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前回より続きます
この様な臨床試験を行う場合
医者、患者にはどんな治療が行われているか
隠しておく必要があります
何故か・・・
貴方は、この新しい薬に割り振られました
といえば、なんとなくよく効くのではないかと
思い、それが成績に影響すると考えられるからです
このあたりは以前も書きましたね・・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/koredeiino345/20054891.html
従って、犬が知っていたら・・・・
俺はこの薬が効いて、かなりよくなるんじゃない・・??
などと思うと成績に影響が・・・(-_-;)・・・
用量
ピモベンダンは0.4〜0.6mg/kg/day
ベナゼプリルは0.25〜0.5mg/kg/day
適宜増減しました
ピモペンダンなら、10kgの犬の場合、約5mg使用
しかし、製造元によるとヨーロッパ基準では
0.1~0.3mg/kg/dayとのこと
この論文の使用量の約半分
不思議なのはこの論文、ヨーロッパも含まれているのに・・・??
そして、併用薬も許されています
また、それまで治療を受けていた犬も登録可能です
ここは問題点です、後述します(口述ではありません(-_-;))
検査のスケジュールも書いています
心エコーと胸の写真は6ヶ月毎に撮る
そしてQOLはスコアリングによって評価しています
咳、食欲、呼吸・・・です
primary endpoint
死亡、安楽死、
primary endpointとはそれを比較するためにこの試験を
行っていますというもの
普通は第二、第三のendpointも示します
一つだけでは勿体無いでしょ・・・
Statistical Analysis(統計分析)
症例数計算
80%のパワー、50%の違いが両者にあると仮定して
それぞれ100-120例が必要
とされています
そしてドロップアウトを入れて130例が必要としています
ここは問題があるので後述します
この後はお決まりの文章が並びます
Wilcoxon’s signed-rank test
χ2 or Fisher’s exact test
A log-rank test
the Kaplan-Meier method ・・・・・
結果です
最初の図は実はここに入りますが、
やり方がわかりません・・・\(◎o◎)/!
ピモベンダン群は、従来僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全罹患犬の治療に一般的に使用されてきたACE阻害剤であるベナゼプリル群と比較して、試験開始時からの生存期間(生存期間中央値)を91%延長したことが示されました(ピモベンダン群267日、ベナゼプリル群140日、p=0.0099)。
単変量、多変量解析しHazard ratios (HR)を計算しています
単変量では
心拍数の低いもの、心不全の軽いもの、
Cavalier King Charles Spaniels (CKCS).
ピモペンダンでの治療が挙げられています
多変量解析では
クレアチニン、
Cavalier King Charles Spaniels (CKCS).
ピモベンダンが良かったと結論です
もともと悪い心臓では予後が悪いとなっています
このあたりの統計計算など細かい突っ込みは
ご遠慮ください(情けない・・・)
次回はこの論文の意味と問題点
今後の課題などとともに
心臓病治療についてです
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