題で講演を行った。 シンポジウムの冒頭、板硝子協会建築委員長の市川公一氏は「ガラスシンポジウムは設計、施工に携わっている板硝子に関するさまざまな情報に出会える。今回は10回目の節目である。近年、ガラスに社会的要求が増えた。複層化、遮熱・断熱、防犯、防災など高度なガラスへの要望が増えている。今後も開発、普及・促進しなくてはならない」などと、主催者を代表してあいさつした。 【高機能ファサードの最新性能を考える】 郡博士は「地球環境時代となり、ガラス建築は環境的に高性能でなければ存在が許されなくなっている。ガラスファサードを熱的に高性能化する手法にエアフローウインドウ、エアバリア窓、ダブルスキンなどの高性能窓システムがある」とし、それぞれの仕組みを説明。竣工年による高性能窓システムの採用件数などを示した。更に、ダブルスキン、AFWの熱性能算定式や実用計算法なども示した。すべて屋外排気するAFW、窓排気の一部を空調機に戻すAFW、自然換気を行うダブルスキンの熱性能など、図を交えながら説明した。 水出主管は「ファサードは外部環境と内部空間との境界を形成し、サスティナビリティ、コミュニケーション、快適性などの今日的テーマと関わりが深く建築空間を豊かにするための重要な要素だ」と話し、「高性能ファサードの設計法と具体例」として、「福山市まなびの館ローズコム」「スーパーコンピュータ 京(けい)」を例に挙げて説明した。 福山市まなびの館ローズコムは、旧福山藩校「誠之館」の跡地に市民学習と交流の拠点として計画された。図書閲覧室などの建築物の回りに道三川を利用した水盤を広げ、外気との温度差で館内の空気を冷却し循環できる。自然換気併用の空調システムとなっている。 スーパーコンピュータ 京の施設である研究棟は日射遮蔽と海風の影響を防ぐ断熱性強化のダブルスキン外装。研究棟と計算機棟の間にアトリウムを設置し、これを利用した自然換気システムを構築している。 【竜巻による建築物被害とその軽減に資する取り組み】 喜々津博士は「建築物の竜巻被害の概要」「竜巻再現実験の展開」「竜巻被害の軽減に向けできること」の3点に分けて話した。今年5月6日に発生した竜巻被害について、木造建築物の転倒、倒壊、飛散、移動について現地の写真を示しながら解説。木造小屋組の破壊、鉄骨造の残留変形、転倒、RC造建築物の開口部などの損壊などについても説明した。 更に、「飛来物による被害が大きかった」ことに言及し、中には鋼板製屋根材が電線に引っ掛かった例もあった。 竜巻発生を再現することで風力や方向などについても検証している。つくば市の被害状況と実験結果の対応関係についても言及した。 竜巻被害の軽減について、@建築基準法では竜巻によって生ずる荷重・外力は想定されていないA人命・財産・機能保護の観点で被災後の影響が大きい建築物については竜巻に脆弱な部位に対する設計の考え方の整備が求められる――などと指摘。通常の耐風設計の延長線上で竜巻に対して脆弱な部位(屋根・開口部)に、合わせガラスの採用など、プラスアルファの性能を持つ仕様を採用する。米国の重要施設を対象にした対竜巻設計の考え方を参考にする――などと提言している。 |
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強化ガラスドアの国内シェアナンバー1を占める安全ガラス(強化・合わせ)製造・販売のハードグラス工業梶i本社=伊丹市北伊丹7―79、下岡嵩社長)は、既報の通りかねてより建設中だった同社空港第一工場(所在地・兵庫県伊丹市口酒井3丁目3番30号)がこのほど竣工し、その披露宴が11月21日(水)の大安の日に、旭硝子など取引関係者ら約100名が集まる中、盛大に行われた。 |
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全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、永島光男会長)は11月12日(月)、羽田雄一郎国土交通大臣に対し、住宅エコポイント制度復活、省エネ基準の明確化とサッシ問題の改善を求める陳情書を提出した。板ガラス業界では流通短絡化や異業種参入を背景に、近年、特に末端の小売部門が苦況に立たされている。
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建設産業における雇用・医療・年金保険の未加入問題に取り組む「社会保険未加入対策推進協議会」の第2回会合が10月31日午後2時より、東京・霞が関の国土交通省中央合同庁舎3号館の共用会議室で開かれた。 |
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ガラス産業のあらゆる分野を捉え、素材としてのガラスの可能性をさまざまな視点から紹介するユニークな展示会「グラステック2012(国際ガラス製造・加工機器展)」が10月23日から10月26日までの4日間、ドイツ・デュッセルドルフの見本市会場で盛大に開催された。今回で22回目を迎えたこの展示会には、世界53カ国(前回は51カ国)・1162社(同1275社)の企業が出展。4.3万人以上(同4.5万人)の来場者が訪れた。 |
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公益財団法人旭硝子財団(田中鐵二理事長)は10月31日(水)午後3時より、東京・丸の内の東京会館ローズルームで、2012年度(第21回)「ブループラネット賞」表彰式展を厳かに開催した。 |
■真空ガラス「スペーシア」のTVCMの放送を開始(平成24年11月12日) |
【放映予定期間】 TVCMの内容はつぎのURLからご覧ください。 http://glass-wonderland.jp/movie/spacia.html |
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第47回「セントラル硝子国際建築設計競技」(主催・セントラル硝子梶jの公開審査会が、9月28日(水)午後1時半より、東京国際フォーラムD7ホールで開催された。厳正な審査の結果、栄えある最優秀賞には韓国のジョーフィ・ソンさんの作品が選ばれ、賞金200万円と記念品及び賞状を獲得した。 |
■AGC 銀三層コーティング 省エネ性能最高(同社比)エコガラス開発(平成24年11月5日) |
AGC(旭硝子梶A本社=東京、社長=石村和彦氏)は、国内生産として初めてとなる銀三層コーティングを施した、同社製品の中で最も省エネ性能が高いエコガラス「サンバランス トリプルクール」を開発した。 |
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「省エネ基準の義務化」について、政府は2020年に新築住宅・建築物の省エネ基準の適合義務化を目指しており、それを踏まえて国交省と経産省が省エネ基準を見直す合同会議が開催されている。会議の内容では、現行基準(平成11年基準、次世代省エネ基準と呼ばれているもの)では、外壁や開口部といった外皮のみが対象だった住宅の省エネ基準を、空調・換気・給湯・照明・昇降機など設備機器の基準も合わせた「一次エネルギー消費量」に変更するとしている。それに伴い今後日本の「窓(ガラス・サッシ)」というものがどのように変化していくのか大いに関心のあるところだ。今回の住宅特集では板硝子メーカー3社と設計事務所の先生にご登場をお願いし、それぞれの立場からご意見を伺った。さらにサッシメーカー3社には今後のリフォーム市場への対応についてお話を聞いた。 ――この間の板ガラスフォーラムで先生の講演を聞きました。かなり開口部に興味を持たれている設計士の先生だなと思いましたが。 ――先生が思っておられる日本の窓のあるべき姿とはどのような窓になりますか。 ――そこから先はどうなりますか。 ――これで良いわけがない。 ――窓の見込みが大きくなるのでは。 ――日本の住宅は狭いので枠見込みが大きくなるとさらに居住空間が狭くなるのでないかと思ったものですから。 ――樹脂サッシは防火についての対応はどうなんでしょうか。 ――お忙しいところどうもありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。 |
■NEDO・東大 新光触媒材料を開発(平成24年10月22日) | ||
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東京大学先端科学技術研究センターは10月11日(木)、東京・霞が関のNEDO分室で記者会見し、「新しい可視光応答型光触媒材料を開発した」と発表した。
日本板硝子(吉川恵治代表執行役社長兼CEO)は10月11日、ガラス表面についた細菌やウイルスの増殖を抑制する抗菌・抗ウイルス性光触媒ガラスの開発に成功したと発表した。NEDOのプロジェクトの一環として取り組んでいた。 |
■AGC高砂工場の屋根にメガソーラー重量半分、超軽量パネル(平成24年10月8日) |
AGC(旭硝子梶A本社=東京、石村和彦社長)は、高砂工場の屋根を活用して発電容量約5メガワットのメガソーラーを建設し、来年3 月に稼働開始すると発表した。このメガソーラーでは、同社の薄くて強いガラス“Leoflex(注)”を搭載した超軽量ソーラーパネルを一部に採用することで、従来型のソーラーパネルでは設置が難しいスペースも有効活用し、屋根に設置する発電システムとしては国内最大規模を実現している。 |
