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MRSA院内感染で新生児死亡11月11日 18時18分
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岐阜県総合医療センターの新生児集中治療室に入っていた生後まもない赤ちゃんがことし8月、MRSA=「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」に感染して肺炎を起こして死亡し、病院は、院内感染が原因として新たな新生児の受け入れを中止しました。
病院によりますと、死亡したのは、ことし8月上旬に体重661グラムで生まれ、新生児集中治療室に入っていた男の赤ちゃんです。
この赤ちゃんは、入院後に肺炎を起こして治療を受けていましたが、8月28日に死亡し、その後、先月29日になって、病院の検査でMRSAによる肺炎と判明したということです。
病院は、赤ちゃんが亡くなったのは院内感染が原因だとして遺族に謝罪するとともに、今月6日から新たな新生児の受け入れを中止しました。
赤ちゃんは、死亡する前に行った検査でMRSAが検出されていたということで、岐阜県総合医療センターの渡辺佐知郎院長は「赤ちゃんが亡くなり申し訳ない。MRSAに一定の効果がある抗生物質を投与したが効果が出なかったので、担当の医師は当初、ほかの病気による肺炎を疑っていた」と説明しています。
この病院では、先月も2人の赤ちゃんがMRSAが原因の肺炎を発症したものの、快方に向かっているということです。
病院は今後、感染経路の特定を進め、再発防止策の策定を急ぐことにしています。
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