2013年11月15日23時12分
大阪市教委は、民間人校長の来春の採用について、計画していた35人の枠を減らす方針を固めた。応募者が前年より大幅に減り、このまま採用すれば質を保てないと判断した。面接の結果、22人を軸に調整を続けており、今月下旬の教育委員会議で決める。
外部人材の積極活用をめざす橋下市長の意を受け、市教委は今春、応募者928人から11人を採用。来春の採用に向け、募集要項で35人の枠を示したが、今回は143人しか応募がなかった。さらに校長によるセクハラ問題などを受け、市議会が大量採用に強く反発。やや厳しめに合格ラインを設定し、最終面接を終えた71人を成績順に並べてみたところ、22人しか水準に届かなかったという。
合格ラインは「まだ検討中」(担当者)だが、枠が減る分は校長の再任用や、当初34人としていた教頭からの内部採用枠を増やすなどして対応する。
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