秘密保護法案:修正協議すり寄る「みんな」ほくそ笑む与党
毎日新聞 2013年11月15日 23時05分(最終更新 11月16日 00時35分)
維新もみんなの動向に神経をとがらせた。同日の修正協議では、維新の実務者が「昨夜の会食は何だ」と与党にくぎを刺し、特定秘密の指定を「原則30年」で解除するなどの与党提案も受け入れなかった。大口氏は「努力は認めてもらったが、さらに検討しないと」と述べるにとどめた。
みんなとの修正協議という「幸運」が舞い込んだ自民党内では「維新が混乱するなら、代わりにみんなが浮上するだけだ」(幹部)と強気な意見も出始めている。一方、維新側には「修正を丸のみさせないと賛成できない」と、与党に利用されて世論の批判を浴びることへの警戒感が根強い。幹部の一人は「みんなの党の案は緩い。ゆるゆるだ。自民はすぐにのむだろう。こちらは修正に応じてもらえなければ、堂々と反対する」と語った。