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「曲げガラス」加工で来年60年を迎える実績を持ち、「樹脂合わせガラス」とともにオンリーワンの企業を目指す新光硝子工業梶i本社=富山県砺波市、新海伸治社長)は、今年の6月22日に行われた株主総会で新海伸治社長が新しく就任した。交代目的は前社長の稲船幸夫氏が定年を迎えたことから若返りを図った。そこで今回は砺波市にある同社本社工場を訪ね、新海社長の人となりに迫ってみた。 ――社長がここまで歩んでこられた道程を簡単に紹介して下さい。 ――現在の会社に入社されたのは。 ――平成2年といえば大変忙しかったのでは。 ――一サラリーマンから今度社長になられたわけですが。 ――ご自身でどうして社長になることができたと思われますか。 ――社員は。 ――お住まいは。 ――ご家族は。 ――趣味は。 ――社長のモットーしていることは。 ――社長になられた抱負・基本理念は。 ――今後の動きについては。 ――ありがとうございました。 |
■全硝連宮城・松島で第28回全国理事長会議(平成24年10月1日) | ||||||
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全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、永島光男会長)は9月23(日)、24(月)の両日、宮城県・松島温泉のホテル「松島一の坊」で第28回全国理事長会議を開催した。初日の全体会議には45名が参加して減少著しい組合の活性化について活発な議論を交わし、翌日は東日本大震災の被災地を視察、復興に向けた支援態勢の在り方について現場サイドで意見交換した。 |
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全国理事長会議は全体会議終了後、「東日本大震災当日から現在までの道のり」と題した松島一の坊・畠山光夫支配人の講演を聴いた。 |
■旭硝子財団アンケート 環境危機時計昨年比平均22分進む(平成24年9月24日) |
公益財団法人旭硝子財団(田中鐵二理事長)は9月10日、韓国・済州島で記者会見し、2012年版(第21回)「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」の結果を発表。全回答者の平均環境危機時刻は「9時23分」と昨年比22分進んだ。 |
■上原成商事・守山エネルギーセンター セントラル硝子製「ペアレックスソネス ネオ」採用(平成24年9月24日)
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エネルギー関連をはじめとして、建築資材、住宅設備、リフォームなど人の暮らしに必要な資源・資材・技術を提供する総合商社・上原成商事梶i本社=京都府京都市中京区御池通烏丸東入仲保利町191番地、?075-212-6000、上原大作社長)は、産業サポート事業において物流の効率化で拠点の統合を推し進めている。その一環として老朽化が目立つ湖南のガス充填工場(滋賀県)を守山油槽所(滋賀県)に集約し、このほど守山エネルギーセンターとしてスタートした。これによりエネルギー物流システムの効率化と更なる保安強化を推進できるとしている。なお、今回の投資額は約4億8000万円としている。今回は同社取締役物流部長・福井善徳氏にご登場をお願いし、投資の目的などを聞いた。なお、同社はセントラル硝子の特約店・上原硝子梶i本社=京都府京都市、太田邦男社長)の親会社にあたる。 ――今回の投資目的は。 |
■旭硝子財団意識調査「政策見直し」32% 「反原発」世界レベル(平成24年9月24日) |
旭硝子財団は2012年版「地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」で「原子力発電と環境」に焦点を当てた意識調査も実施。その結果、世界レベルで原発に反対する市民が多くなり、政策面では「なんらかの見直しを望む」とする意見が大勢を占めた。 |
■社会保険未加入問題 建設業 国・業界で加入推進協 国交省 山野氏に聞く(平成24年9月10日) |
弊紙夏季特集号の中で、全国板硝子工事協同組合連合会・遠藤浩吉会長のあいさつや前々号の三面鏡などでも紹介したが、建設業を営む会社の「社会保険未加入問題」に国交省がついにメスを入れはじめた。この件については、ガラス工事業界を中心に少しずつ話題にのぼりつつあるものの、まだ、大きな問題として捉えている企業も少ないのではないだろうか。しかしこのまま何も手を打たないでいるといずれは仕事が回ってこなくなる可能性を含んでいる。そこで今回はこの問題の窓口である国土交通省 土地・建設産業局建設市場整備課労働資材対策室担当・山野美鈴課長補佐になぜ今「社会保険未加入問題」なのか、その背景から対策、さらにはあるべき姿までを聞いてみた。 「バブル崩壊以降、建設投資額は減少し、平成23年度見込みでは約42兆円です。これは平成4年のピーク時の50%にまで減少しています。このため、競争参加者が増加し、受注競争が激化しています。 ――背景はわかりましたが、実際どれくらいの方が未加入なのですか。実態はどのような感じですか。 ――では、具体的にどのような対策をとられるおつもりですか。 「対策としては、(1)行政・元請・下請等の関係者が一体となった保険加入の促進(2)行政による制度的チェック・指導(3)建設企業の取組(4)法定福利費の確保などがあります。 ――行政として最終的にはどのような形を目指すおつもりですか。 「5年後の平成29年度を目途に、企業単位では、許可業者の加入率100%、労働者単位では製造業相当の加入状況を目指します。これにより、技能労働者の処遇の向上や人材の確保、公平な競争環境の構築を図ります」。 ――背景や目的、その対策などはわかりました。ところで、もし、この3保険とも今現在入ってなくて、新たに入ろうとすると1人あたりどれくらいの額になるのですか。 「こちらの試算では、事業主負担額の合計は賃金の約15%程度となります。表を見て下さい。例えば日当たり賃金で15,000円、標準月額報酬が34万円とすると、法定福利費の月当たりの事業主負担額は約5万円となり、年間で約60万円の負担となります。」 ――これだけの負担が新たにでてくるとなると、今の経済状況では、頭の中でわかっていても、実際には行動できないのではないでしょうか。 「保険加入は、現在の建設業の現状を見れば、非常に困難な取組だと思います。しかし、もう避けては通れませんし、苦しい中でも、きちんと保険に入っている企業が馬鹿を見ない業界にしなければいけません。保険未加入問題は、行政だけでなく業界全体の問題というということで、社会保険未加入対策推進協議会というものをスタートしました。これには建設業関係登録団体の73団体が参加しており、代表的な発注者団体もオブザーバーとして参加しています。 ――地方や全国協議会の日程などを教えてください。 「地方協議会は全国10ブロックで、7月から9月まで順次開催しています。また第2回目の全国推進協議会は10月ごろ開催する予定です。そこで、社会保険加入促進計画や法定福利費の標準見積書のとりまとめなどを行う予定です。 記者の目 ガラス業界の現場担当の方の話も伺えたが、理屈ではわかっていても、これを本気でやったら工事現場には誰もいなくなるのではという声を聞いた。物件が少なくなる中で、激しい見積競争の結果、元請提示額より金額を下げて物件を取りにいく下請業者もあるという。今回の件でそういう業者だけを排除することができれば良いのだが…。とにかく安ければ良いという風潮を変えていかなければならない。 |
■中島硝子工業関東・東圧工場 素板を自動で切断機投入(平成24年9月3日)
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ガラスに、機能、満足を求め、新時代に挑戦する中島硝子工業梶i本社=岡山県井原市、勇木健社長)は、かねてより増設中だった関東・東庄工場の第5期建築工場が今年2月に完成、さらに同建屋内にガントリーシステムの導入も完了、8月より本格稼働に入ったと発表した。そこで今回は、同社東庄工場を訪問、勇木社長に今回の投資目的や今後の展開について聞いた。勇木社長は「関東・東庄の工場はこれまで首都圏を近くにし、より早く、より安く、より良く、をモットーにして、お客様のニーズに応えてきた工場です。今回は、さらにその能力を増強しました。これからも、お客様の要望に応えていきたいです」と力強く語っていた。これにより、切断能力は従来の倍近くのスピードになる模様だ。なお、同工場は昭和フロント鰍ェ主催する第43回ストアフロントコンクールの第2部で金賞を受賞している。 ※ ※ ※ ▽関東・東庄工場の概要 ※ ※ ※ 最後に勇木社長は「この関東・東庄工場には地震警報(アナウンス)装置が設置されており、昨年の3月11日に発生した東日本大震災では、地震で揺れる前に作動しアナウンスがあったため、ガラスは倒壊したものの、従業員にはケガもなく全員無事に屋外に避難できました。また幸いにも建屋、設備も無事でした。東海や西日本にも大きな地震がくると言われています。皆さんもぜひこの地震警報装置の設置をお薦めします」と語っていた。 記者の目 コンクールで金賞を受賞したように大変、明るくて立派な工場だった。省エネにも気を使っており、増設した工場にはLED照明が使われていた。設備はまるでグラステックのショーを見学しているようで、大きなガラスが次から次へとコンピューター制御で自動的に切断機のところまで搬入され、また、その切断機のスピードも速かった。同社の今後の動きに注目が集まる。 |
■日本板硝子BP溝型ガラスプロフィット波型の「ウェーブ」発売(平成24年8月27日) |
