広島からFAとなった大竹寛投手(30)の獲得を目指す巨人で、原辰徳監督(55)の“口説き術”に期待が高まっている。交渉への直接出馬も辞さない構えを見せた指揮官が、ひそかに温めている言葉とは――。
指揮官の鼻息は荒い。原監督は「チームのためになるのであれば」と週明けにも行う大竹との交渉の席に自ら赴く考えがあるという。さらにあらかじめ用意している口説き文句もあるのだとか。
「それは『いい形で使ってやるから。俺に任せておけ』というものです」(チーム関係者)
何気ない言葉にも思えるが、これは今季途中に広島から加入した青木高広投手(31)に指揮官が最初にかけた言葉であった。
4月下旬に小野との交換トレードで巨人に入団した青木は昨年の開幕直前に左ひざ前十字靱帯と半月板を損傷し、リハビリに専念してシーズンを終了。1度も一軍での登板機会がないまま巨人に移籍した。それだけに「その言葉を監督から伝えられた青木は気持ちが非常に楽になったそうで、周囲に感謝の気持ちを漏らしています」(同関係者)という。
巨人移籍後の青木は当初、敗戦処理からスタート。だが勝負の夏場には信頼を得るようになり、試合の勝敗を分ける大事な場面にも登板するようになった。最終的には34試合の登板で5勝1敗、防御率2・87をマークしてチームのリーグ連覇に貢献した。
ここ2年は2桁勝利と安定した力を発揮している大竹も、それ以前は右肩痛で長期間投げられなかった。大竹にとって広島時代から兄貴分の青木だけに移籍直後のエピソードについて聞いている可能性は高い。そこでチーム内では「ここで原監督が青木の時と同じ言葉をかけてやれば、大竹もグッと心を動かす材料になるはずだ」という声が上がっているという。
大竹にはソフトバンクをはじめ複数球団が獲得に乗り出すなど、今オフFA組の目玉の一人となっている。来季先発投手陣の駒不足が懸念されている巨人にとって、ノドから手が出るほど欲しい選手。争奪戦の切り札となりそうな原監督の直接出馬と“口説き術”に期待が集まっている。

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東京スポーツ新聞社が運営する携帯サイト「東スポ芸能」で、AKB48の研究生・峯岸みなみ(20)が連載コラム「AKB48峯岸みなみの研究生じろじろリポート(略称じろリポ)」を担当。昇格を目指す研究生たちの素顔を紹介します。