住民避難させて不発弾処理終了11月17日 19時52分
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東京・北区で見つかった戦時中のものとみられる不発弾の処理作業が17日午前、周辺の住民およそ7000人を避難させて行われました。
東京・北区を流れる新河岸川の護岸の改修工事現場ではことし7月、太平洋戦争中にアメリカ軍が投下したとみられる長さ1メートル70センチ余り、重さおよそ1トンの不発弾が見つかりました。
これを処理するため17日午前9時半ごろから半径およそ500メートルの範囲で立ち入りが禁止され、住民およそ7000人が近くの小学校の体育館などに避難しました。
そして、午前11時過ぎに陸上自衛隊の不発弾処理隊によって起爆装置にあたる「信管」が取り外され安全確認の後、現場周辺への立ち入り制限が解除されました。
作業にあたった陸上自衛隊第102不発弾処理隊の中森勇処理班長は「不発弾の発見からこれまでの間、訓練を繰り返してきたので予定より早くスムーズに作業を終えることができた」と話していました。
外された「信管」は陸上自衛隊の施設で爆破処理されることになっています。
この不発弾処理の影響でJRは京浜東北線、湘南新宿ライン、宇都宮線、高崎線の一部区間で一時、運転を見合わせたほか、周辺の道路でも交通規制が行われました。