ビル・住宅などの建築用ガラスの製造・販売を行うNSGグループ・日本板硝子ビルディングプロダクツ梶i本社=東京都、鈴木隆社長)は、このほど独特な質感と透明感をもつ溝型形状の細長いガラスプロフィリットに新しい仲間「プロフィリット・ウェーブ」が加わり、今月より発売となった。「プロフィリット・ウェーブ」は、波型のフェイスフォルムが連続感のあるデザインと光の演出を実現する。 |
■日本電気硝子高性能反射防止膜を成膜「見えないガラス」開発(平成24年8月27日) |
日本電気硝子梶i本社=滋賀県、有岡雅行社長)は、ナノメートルレベルの優れた膜厚制御によって生まれるユニークなガラス「見えないガラス」を開発、販売を開始したと発表した。 |
■全硝連 復興支援エコポイント制度 業界挙げ協力(平成24年8月6日) |
機能ガラス普及推進協議会(石村和彦会長)では、全国板硝子商工協同組合連合会(永島光男会長)の協力の下、全国の工務店に対し、復興支援エコポイント制度(新築)に関するアンケートを纏めた。これは今後住宅については2020年までに省エネ基準への適合義務化をすることが決まっているが、地域に根ざした工務店にとっては省エネ基準が義務化された場合、営業・設計・施工について容易に対応ができないのではないかという懸念があり、実際のところどうなのか、また、その懸念があった場合にはガラス業界としてどのような解決手段を提供できるのかについて考えたいということで、アンケートを纏めた。今回はそのアンケート提出に協力した全硝連の永島会長にお話を伺った(アンケートの結果は別項参照)。 ――この間、機能ガラス普及推進協議会の代表者会議の中で、アンケートに協力した話題がでていました。 ――今後も機能ガラス普及推進協議会から依頼があれば協力していく御考えですか。 アンケート内容の結果については次の通り。 |
■浜屋ガラス小池社長 エコポイント効果と今後の動向を聞く(平成24年8月6日) |
サッシやガラスの窓回りだけではなく、キッチン・バス・トイレなどの住宅設備機器、カーポートやベランダなどのエクステリア、室内建材やサイディングなどトータルでサービスを行う浜屋ガラス(本社=東京都、小池恒平社長)。今回は、予定よりも早く復興支援・住宅エコポイントが終了したことで、これまでの効果やその影響、また2014年の4月から消費税が8%にさらには2015年の10月からは10%に上がることから、業界にどのような影響がでてくるかなどを聞いた。 ――ということは、効果はあったということですね。 ――エコポイントが終わりました。では今後どのような動きになると思いますか。数量は下がると思いますか。 ――安いところには無理して良いものを提案しないし、良いものが欲しいところにはさらに良いものを提案していく。要は二極化していくということですね。ところで、住宅エコポイントは「窓リフォーム」の概念は広まりましたが、その反面異業種の参入を招いたと言われています。このことについてどのように思われますか。 ――消費税が上がった後は一説には50万戸時代が来るかもという話もあります。 ――今後の動きとしては。 ――お忙しいところどうもありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。 |
■機能ガラス普及推進協代表者会議 省エネ体験デモ機を作成(平成24年7月23日) |
機能ガラス普及推進協議会(石村和彦会長)は、7月11日(水)、東京・丸の内にある旭硝子本社会議室で経済産業省や業界8団体の代表者など約30名が集まる中、平成24年度代表者会議を開催した。その中で今年度の活動計画を纏め、基本方針として「防犯」「防災」「省エネ」の三本の柱とし、特に省エネ基準の義務化にむけての活動に注力して業界の活性化を図る@省エネ基準義務化の早期化および省エネ基準の引き上げに向けての活動A地方行政組織への訪問とPR活動B会員間の情報共有化および連携活動の推進の三つに取り組んでいくことで合意した。また、同協議会として省エネ体験デモ機を10セット作成し、各団体に貸与、各地で実施される省エネイベントへの参加を支援することも併せて決定した。 |
■ガラス産業連合会総会総会・理事会 新会長に岡本氏就任(平成24年7月23日) |
ガラス産業連合会(GIC、山中衛会長)は、7月6日(金)、東京・丸の内の東京會舘で、平成24年度通常総会兼理事会を開催した。その中で役員改選も行われ、新会長には岡本毅氏(《一社》日本硝子製品工業会会長)が、また、副会長には井筒雄三氏(電気硝子工業会会長)の就任が決定した。その他新理事には硝子繊維協会会長の狐塚章氏と日本ガラスびん協会次期会長(7月24日の総会で正式に就任する予定)の清水泰行氏がさらにガラス産業連合会技術・運営委員長の新井敦氏の就任が決定した。 |
■日本板硝子ビルディングプロダクツ スペーシア全国セールスコンテスト開催(平成24年7月23日) |
日本板硝子ビルディングプロダクツ梶i本社=千葉県、鈴木隆社長)は、このほどスペーシア取扱店を対象に、窓リフォーム需要の更なる取り込みのため、「スペーシア全国セールスコンテスト」を開催すると発表した。 |
■記者懇談会 旭硝子「ありたい姿」(平成24年7月9日) |
旭硝子(AGC、本社=東京都、石村和彦社長)は、6月28日(火)千代田区丸の内にある丸ビルコンファレンススクエア8階において、石村社長、西見有二副社長、加藤勝久専務、藤野隆常務らの役員の出席の下、記者懇談会を開催した。今回は「新しいガラスで新市場を開拓〜あらゆるところにガラスのソリューションを〜」テーマに石村社長が説明した。 |
■旭硝子 鹿島工場見学会 フロートガラスライン、新コーティング設備(平成24年7月9日) |
旭硝子は7月2日(月)マスコミ向けに、同社鹿島工場(所在地=茨城県神栖市東和田25)の見学会を開催した。午前11時に東京駅前をマイクロバスで出発した一行は、午後2時に鹿島工場に到着した。平岡正司工場長より同工場の概要説明を受けた後、早速フロートガラスラインと新コーティング設備を見学した。 |
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日本板硝子の取引店で構成される全国ひのまる会の定時総会(平成24年度)が、6月16日に、東京・品川にあるホテルラフォーレ東京で約100名の会員が集まる中、盛大に開催された。来賓として日本板硝子の吉川恵治社長やクレメンス・ミラー副社長も出席し、総会に華を添えた。その後は記念講演も行われ、慶応義塾大学経済学部教授・金子勝氏を講師に迎え、「日本経済のゆくえ」をテーマに約1時間半行われた。 |
■AGC 日本初銅使用量ゼロの鏡開発(平成24年7月2日)) |
AGC(旭硝子梶A本社=東京、石村和彦社長)は、鏡の新製品「サンミラーG」を、今月より販売したと発表した。 |
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昨年の東日本大震災で中止になった「板ガラスフォーラム」が今年再開した。板ガラス業界7団体(全国板硝子商工協同組合連合会、全国板硝子工事協同組合連合会、全国板硝子卸商業組合、全日本鏡連合会、全国安全硝子工業会、全国複層硝子工業会、板硝子協会)共催による「第14回板ガラスフォーラム」が6月15・16日の2日間、東京都港区にある品川プリンスホテルに於いて盛大に開催された。今回の参加者は約三百名。初日の記念講演では三菱総合研究所の理事長であり、プラチナ構想ネットワークの会長でもある小宮山宏氏を講師に招き「日本『再創造』―プラチナ社会の実現に向けて」をテーマに約1時間を講演、さらには「経産省講演」として同省製造産業局住宅産業窯業建材課の土橋秀義企画官が「住宅・建築物省エネ化に向けて」をテーマに説明した。また2日目は、同会場で「省エネ(高断熱)住宅はガラス・開口部の進化に期待する」(講師・松尾設計室代表取締役・松尾和也氏)と板硝子協会より先月発生した「茨城県つくば市の竜巻被害によるガラス被害の状況報告」(講師・板硝子協会調査役・俵田忠明氏)、「安全・安心ガラス設計施工指針について」(講師板硝子協会調査役・岡野敏彦氏)の講演も併せて行われた。 |
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全国板硝子商工協同組合連合会(略称・全硝連、永島光男会長)は、6月15日午後12時より東京都港区にあるTKPガーデンシティ品川「アネモネ」において、会員ら約50名が集まる中、第55回通常総会を開催した。その中で役員改選も行われ、永島会長(東京)の留任が決定した。その他の役員は別項参照のこと。 |
■グラステック2012視察ツアー紹介 2012年10月24日(水)〜31日(月)までの8日間 ドイツ・イタリア【PDF】 (平成24年6月13日) |
■「平成24年度(第二回)家庭の省エネエキスパート検定の手引き」を発表【PDF】(平成24年6月12日) |
■AGC 超薄板ガラス積層技術を開発(平成24年6月11日) |
AGC(旭硝子梶A本社=東京、社長=石村和彦氏)は、超薄板ガラスを顧客の製造工程で搬送するためのキャリアガラスへ貼り合わせる積層技術の開発に成功したと発表した。この技術により、顧客の設備を変更することなく超薄板ガラスを取り扱うことが可能となるため、超薄板ガラスの利用が期待される次世代ディスプレイなどの様々なアプリケーションの実用化に大きく近づくとしている。 |
