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　また、韓国では日本代表が新ユニホームを着用し、試合をすること自体を問題視している。１６日にオランダと対戦する国際親善試合（ベルギー）や来夏のブラジルＷ杯出場も「ダメ」だそうだ。

　韓国メディアは「競技場で政治的な意思表示は禁止されている」とし、ザックジャパンが新ユニホームで試合をすれば、国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）の制裁対象になる可能性があることを指摘。「日本を追放しろ」「東アジアの国々の怒りを買うことになるだろう」などと過激な意見まで飛び交っている。

　ただ、中央日報は識者の話として「国際舞台で戦犯旗を形象化したユニホームを着たと処罰するのは現実的に不可能だ。防ごうと思うのなら体系的かつ持続的にアプローチしなければならない」とのコメントも掲載している。

　韓国の過剰反応といえば、安倍晋三首相（５９）が「韓国はただの愚かな国」と発言したとの週刊文春最新号の記事が１５日、韓国のメディアで大きく取り上げられ、反発が広がっている。

　韓国与党セヌリ党は「安倍首相や側近が韓国政府をおとしめる発言を続ければ、韓日関係は困難に直面する」と指摘。民主党も「政府は迅速に事実関係を確認し、断固とした対応を取るべきだ」と主張した。

　聯合ニュースによると、１５日に東京都内で開かれた日韓・韓日協力委員会の会合に出席した韓国議員団も記事に抗議し、一部日程への参加を拒否。「日本政府は記事が韓日関係に及ぼす否定的影響を十分認識し、事実関係を直ちに明らかにせよ」との声明を発表した。

　菅義偉官房長官（６４）は記者会見で「（首相が）そんなこと言うわけはない」と否定。韓国外務省によると、日本外務省は外交ルートを通じ、記事の内容は事実ではないと説明し「無責任な週刊誌ではあるが、そのような記事が出たのは遺憾だ」と韓国側に伝えた。何ともお騒がせな国だ。

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