ＤｅＮＡの池田球団社長が１６日、外国人先発投手の補強を明言した。この日、横須賀市のベイスターズ球場を二軍秋季練習の視察のため訪れた池田社長。ＦＡ補強は阪神・久保に狙いを定めているが、ここに来て阪神退団が決まったスタンリッジ、日本ハムを退団したウルフといった実績のある外国人先発にも触手を伸ばすという。

「来年はＣＳ（クライマックスシリーズ）に出ないといけない。そのための戦力補強をする。総額いくらとかではなく観客動員の伸びを考えて検討している。２ケタ勝てる外国人投手は必要」と池田社長。最下位脱出はしたものの、チーム防御率は１２球団ワーストの４・５０。３年連続で２ケタ勝利投手が出ておらず、先発の補強が何よりも必要となる。

“２冠王”ブランコを擁する攻撃陣は理想に近づきつつある。今季８勝のスタンリッジ、今季９勝のウルフどちらかを補強できれば戦力アップは確実。中畑監督にとって勝負の３年目に向け、ＤｅＮＡが戦力を整える。