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FPD・板ガラス・太陽電池・LED・セラミック他の製造装置および切断・加工工具の開発・製造・販売を行う三星ダイヤモンド工業梶i本社=大阪府、三宅泰明社長)は、既報のとおり、本年5月7日に、現在数ヵ所に点在している本社等の拠点を一ヵ所に集約統合し、お客様への対応力向上と業務効率化を図るため新社屋に移転した。新社屋は、大阪府摂津市香露園にあり、以前同社の本社のあった場所のすぐ近くに完成、また昨年できたばかりの阪急京都線・摂津市駅が徒歩4分圏内にあり、交通の便利なところに位置する。今回はその完成したばかりの新社屋に三宅社長を訪ね、新社屋建設の狙い、今後の目標などを聞いた。 ※ ※ ※ 新社屋は地下1階地上4階からなり、地下は駐車場、4階部分には社員専用の食堂を有する。食堂のメニューをみるとカロリー表示もしてあり、社員の健康にも気をつけているのがわかる。4階部分にはウッドデッキや専用庭もあり社員の憩いの場となっている。1から3階部分は、事務所、会議室、実験室等からなり、会議室にはプロジェクターやテレビ会議用のモニターなど最新の設備が施されている。セキュリティーも万全でエレベータに乗るのもカードキーが必要となる。 ※ ※ ※ ――要は効率化とスピード化が目的ですね。 |
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全国板硝子卸商業組合連合会(松本巌会長)は、5月25日(金)に東京都港区にあるメルパルク東京にて、第27回通常総会を開催。今期の事業計画案や収支予算案、などを審議、原案通り承認した。また役員改選も行われ、会長に松本巌氏(関信越)の留任が決定した(その他の役員については別項参照のこと)。 なお来賓出席者は次の通り(敬称略)。 ☆平成24年度新役員の顔触れ(敬称略)
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■日本板硝子 遮熱タイプ「スペーシア クール」発売(平成24年5月28日) |
日本板硝子(本社=東京都、吉川恵治社長)は、本年6月1日より、遮熱タイプの真空ガラス「スペーシア クール」を発売し、製品ラインアップの拡充を図るとともに製品最大寸法の拡大を行うと発表した。今回新製品の説明を行っていただいたのは、日本板硝子ビルディングプロダクツ(本社=千葉県、鈴木隆社長)事業統括本部商品企画グループグループリーダー・一級建築士、坪田敏氏。 ※ ※ ※ 真空ガラス「スペーシア」は、同社が世界で初めて実用化した高断熱窓ガラスだ。2枚のガラスの間に0・2_の真空層を閉じ込めることによって、1枚ガラスの約4倍、一般的な複層ガラスの約2倍の断熱性能を実現した製品で、1997年10月発売以来、好評の商品だ。 ※ ※ ※ 以下は坪田氏との一問一答。 ※ ※ ※ 期間中に窓ガラスをスペーシアに交換すると、抽選で「おうち快適グッズ」が当たる。 ※ ※ ※ ――名称の変更は。 |
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セントラル硝子(本社=東京都、皿澤修一社長)は、5月18日(金)午後2時より、東京都文京区にある椿山荘において、「セントラル硝子特約店研修会」を開催した。同会は全国のセントラル会のメンバーが一堂に集まり研修や情報交換を行おうという趣旨の下で開催されるもの。今回で5回目となる。全国の特約店の代表者やその役員、さらには同社社員など約120名が参集し盛大に行われた。 |
■日本板硝子材料工学助成会第34回助成金贈呈式 今年度は43件、4490万円(平成24年5月14日)
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公益財団法人日本板硝子材料工学助成会(藤本勝司理事長、東京都港区三田)は4月26日、東京都港区六本木の泉ガーデンタワー住友会館で「平成24年度研究助成金贈呈式(第34回)」を開いた。 冒頭、藤本理事長は「当助成会は無機材料の基礎研究、応用研究をうたい設立34年。公益財団法人となって4年。国内での無機材料への助成は当会の柱である。これまでに998件の応募があり、13億円余の助成金の実績となった。84の研究機関から211件の応募があった。うち8つが初めての応募だった。今年度は、昨年12月から時間を費やし厳正な審査を行い、43件で、4490万円の研究助成となった。経済情勢の影響で財団の財政も厳しいが、我が国において経済克服は技術開発以外にないと思う。新しい成果を研究者各位にお願いしたい。政府のファーストプログラムは研究助成である。世界のトップ研究者としてのまい進を期待したい」とあいさつで述べた。 |
■全硝連関信越地区本部総会 新本部長に中村氏(平成24年5月14日)
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全硝連関東甲信越地区本部は4月26日(木)午後、東京・浜町TSKビル会議室で平成24年度通常総会を開催し、新本部長に中村勉氏(新潟県板硝子商工組合連合会会長)を、副本部長に小峰梅男氏(埼玉県板硝子商工協同組合専務理事)をそれぞれ選出した。 |
■セ社がリチウム空気電池共同開発チーム参加 I BM発表(平成24年5月7日) |
IBM(NYSE:IBM)は2012年4月20日(現地時間)、業界のリーダー的企業である旭化成梶i本社:東京都、社長:藤原健嗣氏)とセントラル硝子梶i本社:東京都千代田区、社長:皿澤修一氏)の2社がIBMのBattery500プロジェクト・チームに加わり、自動車の主要エネルギー源をガソリンから電気へ加速的に転換させる可能性をもつ遠大な研究に共同で取り組む、と発表。 2009年、IBMリサーチは、ファミリー・サイズの電気自動車が1回の充電で約500マイル(800 )走行することを可能にするリチウム空気電池の開発を行う、新しい持続可能なモビリティー・プロジェクトを立ち上げた。 旭化成及びセントラル硝子は、Battery500プロジェクトのパートナーとして、各社が長年にわたって培ってきた自動車業界向けの材料のイノベーションを同プロジェクトに持ち寄る。実用化までには壮絶な科学面・エンジニアリング面のハードルが立ちはだかっている。その成功の可能性を高めるためには、二社は同プロジェクトの研究範囲を拡大して、複数の科学的分野の探求を並行して推進する。 ◎日本を代表する科学メーカーの一社であり、リチウムイオン電池用セパレータで高いシェアを有する旭化成は、これまで培ってきた膜開発技術を生かし、リチウム空気電池の重要な構成要素部品を開発する。 ◎自動車用リチウムイオン電池向け電解液を世界市場に向け生産しているセントラル硝子は、同分野における科学的知見を生かし、リチウム空気電池の性能を向上させることを主眼におき、新種の電解液および高性能添加剤を開発する。 リチウムイオン電池を搭載した今日の電気自動車の大半は、一回の充電で走行可能な距離は約100マイル(160 )であり、電気自動車普及の大きな障壁となっている。手頃な価格で軽量、コンパクト、そして典型的なファミリー向け自動車が、一回の充電で数百マイル走行するだけの電気容量を蓄えられる新しいバッテリー技術の開発が求められている。 今日のリチウムイオン電池を搭載した電気自動車が、燃料を満タンにしたガソリン自動車に匹敵するだけの距離を走行可能にするには、非常に大きなバッテリーが必要となるが、そうすると自動車の重量は増し、多大なスペースを占有してしまう。リチウム空気電気は、その軽量な陰極と大気中にある酸素を主燃料とする構造により、リチウムイオン電池に比べてより高いエネルギー密度を有している。電気自動車を広く普及させるには、既存のリチウムイオンバッテリーの十倍以上のエネルギー密度が必要とされており、今回の新しいパートナーのBattery500プロジェクトへの参加は、リチウム電池技術をその目標達成に向け推進する大きな力添えになる。 なお、同研究は、米国カリフォルニア州サンノゼにあるIBMアルマデン研究所で行われる。 ◇The Bttery500 Projectについて 自動車の主要エネルギー源をガソリンから電気へ転換することは、21世紀前半における最も重要な技術転換の一つとなるだろう。このニーズを認識したIBMアルマデン研究所の研究員は、2009年、1回の充電で500マイルの走行を可能にするリチウム空気電池の開発を行うBattery500プロジェクトを立ち上げた。IBMアルマデン研究所及びIBMチューリッヒ研究所双方で行っている化学、物理、ナノテクノロジー、スーパーコンピューティング・モデリングといった科学技術全域におけるIBMのリーダーシップを活用し、国立研究機関を含む他の共同研究協力者と連携して、本Battery500プロジェクトは推進される。 |
■盛大に「チャイナグラス2012」上海(平成24年4月23日)
