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【スポーツ】

日本 メダル決めた きょうブラジルに3−0なら金

2013年11月17日 紙面から

日本―ドミニカ 第1セット、スパイクを決める木村=東京体育館

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◇グラチャンバレー女子第4日 日本3−0ドミニカ共和国

 火の鳥ニッポン、四大大会36年ぶりの金メダルへ挑戦だ! バレーボールの各大陸選手権王者など6チームで争うワールドグランドチャンピオンズカップ女子大会第4日は16日、東京体育館で3試合を行い、世界ランキング3位の日本は推薦出場のドミニカ共和国(同8位)を3−0で下して3勝1敗、勝ち点9とし、2001年以来3大会ぶりのメダルを確定させた。17日の最終戦で、日本は4戦全勝の南米代表・ブラジル(同1位)と金メダルを懸けて対戦する。

 四大大会初出場の選手が半数の7人を占める新生・真鍋ジャパンが、歴史の扉に手をかけた。争う相手はロンドン五輪金メダルで、その準決勝で完敗を喫したブラジル。日本は17日、3−0で世界最強軍団を倒せば、歴史的快挙が実現する。そのおぜん立てがドミニカ共和国戦勝利。真鍋政義監督は「全員でベストを尽くします」と、観衆へ声高らかに誓った。

 ストレート勝ちか否か−。運命の分かれ道だった。1セットでも落とせば、ブラジルの優勝が最終日を待たずに決定。日本は2セット連取後の第3セットで攻撃のリズムが乱れた。一度は24−25でセットポイントを握られた。だが、相手のタッチネットに救われ、木村の強打で逆転。27−27から、最後はWS木村が2連続でスパイクをたたき込み、3大会ぶりのメダル確定とともに逆転優勝の望みをつかんだ。

 「ブラジルはミスが少ないチームだけど、全員が力を出し切ればいい試合になる」と木村。新戦術「MB1」についても「きょうはリオ(WS迫田)のライト側からのスパイクがノーブロックになって効いてるなと感じた」と自信を深めた。

 真鍋監督は「戦術がどこまで通用するかがテーマ。当然、勝ちにもこだわりたい」。2016年リオデジャネイロ五輪を見据え、その5年前から温めてきた「MB1」の成果に、金メダル以上の輝きを期待している。 (武藤康弘)

 

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