史上最多のFA3選手獲りを目指すソフトバンクが16日、広島からFA権を行使した大竹寛投手(30)と広島市内のホテルで初交渉を行った。提示した条件は出来高を含めた最大総額でいえば10億円にも及ぶ変動制の4年契約。前日の中日・中田賢に続いて、ライバル球団に先んじる“速攻”で、手応えはありだ。巨人の存在が不気味ではあるが、日本一奪回の重要ピースとして最大級の評価でラブコールを送った。
昨季11勝、今季10勝と2年連続で2ケタ勝利を挙げた実績を持つ実力派右腕に、ソフトバンクは最大級の誠意を見せた。
4年契約で最大総額が10億円にも及ぶ大型契約を提示したと見られ、小川編成・育成部長は「ゲームを作ってリリーフにつなげることができる投手。条件的には本人にも納得してもらえる金額を提示させてもらった」と自信をのぞかせた。
本人は関東出身で九州は知らない土地柄。深い交友関係を持ったナインや首脳陣も「特にないです」(大竹)という。「土地の縁」「人の縁」に関しては“対立候補”に挙がっている巨人に分があるようにも見える。ただ、決め手について「自分を必要としてくれるかと、自分が挑戦したいと思える場所かということ」と話す右腕に熱意でぶつかった。条件面だけではなく「チームが勝つために、先発として大竹君の力が必要だ」とラブコール。日本一奪回に向けて欠かせないピースとして評価していることを訴えた。
2010年に右肩を痛めていることから、大竹が「大きいことではないかもしれないが大事なこと」という調整法についても、交渉の席で“満額回答”を提示した。「肩のケアに関して、春先は自分のペースでやりたいとの話だった。調整法については一任すると伝えています」(小川部長)。キャンプ地を始めとした施設面の充実についても伝えたという。
交渉を終えた大竹は「チームの方向性が勝利に向かっているというのを強く感じた。評価と気持ちは伝わってきました」と話した。巨人がどのような動きを見せるかが気になるところでもあるが、来季のV奪回が“義務”でもあるソフトバンクは絶対に負けるつもりはない。
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東京スポーツ新聞社が運営する携帯サイト「東スポ芸能」で、AKB48の研究生・峯岸みなみ(20)が連載コラム「AKB48峯岸みなみの研究生じろじろリポート(略称じろリポ)」を担当。昇格を目指す研究生たちの素顔を紹介します。