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第23回中国国際ガラス工業技術展(チャイナグラス2012、中国セラミックス協会主催)が4月2日〜5日、上海新国際展覧センターで開かれた。ガラス、建材、加工機、道具・工具やサービスなどの最新情報を求めて世界各国からバイヤーや関係者が多数参加した。 ソリューション、テクノロジー、ガラス産業に関連する既存とこれからの動向を知ることができる。共催、支援団体として上海セラミックス協会、中国国際輸入公社、建築資材連盟、中国科学技術連盟、中国建築材料工業協会、イタリア貿易委員会、GIMVI、VDMA、ドイツ連邦経済技術省など。 来場者は90を超える国と地域から建築、ゼネコン、デベロッパー、自動車メーカーや関連業者、ガラスメーカー、中間流通業者、ガラスの機械や部品、インテリアデザイナー、自動車部品販売店など。展示規模は8万平方メートル。 建材、特殊ガラス、機器、原材料、副資材、ガラス生産設備や計測器、機械、コンピューター、自動制御システムなど850余の企業・団体がショーに出展した。海外出展者は日本、イタリア、ドイツ、米国、ベルギー、英国、フランス、フィンランド、オランダ、スイス、スウェーデン、チェコ、オーストリア、イスラエル、韓国、トルコ、ベトナム、イランなど、28カ国から249社・団体に至った。 主催者は、今年は中国政府による第12次5カ年計画の2年目であり、この計画達成のためには重要な年であると見ている。大気・水・土壌といった国土・環境の健全化と健全さを伴った発展でなくてはならないとしており、建築・ガラスの分野でも環境を守りながら発展できる新しい技術の開発と素材が求められている。その達成に貢献する商品や技術の展示を行ったとしている。 |
■旭硝子「サンバランス」の新商品発表(平成24年4月23日) |
旭硝子(本社=東京都、石村和彦社長)とAGCグラスプロダクツ(本社=東京都、武田雅宏社長)は、4月13日(金)に東京・帝国ホテルにおいて、約90名の同社取引先などが参加する中、盛大に2012年度ガラスカンパニーお客様懇談会を開催した。 |
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既報のとおり、日本板硝子は、吉川惠治取締役代表執行役副社長が同日付けで社長兼最高経営責任者(CEO)に就任した人事を発表した。同社では前社長クレイグ・ネイラーの辞任を受けて任命したとしている。 |
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旭硝子梶i本社=東京都、石村和彦社長)は、4月2日(月)午前9時15分より東京・丸の内にある東京商工会議所国際会議場において、新入社員131名が参加して、入社式を行った。その時の石村社長のあいさつ(要旨)は次の通り。 1.歓迎の言葉 本日131名の新進気鋭の皆さんが、社会人として第一歩を踏み出されたことに、おめでとうと申し上げる。「旭硝子に入社しておめでとう」という言葉は、AGC旭硝子の成長に貢献すべく力を発揮され、「AGC旭硝子に入社して良かった」と思うその時まで、とっておきたいと思う。 2.新入社員の皆さんに期待すること |
■23年度後期ガラス施工技能検定合格者を発表 1、2級合わせ205名(平成24年4月2日) | ||
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■LIXIL 住宅リフォーム事業再編 チェーン(FC)とネット(VC)スタート 異業種参入で営業C大竹社長 プロとして負けられぬ(平成24年4月2日) |
鰍kIXIL(本社=東京都、藤森義明氏)は3月22日(木)午後2時より東京・大手町サンケイプラザ三階会議室において大竹俊夫営業カンパニー社長、THリフォーム推進統括部長・田口和敏氏、同推進部長・小島規和氏の出席の下、「リフォーム市場における今後の営業戦略について」の記者説明会を開催した。この中で大竹カンパニー社長は「リフォームの市場にはいろいろな業種が参入してきている。プロとして負けるわけにはいかない」と力強くあいさつした。 当日の説明は次の通り。 (1)「LIXILリフォームチェーン」 @「住まいプロ ホームウェル」 A「住まいコンシェル LIFA」 (2)「LIXILリフォームネット」 |
■潟Kラス新聞社 社長交代のお知らせ 野口義夫の後任に野口幸則就任(平成24年4月2日) |
社長交代のお知らせ このほど開催の弊社取締役会において株式会社ガラス新聞社の代表取締役社長を辞任し取締役会長に就任いたしました。社長在任中は多年にわたり一方ならぬご懇情を賜り有難く厚くお礼申し上げます。後任の代表取締役には野口幸則が就任いたしましたので、よろしくご支援を賜りますようお願い申し上げます。 平成24年4月吉日 このほど野口義夫の後任として代表取締役社長に就任いたすことになりました。はなはだ微力ながら、この大任をお受けいたしましたうえは、一意専心、社業の発展に努力いたす所存でございます。何とぞ、前任者同様ご指導ご支援のほどお願い申し上げます。紙面をお借りしてご挨拶とさせていただきます。 平成24年4月吉日 |
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住宅市場は平成20年のリーマン・ショック以降、落ち込み低迷が続く中、政府の経済支援である住宅エコポイントや日銀の金融緩和、ゼロ金利政策による住宅ローンの引き下げによって、市場復調の兆しも見えている。しかし年間に新築住宅が100万戸以上建つような時代はもう来ないと見る向きは多い。そんな中注目されているのがリフォーム市場で、政府の後押しなどもあり平成32年には20兆円規模の市場になると政府では見込んでいる。そこで今回も流通を代表して、全国板硝子卸商業組合連合会の松本巌会長(マテックス)にご登場をお願いし、今後の「窓リフォーム市場はまだまだ始まったばかりでその歴史は浅い。窓リフォーム市場を開拓する方法はいくらでもあるので、諦めずにチャレンジして欲しい」とインタビューに応じてくれた。 ―――住宅リフォーム市場は拡大しつつあるものの、「窓だけをリフォームする」というユーザーは、住宅エコポイントが終われば少なくなるのではないかという声が聞かれますが、これについてどのように思われますか。 松本 窓リフォーム市場の歴史は浅く、まだ始まったばかりです。窓リフォーム市場を開拓する方法はいくらでもあります。一番問題なのは自分たちが汗をかかないでなんとかなるという考え方で、こんなことではいつまでたっても埒は開かないです。 CO2を削減するということであれば、一番お金をかけずに効果があるのは「窓リフォーム」です。水廻りのリフォームの話などは別次元の話で、CO2削減効果はものすごくあるということも数字で表されているわけで、ガラス業界をあげてさらにアピールしなければならないと思っています。 国は、民生部門(業務部門・家庭部門)のエネルギー消費量は、総エネルギー消費量の3割以上を占め、過去からの増加が顕著であり、住宅・建築物の省エネルギー対策強化が必要だと言っており、そのため住宅・建築物の省エネ基準の見直しや義務化を行おうとしています。 新築だけでなく中古住宅についても、なんらかの対策が求められてくると思うので、その場合、国からの補助金や助成制度も考えられる。だから住宅エコポイント制度が終わっても「窓リフォーム」が少なくなるとは考えられません。 私はガラス販売店にとって、「窓リフォーム」に特化するのが大事だと思っているし正攻法だと思っています。それが深化してさらに幅広くやっていくというのであれば、別に問題はないと思います。 要するに、ガラス販売店にとっては、消費者からの信頼を得るということが一番大切であるということで、そのためには相当の労力が必要だと思います。 現に「窓リフォーム」をやっていて成果をあげている人が出てきています。元請け型でやるのか、ビルダーさんと共にやるのかは、それはお店によって異なると思います。大工さんと一緒にやろうといっても大工さん自身相当数が減っているので、それを頼りにしてもいいのかという疑問も残る。 基本的な考え方は都会でも地方でも同じだと思うが、やり方は地域によってそれぞれ異なると思います。 ―――情報量の少ないガラス販売店が異業種に負けているような気がします。 松本 これだけ市場が小さくなると卸も卸業だけで成り立つところが少なくなり、川下に降りて商売をやっているところもある。販売店様の面倒をみる余裕がなくなってきているところがあるかも知れません。 とにかく今のまま商売していたのでは、業界はしぼんでいくだけです。なんとしても自分たちで潜在需要を発掘していかないと生きていけなくなります。 ―――ホームセンターや家電量販店はPRするのがとても上手です。 松本 ガラス店はガラスのプロなんで、こちらからいろんな提案をしていくべきです。内窓だけが窓リフォームではありません。「家」という物は千差万別で規格品というものがありません。内窓にもいろいろな製品があるし、そこに使われるガラスもいろいろあります。そういう提案ができれば、ホームセンターに負けることはありません。 それとマテックスでもアンケートを採っているが、ガラス屋さんを知っているという人は少ないです。そこにマイナス面があると思います。私は何度もお話をしていますが、一般消費者に対するガラス屋さんの知名度が低すぎます。金のかかることはできないので、幟を立てたり、チラシを撒いたりして自分たちで汗をかくというのが大事です。 そういうことをやりながら、成功事例が増えてきた段階で、もう一段上を目指していけば良いのではないでしょうか。 ―――やる気のない販売店様が多いとは思っていません。ただ一生懸命やっても空回りしているのではないかと思っています。メーカーなり卸店なり情報量の多いところがうまく業界をリードしていけば、窓リフォーム市場も増えてくると思っています。どうもありがとうございました。 |
