自衛隊 過去最大の国際緊急援助隊派遣11月17日 4時11分
フィリピンの台風被害で、自衛隊は国際緊急援助隊としては過去最大の1000人を超える態勢で支援活動を行うことになり、派遣される3隻の艦艇のうち1隻が17日、広島県の呉基地を出港します。
自衛隊は、フィリピンに向け護衛艦「いせ」、輸送艦「おおすみ」、それに補給艦「とわだ」の3隻を順次、呉基地から出港させ、現地に部隊を派遣することにしています。
呉基地の沖合では、派遣に備え16日、護衛艦「いせ」の、空母のような広い甲板に、輸送活動に当たる3機のヘリコプターが着艦しました。
そして、17日は補給艦「とわだ」がほかの2隻に先立って、呉基地を出港することになっています。
また、18日には護衛艦「いせ」と輸送艦「おおすみ」も、医療支援に当たる隊員やヘリコプターなどを乗せて出港する見込みで、3隻は今月22日ごろ、被災地の沖合に到着する見通しです。
そして、すでに現地に到着している50人の隊員と合流し、フィリピン政府やアメリカ軍などと調整しながら、活動に当たることにしています。
自衛隊はこれらの艦艇とは別に、輸送機など10機を日本との間の支援物資の輸送に充てることにしていて、部隊の規模は1100人余りと、9年前に起きたスマトラ沖の巨大地震と津波で900人余りを派遣した際を上回り、国際緊急援助隊としては過去最大になります。
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