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昨年発生した東日本大震災以降、日本国民の「省エネ」「安全」「安心」に対する意識が大きく変わってきた。さらに復興支援・住宅エコポイントをはじめ、国の施策などの後押しもあり、高機能商品を有する我々ガラス業界にとっては、大きな追い風となっている。しかしながら、新設住宅着工戸数は、80万戸前後で推移しており、まだまだ先の見えない厳しい状況が続いている。このような中、ガラス流通市場では、社員の高齢化、窓の性能表示、完成品出荷……、業界内で抱える問題は非常に多い。そこで今回は、全国板硝子商工協同組合連合会の永島光男会長と黒崎誠一専務理事、さらには事務局の皆さんにも登場していただき、これらの問題に対し、全硝連として現在どのように取り組んでいるかを聞いてみた。 ――全硝連として今回の復興支援・住宅エコポイントの取り組みについてお聞かせください。 永島 今回のものは前回と違って震災からの復興という意味があり、我々も協力していかなければならないと思っています。そのため全硝連としてもチラシを作成し、全硝連のホームページでも住宅エコポイントを積極的にアピールしています。 さらに、今回は住宅瑕疵保険のJIO(日本住宅保証検査機構)さんの協力も得て、住宅エコポイントの受付窓口業務を行っています。すでに組合員さんから数件の業務を受け付けております。 先日、私も参加してきたのですが、東京・練馬区に練馬区地球温暖化対策地域協議会というものがあり、そこの主催で「省エネライフ2012」という展示会&講演会が行われました。会場では、盛んに窓からの省エネ対策等をアピールしていました。東京の組合員もここで「窓からの省エネ対策」をアピールしていました。こういう環境省公認の地域協議会というものは全国各地域に存在しています。 地域の会員の皆さんもこういうところとコラボレーションを行い、商売に繋げていってもらいたいと思っています。 ――先日もマテックスさんが調査していましたが、今回の「住宅エコポイント」も四人に一人が知らないということになっています。私たちが思っている以上に、消費者の方達は何にも知らないのかも知れません。やはりPRが大事ということになりますね。それと住宅エコポイントが始まって以来、「窓」リフォームの分野に異業種の参入が目立つようになってきました。これについてどのような感想を持っておられますか。 ――板ガラスメーカーさんでもサッシメーカーさんでもやる気のある販売店様に対しては、当然応援させていただきますと言っています。 ――チラシやホームページ以外にも何か販促ツールを考えておられませんか。 ――板硝子協会から引き継いだガラスタウンはどうなっていますか。 ――組合員の増強については。 ――最後に最近の市場の動きについてお聞かせ下さい。 ――どうもありがとうございました。 |
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建築用板ガラスで世界トップの地位を占めるAGCグループの日本・アジア地域において、中心的な役割を担っている企業・AGCグラスプロダクツ梶i本社=東京都台東区東上野4−24−11NBF上野ビル4F、5F)。同社は昨年11月に原田伸一前社長から武田雅宏新社長にバトンタッチし新たなスタートを切った。そこで今回は、本社に武田新社長を訪ね、新社長としての抱負などガラス系新聞社2紙で共同取材を試みた。取材に対し武田社長はこれまで培ってきた経験を活かしながら「明るく、楽しく、前向きにということをモットーに今日より明日の方が絶対に良くなる業界にするんだ」と力強く語ってくれた。現在同社の営業拠点は全国に5ヵ所、製造拠点はLIXILからの引継ぎもあり26ヵ所、従業員は約1,100名(平成24年2月現在)を数える。社内体制は、営業本部長は武田社長が兼務し、製造本部長は前社長の原田伸一取締役が担当する。以下は武田社長との一問一答。 ――社長に就任された感想は。また、モットーとされていることは。 武田社長 建築の仕事を前線で担当していくのは、特需を担当して以来のことです。2002年からの4年間は企画を担当していました。久しぶりに日本の建築用ガラスを担当できることは本当にうれしく思っています。なぜならば、やることがいっぱいあるからなんです。 中国(2006年から約4年間勤務)の方は、どんなに貧乏だろうがどんなに金持ちだろうが、今日より明日のほうが良くなると思って頑張っています。そういう方が13億人もいるから元気があるのです。 ところが今の日本はどうですか、そういうことが思えますか。これは日本の政治の問題だけでなく、業界の問題であるとも言えます。 それで私は「今日より明日の方が良くなると思える業界にしよう」ということを心にして仕事を進めています。 客観的にみたら、「省エネ」「防犯」「防災」「断熱・遮熱」だってガラスがその機能を持っています。このことをどうやってビジネスに繋げていくかという仕組みを考えていけば、「今日より明日が悪いというはずはない」と強く思います。ポジティブに物事を考えて行くということが大事だと思っています。 今回社長になり、そういうことができるチャンスだと私は思っています。 ――昨年の業績、今年の見通しは。 ――ここ最近の住宅エコポイント対象商品の動きはどうですか。 ――社内体制については。 ――LIXILとの関係については。 ――窓化についてはどう思われますか。 ――お忙しいところどうもありがとうございました。 |
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震災を機に、日本人の「省エネ」「省電力」への意識が高まってきている。さらに「復興支援・住宅エコポイント制度」の再開により、我々の業界には追い風が吹いてくるなど明るい話題も見えだした。しかしその一方で、新築住宅においては、大手ハウスメーカーやビルダーの寡占化に伴い、商物流が大きく変化、また、リフォーム分野においては、異業種が参入し競争が激化するなど、流通段階では、依然として厳しい状態が続いている。そこで今回は関西板硝子卸商業組合の綾部欽一理事長(鰍`DF・アヤベ代表取締役)にご登場をお願いし、関西地域が抱える現状の問題点や対策などを聞いてみた。 ――再開した「復興支援・住宅エコポイント制度」の動きはいかがですか。 綾部 前回の「住宅エコポイント」の時は、組合員の皆さんのお話を聞いても、お客様は多かったようですが、今回の制度については、今のところ動きはちょっと鈍いように感じます。 前回の時は我々業界にとってもお客様にとっても初めてということもあったし、交換できる商品の選択肢も多かったので、PRにも力が入っていたと思います。 それと、頑張っているところとそうでないところの企業間の格差が広がってきているのではないでしょうか。取り組み方により、お店の差が大きくなっていると思います。 これはエコポイントだけでなく商売に対する考え方の違いがでてきていると言えるのではないでしょうか。今の時代を何とか変えて行かなければならないという考え方は皆さん同じなんですが、そこで具体的に手を打っているお店とそうでないお店との差が広がってきていると思います。 ――御社を例にあげるとどうなりますか。新築とリフォームではどのような状態になっていますか。また、サッシメーカーによる窓の完成品化の問題についてはどのような考え方を持っておられますか。 綾部 弊社はガラスを中心、卸業務を中心にやっておりますので、住宅サッシの直販は少なく参考にはならないと思いますが……。 関西では、サッシメーカーの完成品問題が取り上げられたりしており、このまま行けば、流通の仕事が無くなるかもわからないとかも言われております。我々卸店も住宅用ペアガラスが売れなくなるなど将来的に見て不安となる問題は出てくると思いますが、現状では特に大きな問題にはなっていないです。 窓の完成品問題の以前に、住宅市場の流通の変化が我々に大きな影響をもたらせていると思います。 新築住宅の着工戸数そのものも減少していますが、さらに、その減少した数の住宅を建てているのは誰か。大手ハウスメーカーや地元のパワービルダーと呼ばれているところに集まってきており、個人の大工さんのところには少ししかありません。 それらの大手に対してメーカーが安値受注を繰り返し、儲からない業態にしている。そちらのほうにこそ問題があると思っています。 とは言え、このような流通が確立されてきている以上、我々がやるべき事は、その中で、ビルダーであれ、エンドユーザーであれ新しい必要とされるものを情報発信し新築やリフォームにつなげて行くことが求められていると思います。 とにかく利益をあげて行こうと思ったらこれまでのようなサッシメーカーの代納仕事に頼っているだけでは難しいと思います。 ――リフォーム分野については異業種の参入が目立ちます。こちらについてはどのように思われますか。 ――お忙しいところどうもありがとうございました。 |
■日本電気硝子 カラーガラスブロック 優雅な彩り金箔シリーズ発売(平成24年2月20/27日) |
日本電気硝子梶i本社=滋賀県、有岡雅行社長)は、カラーガラスブロックシリーズに、金箔シリーズを追加発売すると発表した。 同社・販売代理店の電気硝子建材梶i本社=大阪府、大工信隆社長)国内統括副本部長の松井篤氏と開発副本部長の小嶋俊也氏の説明によると、「これまでのカラーガラスのラインアップに金箔シリーズを付け加えました。金箔の華やかで繊細な表情を楽しむガラスブロックでジャパネスク風からモダンインテリアまで、空間に優雅な彩を添えます。 この金箔は、金沢の金箔工芸の老舗『箔一』さんのものを使用しています。『箔一』さんと言えば、同社が提供した金箔のガラスパネルで装飾された『ヤマハ銀座ビル』が有名です。 ガラスブロックのパターンはプレーンとたまゆらの2タイプ。種類は本金箔フレーク、本金箔貫入、シャンパンゴールドフレーク、アルミ箔貫入の4種類です。大きさは190_角。基本的には内装に使っていただきたい商品です。高級感のあるレストランやブティックなどの店舗をターゲットにしていきたいと考えています。事前に設計事務所などを回ってみたのですが、良い感触を得ています」と笑顔で語ってくれた。 価格的には金の品種・数量によって異なり、u当たり30万〜50万になるとのこと。納期は受注生産品なので要相談。初年度の販売目標は5000万円。 |
■マテックス 最優秀家庭エコ賞受賞(平成24年2月20/27日) |
2月18日、19日の2日間、東京ビッグサイト会議棟で「低炭素杯2012」(主催・低炭素杯2012実行委員会、後援・環境省)が盛大に開催された。今回、ガラス業界からは企業活動部門として、マテックス梶i本社=東京都豊島区上池袋2-14-11、松本浩志社長)が参加。現在の取組として、既存住宅の窓の断熱リフォームによる「CO2の削減」を紹介。見事と協賛協力企業賞として最優秀家庭エコ活動賞を受賞した。なお、環境大臣賞グランプリには栃木農業高等学校地域おこしプロジェクト班が獲得した。 |
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公益財団法人(公益)日本板硝子材料工学助成会(藤本勝司理事長)は1月23日(月)午後、東京・霞が関ビル35階の東海大学校友会で「第29回学術講演会・無機材料に関する最近の研究成果発表会」を開催した。例年と同様に「材料研究の最前線から」をテーマに、平成20年度に助成金を贈呈した46件の研究の中から5件を選び講演を聴いた。 講演会は(公社)応用物理学会、(公社)日本化学会、(公社)日本セラミックス協会、(1社)ニューガラスフォーラムが協賛。 企業・学術関係者ら約60名が出席した。 冒頭、藤本理事長が登壇し、昨年3月の東日本大震災に関連し「震災から間もなく1年。生き生きとした生活が取り戻せるよう1日も早い復興がなされることを祈る。このような未曽有の困難な時であるからこそ、日本が技術立国としてその存在感を世界に示し、復活劇を成し遂げたいものだ。そのためには、これからますます萌芽的な研究に力を注ぎ、粘り強く続けていくべきだと思っている」とあいさつした。 藤本氏は5件の講演については「無機材料にかかわる独創的な研究成果であり、いずれも大きな研究・開発プロジェクトへと発展。また実用化への研究に取り組まれており、産業への応用も間近と確信している」と解説するとともに、選考委員に謝辞を述べた。 昨年度、大震災のため中止した助成金贈呈式については「今年4月下旬に開催する。今回も211件と多数の応募をいただいた。現在、選考委員の手で選考作業が進行している」と述べた。 藤本氏によると、日本板硝子材料工学助成会は昭和54年に設立し、大学などの先生への研究助成を事業の柱に運営している。平成23年度までの総計で3825件の申請があり、その中から955件を選考、総額13億1228万円を贈呈している。ガラス、セラミックス、半導体、金属など無機材料を広く対象としているが、近年は無機化学と有機化学の境界領域での材料研究やナオ技術を駆使した高機能材料研究に対する助成が増加しているという。 講演会終了後、同校友会で懇親会が開かれた。 講演内容と講師は次の通り。(敬称略) @「鋳型繊維を用いた極細金属あるいは金属酸化物チューブの調整とその電力貯蔵デバイスへの応用」=山口大学大学院医学系研究科(工学系)教授堤宏守 A「無容器法により合成した超高屈折率ガラスの特性と構造」=東京大学生産技術研究所助教増野敦信 B「酸化物担持金属触媒の局所構造・電荷状態の制御による反応活性の創出」=大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻教授福井賢一 C「表面濡れ性に関する最新研究の現状〜超撥水性表面上での流体の挙動と二酸化チタン光触媒の親水性の新規利用概念〜」=神奈川科学技術アカデミー重点研究室光触媒グループ常勤研究員酒井宗寿 D「狭帯域レーザープラズマ軟X線の発生と無機材料のマイクロ・ナノ加工」=筑波大学数理物質系物理工学域准教授牧村哲也 |
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顧客の求めるより安全で快適な商業施設空間、住宅空間作りに的確に応え提供することを企業使命とする吉田硝子工業梶i本社=大阪市西区南堀江1丁目24番10号、吉田彰社長)の創立100周年記念式が、1月27日(金)午後4時より大阪市浪速区にあるホテルモントレグラスミア大阪23階ウィンダミアホールにおいて、旭硝子を始め同社の取引先・業界関係者ら約200名が集まる中盛大に開催された。 同社は、大正元年(2012年)に先々代・吉田規短治氏が大阪市南区大宝寺において鏡業を創設、平成24年(2012年)の今年創業100周年を迎えた。 昭和9年(1934年)に旭硝子鰍ニ特約店契約を締結。昭和43年(1968年)にサンミラー鰍フ特約店、昭和50年(1975年)に旭硝子鰍フAIS店となった。現在、従業員は26名で、営業品目として各種板ガラス、鏡、内外装建材、アクリライト他、各種プラスチック卸販売、店舗設計施工と関連什器設計施工を取り扱っており、大阪本社他、南堀江西事業所、桜川営業所、東京営業所に事業所を設けている。 100周年記念式典には、旭硝子他、鏡、板ガラス流通、二次加工メーカー、硝子加工等々多くのガラス・鏡業界関係者が参席し、同社の100周年を心から祝っていた。 記念パーティーの冒頭、吉田彰社長は少し緊張な面持ちで参席者にお礼を述べた後あいさつし、今後については「感謝の気持ちを忘れることなく未来に向かってチャレンジしていきたい」と力強く述べた(要旨別項)。 この後来賓を代表して、AGCグラスプロダクツ且キ行役員副社長・太田勝也氏が先代社長の吉田一夫氏が社業だけでなく業界発展のためにも尽くされ、勲五等双光旭日章を受章されたことを披露した後、「現、彰社長は経営体質強化を何も怖がることなく進められた」。さらには、吉本製鏡且ミ長で現大阪府鏡工業組合・理事長の渕田博彦社長が「吉田硝子工業様は常に新しいことにチャレンジする気持ちをお持ちである」とあいさつし、記念式典に華を添えた。 乾杯の音頭の後、ピアンやバイオリンの生演奏、それに同社のこれまでの歩みを綴った映像、さらには橋本硝子加工梶E橋本浩一社長のユーモアたっぷりのお祝いの言葉など和気藹々とした雰囲気の中で宴は進められ、最後に吉田浩専務の中締めで終了した。 ▼吉田社長の挨拶 大正元年に私の祖父の吉田規短治が22才の若さで鏡業を創業したと聞いています。その前は吉本製鏡様で商売の道を学ばせていただいたそうです。吉本製鏡様の先代社長であります吉本由雄様は大阪鏡工業協同組合の初代理事長を務めておられました。 昭和9年に、旭硝子と特約店契約を結ばせていただいた。鏡製造販売を主な仕事として商売をしていました。太平洋戦争で一時中断しましたが、私の父である吉田一夫が復帰を果たし、今日の基盤を築きあげてきました。 昭和42年に弊社として一大変革期がありました。その42年を相前後して板ガラスメーカー3社がメーカーミラーを製造・販売されるようになった。当然、町場の製品がメーカー品に太刀打ちできるすべもなく、商売の大半は消滅しました。今想像しましても、大変な状況であったと思います。その時の経営陣は強靭なる精神力の持ち主のコンビだったと思います。それは私の父親と専務の父親です。 旭硝子さんの支援もあり、また万博から高度成長という時代背景もあり、何とか乗り切ってまいりました。もしこの時に乗り切っていなければ今日の吉田硝子工業は存在しておりませんでした。本当に感謝に堪えません。この万博当時に鏡の施工技術を研鑚して、今日の吉田硝子工業の業態に結び付いてきたと思っています。 昭和48年に私が入社し、昭和49年に第一次オイルショックがありました。その後3〜4年間厳しい状態が続いた。そして平成3年にバブルが崩壊しその後も大変な状態が続きましたが、そういう中で、平成7年に私は社長に就任しました。 私が社長になってから本当に厳しい経験をしましたのは、平成20年のリーマンショックの後の平成21年でございます。この時日本経済全体が縮小し、弊社も大幅な売上減となりました。どうしてこの状況を乗り切っていこうかと思い悩んでいる時に、福岡の経営改善支援センターの戸敷先生の話を聞きました。確か演題は「5S活動取組による組織活性化」という話でありました。この話を聞いた時にチャレンジしてみようと思い、戸敷先生に指導をお願いしました。 『5S活動』というのは、整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字のSを5Sと称しています。ただ単に会社がきれいになり、雰囲気も良くなったという活動のことではなく、その目的は自ら考え、自ら行動し、改善に取り組んでいく、自立型の人材育成教育と全社一丸緊張感を持って会社存続のために必要な限界利益を稼ぎ出して行くことです。 当初私も社員も戸惑いがありましたが、2年経過して社員も成長していき、会社も徐々に良くなってきています。まだ道半ばですが、これからも精進していきます。 ある経営コンサルの先生の話ですが、会社というのは必ず衰退・消滅していくという宿命を背負っている。会社の経営者というのは、企業を存続・発展・維持させなければならないという使命を背負っている。会社経営というのは、この会社の宿命と経営者の使命との壮絶なる戦いであるという話が心に残っています。 今年創業100年を迎える会社には大手でいうとシャープ、大正製薬、西武鉄道、JTB、吉本興業等があるわけですが、全国で1854社があるそうです。大半は中小企業であると思います。会社が設立されましてから、30年存続する確率は0.025%という統計があります。10万社設立されて25社しか残らない。まして100年存続するというのは、奇跡的確率といえるのではないでしょうか。弊社の社員には、このことに対する自信と誇りと自覚を持っていきましょうと話をしました。 経済環境はまだまだ厳しく、変化をしていくと思いますが、環境変化に負けることなく、100年を迎えさせていただいた感謝の気持ちを忘れることなく未来に向かって、チャレンジしていきたい。 |
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板硝子協会(石村和彦会長)は、1月21日に東京・丸の内にある東京会館において、協会役員やや各委員会委員長やその委員らの出席の下、板硝子協会合同委員会を開催した。石村会長は冒頭に、「住宅エコポイントの普及に注力し、地球温暖化防止に貢献しつつこの長引く不況を皆さんと一緒になって乗り越えていきたい」(要旨別項)とあいさつした。 この後、建築委員会(市川公一委員長=旭)、輸送機材委員会(犀川泰彦委員長=日本板)、規格委員会(加藤勇委員長=セ社)、環境・技術委員会(前田浩一委員長=日本板)、税制委員会(金子惠治委員長=セ社)等の各委員会の委員長より、今抱えている問題や今後の方針を発表(内容については次号で紹介予定)。最後に来賓を代表して経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課・土橋秀義企画官が祝辞を述べた。また、合同委員会終了後、場所を12階・ロイヤルルームに移動して平成24年ガラス産業連合会(板硝子協会、硝子繊維協会、電気硝子工業会、(社)日本硝子製品工業会、日本ガラスびん協会、(社)ニューガラスフォーラムの6団体が加盟)の新年会も盛大に行われた。 ▽石村会長のあいさつ 厳しい状況が依然として続いている。建築業界については4月以降国内の指標はプラスに転じたが、10月以降はマイナス領域に戻った。慎重な状況が求められる。そのような中で、復興支援・住宅エコポイント制度が再開されたことは、我々にとって明るいニュースだ。 既築住宅の断熱化・省エネ化のための改築工事が広く一般に浸透してきていることは、皆さんも実感していることと思う。 私どもはこの制度の普及に注力し、地球温暖化防止に貢献しつつこの長引く不況をメーカー・流通・工事に係わる皆様とともに乗り越えて行きたい。 板硝子業界も低炭素循環型の持続可能な社会の実現と安全・安心の確保という大きな課題に全力で取り組み、エコガラス・薄板化による省エネ、原料から廃棄までのリサイクル、太陽電池カバーガラスなどによる創エネ、合わせガラスによる防災などを普及・推進に努めてきた。 今年は住宅建築物の省エネを進めるための省エネ基準の適合の義務化、新たな省エネ基準の設定、ゼロエネルギー住宅の推進などの活動に積極的に協力していく。自動車の分野ではかねてより主要課題となっていた国際的な整合性などにも配慮して活動していきたい。 板硝子協会、会員会社、関連団体の皆様には、さまざまな場所でこれらの課題に直面しつつ活動を進めていくと思われるが、それらを足かせとするのではなく、新たなビジネスチャンスと捉えて行動することによって板硝子業界全体が活力ある業界になっていくものと信じている。このためにもこれまで以上に、ここに参席されている皆様や関係省庁の皆様、さらにはガラス産業連合会の皆様や他業界との連携を強めて着実な取組を進めていきたい。 |
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関東甲信越板硝子卸商業組合(松本巌理事長)と東京都板硝子商工協同組合(永島光男理事長)は、1月19日、東京・千代田区にあるホテルルポール麹町において、合同の新年賀詞交歓会を開催した。今年で3回目となる合同新年会には、100名を超す会員らが集まり、華やかなムードの中で進められた。 ☆関東卸=▽板硝子協会▽AGCグラスプロダクツ▽日本板硝子ビルディングプロダクツ▽セントラル硝子東京▽ガーディアン・ジャパン・リミテッド▽ピー・ジェイ・エル・リミテッド |
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且R一(本社=東京都立川市曙町1−20−1、伊藤和枝社長)は、1月14日(金)午前10時20分より東京・日本橋三越本店にある三越劇場において、同社のお得意様など500名以上が集まり、盛大に三越劇場観劇会を開催した。 |
■旭硝子 石村社長が’12方針 必ず打ち「克」つ1年に(平成24年1月16日) |
旭硝子梶i本社=東京都)の石村和彦社長は、年頭のあいさつの中で、2012年度方針説明(要旨)を次のように発表した。 2012年度の世界経済は、欧州での財政・金融問題や長期化する米国経済の停滞の影響により、先を読むことが大変難しい状況にあります。これらに起因して新興国を含む世界の景気悪化が懸念されることに加え、FPD市場の構造変化や原燃材料コスト上昇などの環境変化が予想されます。 その一方で、原発事故を契機とした省エネへの関心の高まりや、スマートフォンなどの新しいディスプレイパネル市場の伸びなど、新たなビジネスチャンスも広がっています。 グループの成長基盤構築のためには、このような環境変化を捉えたGrow Beyond施策の着実な実行が不可欠であり、AGCグループは2012年を「環境変化に打ち克つ強い事業体質をつくりあげ、成長基盤の構築をしっかりと進める年」と位置付け、以下に定めた年度方針の実現に取り組んでいきます。 1.2012年度方針 @徹底的に体質強化に取り組む〜歩留・生産性・資産効率向上とコストダウン〜 ・歩留・生産性の向上によるコストダウン。 ・棚卸資産圧縮によるキャッシュフローの改善。 A狙いを定めた成長分野・新興地域への事業拡大を加速する。 ・当面注力する成長分野での事業拡大。 ◇ディスプレイ関連部材では、TFT・PDP用ガラス基板以外の新機能製品の事業拡大を推進する。 ◇環境関連事業分野では、省エネルギー製品と省エネルギーに貢献するプロセス技術の両面で事業拡大を加速する。 ・「第2のグローバリゼーション」の推進。 ◇既に投資を決定した新興地域では、着実にプロジェクトを実行に移すとともに、未進出地域の探索、及び戦略構築を継続する。 B新たな時代に向け、人材と組織の力を強化する ・体質強化の施策や事業開拓に向けた取り組みを支える、グループの人財および組織を強化する。 2.2012年度のキーワード 2011年「進」(更なる体質強化に取り組み、Grow Beyond施策を強力に推し進める) →2012年 「克」 2012年のAGCのキーワードは、「克」(英語:Overcome)です。 グループが直面する、経済情勢の悪化、市場の環境変化、成長分野での事業開拓の競争といった難局に必ず打ち「克」つ1年にします。 AGCグループメンバーには、創業精神「易きになじまず難きにつく」を胸に抱き、それぞれの職務で高い目標を掲げて、果敢に挑戦していくことを期待します。 一人ひとりの力強い取り組みを通して、この1年、グループが着実に成長することを信じています。 |
■三協立山アルミとの提携 進捗状況 パナソニック・足立グループ長に聞く(平成24年1月16日) |
パナソニック電工梶i本社=大阪府門真市、長榮周作社長)は三協立山アルミ梶i本社=富山県、藤木正和社長)と、昨年10月に省エネルギー型建材に関する共同開発契約を締結、共同で福島県の仮設住宅約百戸に断熱改修を無償で提供すると発表した。短工期、省施工で部分断熱改修可能な「内貼断熱パネル・窓システム」の開発やアレル物質を抑制するとともに、省エネ効果の高い「通風・換気システムの開発」を行い、2012年度中に商品化を目指すとしている。両社合算で年間100億円の売上増を目指しているという。 ――まず、両社の提携の進捗具合は。 足立 記者会見でも発表しましたが、両社推進リーダーが集まって原則1ケ月に1回リーダー会議を行っています。先日もその会議で富山に行ってきました。当社のリーダーを担当しているのが私です。三協立山さんでは、開発担当の本川透部長がリーダーを担当されています。各テーマの進捗確認や新規テーマについて検討していますが、ほぼ軌道化しつつあるという状況です。 ――「内貼断熱パネル」の開発経緯をお話下さい。 足立 もともとの発端はCO2削減の話です。 ――では、なぜ今回三協立山さんと共同開発しようということにつながったのか。 足立 私たちが目標として掲げたのは旧省エネ基準(昭和55年基準)で建てられた住宅を、部分的にではありますが断熱改修を行うことで、次世代省エネ基準(平成11年基準)に変えるということです。 ――先日の発表ではよくわからなかったのですが、「内貼断熱パネル」は、すでに販売されている商品ですか。 足立 今開発中の商品で早急に商品化に取り組んでいるところです。ですから商品名もこれからということになります。 ――福島県の仮設住宅を改修されたということですが。 足立 東日本大震災の仮設住宅の冬期断熱対策が急がれているのは皆さんご存知のことだと思います。 ――我々ガラス・サッシ業界の応援もお願いします。ありがとうございました。 |
■硝子業界 弊紙からの提言(平成24年1月16日) |
弊紙から提言をさせていただきたい。それは「異業種との差別化」を図ろうということだ。この休み中に日刊紙の広告欄やチラシを見ていると、DIY店や電気店の広告のところに「内窓」取り付けの広告が盛んに掲載されていた。震災以降の国民の省エネ意識の高まりと住宅エコポイントの延長で、一般ユーザーの窓に対する意識も高まってきた。そういう事情を背景にして、異業種にとっても窓業界は「美味しい市場」と映っているようだ。先日のYKK社の記者会見でも「MADOショップ」627店の内、半数がガラス・サッシ業界以外のところが加盟しているということだった(6面参照)。 |